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2004/04/08(木) グッチ修ちゃん
坂口君は今、
あちこちで引っ張りだこの人気者である。
毎月どこかの舞台に立っている。

最初にニュートラルに出てもらったのは5年以上
前だったか。あの頃から比べると、彼は随分変わった。

まず、以前にもましてしっかりした感じになった。
あと、状況として所属劇団が解散してなくなった。

前回クロムモリブデンの芝居に出ていた
奥田ワレタさんを見ても同じことを感じたのだけれど
どこの劇団にも所属せず、客演を続ける役者さんの
独特のスタンスというものが存在する。

いろんな劇団のやり方を体験し
いろんな演出家の演出を受けていく中で、
役者としてかなりいろんな部分が鍛えられると同時に
どうやらいろんなことがよく見えてくるらしい。

その見えていることを
例えば自分が所属する劇団があったなら
その作品に反映させていくことができるのだけれど
常に客演という立場であるが故に、なかなか
演出的なことにまで口を出すわけにもいかない。

そういうジレンマは
「どこにも所属しない」という選択肢とセットなので
まあ仕方がないといえば仕方がないわけで
けれどもこういうあちこちで鍛えられた人の意見は
宝塚とかに比べると競争も訓練も無い
生ぬるい小劇場の状況の中では貴重だと私は思う。

というわけで、今回の「音楽が呼んでいる」では
坂口君にかなり色々と意見してもらった。
もちろん最終的には納得できない意見もあったけれど
概してレベルの高い鋭い指摘が多かった気がする。

人間は立場によって変わる。
成長もすればダメにもなる。

どういうポジションに自分を置くか。
そのことに意識的になって張りつめて生きている感じ。
そういう感じが伝わってくるとき、
「プロ」という言葉が浮かぶ。

坂口君は確実にプロに近づいていると、今回思った。
プロの世界は怖い。その恐怖から何かを失うことなく、
頑張り続けて欲しいと思う今日この頃である。


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