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2004/07/31(土) ライドバック!
今、楽しみにしているマンガは
カサハラテツロー「ライドバック」
小田扉「団地ともお」

今日は、「ライドバック」について。

先月末に発売された単行本第1巻を
たまたま書店で見つけて購入して、
電車の中で一気に読みきってしまい、
今月末の第2巻発売日がもう
待ち遠しくて待ち遠しくて・・・

ああ、ハリーポッターの新刊を
待っている人たちもきっと、
こんな気持ちなんだろうな〜。

その「ライドバック」は
一体どんな作品か?

バイクが変形してロボットになる。
レース用のマシンだったライドバックを
いきなり乗りこなしてしまう
天才ダンサーの少女。

ただ走るだけだったマシンが
彼女が乗ると、
まるで空中で踊っているよう。

舞台は、近未来の大学。
国連が発展した?「世界統治軍」が
自衛隊の代わりに日本を防衛し
それに反発する学生と警察の間で
往年の学園紛争のような事態が続いている。

最初、
キャンパスの中は普通に平和で
たまたま
ライドバックに試乗することになった
主人公の少女は
トラブルに巻き込まれた結果、
いきなりライドバックを乗りこなして
自分の才能に気づく。

これはもう、
なんと言ったらいいのか
「ガンダム」世代にとっては
「もう、たまらんですよこれは!」
と叫びたくなるような作品だ。

ロボットアニメの王道パターン。
友達と過ごす、普通の日常。
そこへ、突如侵入する敵。

主人公が
たまたま乗ることになるロボット。
やがて主人公は
ロボットを操って世界を救う羽目に。

ガンダムでは
主人公であるアムロ・レイが
なぜものすごいニュータイプになるのか
その理由は「たまたま」ということになるが、
ライドバックでは
そもそもマシンはバイクの発展形で
バイクと同様、身体の延長として
身体能力を拡大する道具として描かれている。

主人公の少女は
天才ダンサーであるが故に
ライドバックを踊るようなバランスで
乗りこなしてしまう。

面白い。
画面が気持ちいい。
そして展開が早い。

名作「寄生獣」の最初の頃のように
普通の学園生活が突如
ライドバックによる流れるような
アクションシーンへと変化して
ふっとまた、学園生活に戻ってゆく。

この、リズムが気持ちいい。
日常に突如侵入する非日常。
日常さえもが振動を始める。

こんなリズムで生きていきたい。

2004/07/29(木) 幸福すぎる!
ところで、なんだなんだ
「永遠の片想い」という映画は!
男が幸せすぎるじゃないか!

私の目的はたった一つ。
イ・ウンジュを見ることだった。

ところが、
あろうことかこの映画の主人公の男は、
イ・ウンジュといつも一緒にいる
もう一人の女の子に一目ぼれしてしまう。

さらに、イ・ウンジュのほうは
なぜかこの男を気に入ってしまい
目の前で男が友達のほうに告白して
がっかり&すねてしまう。

で、結局三人は、
三人でたびたび一緒に過ごすようになる。

なんて羨ましいんだ!

さらに男は、三人で過ごすうち
だんだんイ・ウンジュを好きになる。
こら!なめとんのか!
だったら最初から好きになれ!

まあ、韓国発ラブストーリーというのは
よく言われている通り、
昔の少女漫画的なご都合主義なので
心の中でツッコミながら観るのが楽しい。

ところで、
イ・ウンジュの友人役をやってる
ソン・イェジンという女優もまた
清楚としか言いようのない可憐さで
結構売れてきているらしい。

でもまあ
イ・ウンジュにノックアウトなので
「まあ、顔はかわいいけどね」
程度にしか思っていなかったのだが
いきなり、大どんでん返しが訪れた。

おとなしいソン・イェジンが
突然積極的になって唄いだす
というシーンがある。

ここで彼女は
リズムに合わせて両膝をまげて唄う。
ああ!このシーンはもう説明できない!

これを読んでいる女性は一度、
両膝をまげて節をとりながら
例えば「大きな古時計」なんかを
人前で唄ってみて欲しい。

たぶん、恥ずかしくて
30秒も続かないと思う。
そんなことができるのは
絶頂期の菊池桃子くらいか?

とにかく
このシーンのソン・イェジンは
奇跡的な可愛さで、
ここだけはイ・ウンジュじゃなくて
ソン・イェジンがメインだった。

にしても、
こんな二人と一緒に
毎日映画観たりお茶飲んだり旅行行ったり。
ちょっとそれは幸せすぎるだろう!

と画面に向かって何度も注意して、
思った以上に楽しめた映画でした。

2004/07/28(水) ノックアウト!
韓国映画「永遠の片想い」を観た。
予想通り女性だらけの客席の中で。

確かに「冬ソナ」は毎週観ているが、
別に私は、韓国発ラブストーリーが
大好き、というわけではない。

実は先週、「ブラザーフッド」という
あの「シュリ」の監督の新作を観た。

「シュリ」では南北問題を
「ロミオとジュリエット」的に描いて
「その手があったか!」と思わされたが、
「ブラザーフッド」では仲のいい兄弟を
南北に分裂させてしまう。

兄弟は最初、
無理矢理韓国軍に入れられるが
やがて久し振りに故郷に帰ってきた二人は
兄の婚約者が「赤狩り」によって
共産主義者と間違われて処刑される場面に
遭遇することになる。

二人は必死で兄の婚約者を守るが、
彼女は兄の目の前で、撃たれて死んでしまう!

