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2004/05/21(金)
雨の日には、すべてが美しい。
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雨が降っている。
誰かと思い出を共有する。 共有する誰かと話をする。
そのことで、記憶の中から 自分がかつて生きていた時間が 輪郭をもって立ち上がってくる。
雨が降ると、匂いがする。 コンクリートやアスファルトに 覆い尽くされたわけではない 街の匂い、生きている匂い。
ひなびた食堂で食べる ランチやカフェ飯ではない、 昼ごはんの味にほっとする。
埃まみれだったり 薄汚れていたりする風景も 雨の日には光る水滴に飾られて。
こんな雨の日には 車を走らせながら 美しい季節を思い出しながら。
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