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2004/03/14(日)
動いている。
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1999年に 「カーニヴァルの夜」 というお芝居をやったときは ああ、これで何かが終わったな、という気がした。
「月曜日のキリン」「砂漠のワルツ」に続く 3部作が数年越しでやっと完結して、 1999年は何事もなく過ぎていきそうで、 「これからどうしようか」と、感じていたと思う。
それから5年ほどたった今 何か世界が「動いている」感覚が、私を包んでいる。 ただの時間の連続に過ぎない日常が、 突然物凄いリアリティを帯びて目の前にある。
動いている、動いている、動いている。
毎日がすごく大切、という感覚は 言葉でそう考えるものではなくて 細胞の一個一個に満ちてくるものなのだと思う。
呼んでいる、呼んでいる、呼んでいる。
何かを作りたい、のではなくて 作れ、と何かが私に告げる。 脳の中にイメージが降りてきて それを現実化するのが自分の仕事、という気がしてくる。
こういう ちょっとおかしいのではないか?という状態を 意図的に作り出すのは極めて難しい。 少なくとも、私にはそう思える。
そして、ふと気がつくと、世界は動いている。 そういう時期なのか、体調のせいか、 とにかく突然それはやってくる。
一番大きいのは「出会い」の力かもしれない。 今回のメンバーを、私は本当に素晴らしいと思う。 この日記でも、ただの稽古場日記ではなく、 少しずつ、彼らのことを書いていきたいと思う。
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