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2004/03/18(木)
イラストの人
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冨永茜さんはもともと 美術専攻の人である。
いろんな舞台に出ているので 「そうなんだ?!」と驚いてしまうのだが 芝居を始めたのは、実はわりと最近のことらしい。
初めてお会いしてお話したとき、 何枚もイラストを見せてもらった。
独特のキャラが、小さな画面の中で、 ユラ〜っと、ヌボ〜っと立っている。 はがきサイズの画面の中に、「ゆらゆら人の国」 とでも呼びたくなるような世界が広がっている。
ちなみに、別の現場でご一緒した時に彼女は、 「どんなタッチの絵でも描けますよ」と豪語していた。
と言っても、今の稽古場でも 「この中では、私が一番卓球がうまい」とか 「私にオセロで勝てる人はいない」とか豪語しており、 いわゆる<豪語マニア>ではないか?と言われていて 「どんなタッチの絵も」というのも正直よく分からない。
だけど、 別にそんなに器用である必要はないのに、と思う。
多分じゃんけんが凄く弱いので 悔しくて「器用な私」を演出しようとしている気がするが、 器用さが前面に出た絵は案外心に残らない、というのは 絵には素人の私でも、それなりに感じている。
ルソーとか、クレーとかが好きな私だが 冨永さんの絵も、結構好きだ。 少なくとも、記憶に残る。
冨永さんには、この芝居が終わるまでに 自分も含めた8人が登場する絵を描いてもらいたい。 けど、頼んだらきっとこの写真のような顔をして 「えー、私、女優だからなー」と言う気がする。
・・・この日記を読んでたら、お願いします!冨永さん。
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