・・・この、兄の婚約者を演じている
イ・ウンジュに打ちのめされてしまった。

最初、冒頭の幸福な時代の場面に
ちょっとだけ出てくる。

それからずっと戦争シーンで
彼女は全然出てこなくて
うわ〜心配だ心配だ〜
不幸になってたらどうしよ〜
とずっと心配してたら
再会シーンでやっと出てきて
ああ良かった不幸になってなくて
と思ったのも束の間、
いきなり赤狩りの奴らに捕まって
上記の通り殺されてしまう。

何で死んでしまったんだ!
許さん!お前ら皆殺しだ!

兄が復讐を誓うのは当然だ。
韓国軍の英雄である兄がこの事件をきっかけに
北朝鮮軍に寝返って強力な部隊を結成する。
兄弟が南北に分かれてしまうのだ。

この、物語の一番重要な部分の説得力が、
世界で一番素晴らしいイ・ウンジュを
キャスティングしたことによって、
一億万倍の無限大になるのである!

もうお分かりだろう。
「永遠の片想い」には、
イ・ウンジュが出ているのである!

2004/07/27(火) ユカイ号/ユーカイ号
手伝っていたクロムモリブデンの

楽屋や舞台の写真をバチバチ撮った。

別に公開するつもりもなくただの趣味で。




しかし今回は舞台美術が凄く気に入ってて

しかも思いのほかいい写真が撮れた。

すごくアップしたいのでアップします。

2004/07/26(月) 水と油
「水と油」を知ってるかい?

2004/07/25(日) 六甲アイランド、沈没。
先日、わけあって
夜の9時頃に六甲アイランドの
海岸沿いの公園に行った。

あたりはちょっと薄暗く
海に向かって歩いていくと
いきなり、足下でビチャンと音がした。

見下ろして、驚いた。
そこに波打ち際があったからだ。

右の写真を見て欲しい。

点々と続いていくランプは
海側の手すりに取り付けられていて
いつもどおりその手すりにもたれて
海を眺めるつもりだった。

ところが、手すりの下25%ほどは
既に水没して海の中である。

ランプの明かりが
公園に侵入する波を照らして
キラキラと光が揺れて美しい。

波は数メートル、公園の内側まで来ていて
それが、ずっと向こうまで続いていた。
大丈夫か?六甲アイランド。

だけど、予想外に
美しいものを見ることができた。
光の揺れは波と一緒に崩れ、形を変え
絶えず変化して目を楽しませてくれる。

海の中に立つ手すりと
点々と続くランプの光と
その光を反射する夜の海が
静かに、静かに、波の音の中にある。

ガイドブックに載らない、秘密の光景。

2004/07/24(土) 続・京都に行く。
京都に、特にアトリエ劇研のような
小さなハコに芝居を観に行くと
色んな人に会える。

関西でセンスbPの
私が最も尊敬するプロデューサー
志賀玲子様(様、と呼ばずにはいられない)。

山海塾のダンサー、岩下徹氏。

MONOの看板、水沼健氏は
流石に地元らしくラフすぎる格好で登場。

あと、見た事のある京都の役者さんが数人。

京都の人は
京都は狭い狭いとよく言うが
確かにそうかも、と今日は思った。

芝居が終ったあと、
ちょっと涼しくなった街を
ぶらぶらと一人で歩く。

一人でいる時には、
さほど孤独を感じない。

むしろ誰かと一緒にいて、
それが一番一緒にいたい誰かではない時のほうが
寂しさに襲われる。

遠く離れている時の辛さより、
すぐそばにいるのに遠く感じる時の辛さのほうが、
ダメージが大きい。

数日前に草野球の観戦をする羽目になって
それからなんだか、気分が沈んでいる。

昼間なら良かったのかもしれないが
だんだん薄暗くなって
ライトがついてナイターになって。

それほど親しくない者同士で構成されたチームが
ぼんやりした明かりの中で試合を続けている。
少ない観客も、心なしか無口になっていく。

見上げると、飛行機が飛んでいた。
その飛行機からこの球場を見下ろしている
もう一人の自分が見えた。

2004/07/23(金) 京都に行く。
先日、京都に行った。
久し振りに、アートスペース無門館
いや違った、アトリエ劇研に行った。

劇研という言葉で
大学を思い出す。
学生の町、京都。

アトリエ劇研には
永遠の学生が住んでいる。
なんとなく、そんな言葉が頭に浮かんだ。

劇が始まってみると
学生服を着た学生(中学生)の男どもの話で
ちょっとだけ驚いた。

観に行ったのは、五反田団だ。

クロムモリブデンの「ユカイ号」を観に来た
東京のお客さんから、「今、東京ではここが
面白い」という話を収集していくと、
みんなそれぞれ好みはあれど、ほぼ全員が
「ここは面白い」と言ったのが五反田団だという。

そんなわけで、観に行った。

2004/07/22(木) 雑誌、出してます。
実は、知る人ぞ知る事実ですが
写真のとおり、ニュートラルは
雑誌も出してます。

コンセプトは
[travel for life]

日本語に訳すと
「旅は道連れ、世は情け」なんだけど
この大沢[旅]日記ともリンクしてて
要するに、人生は旅ってことですね。

今月号の特集は
「美しきイスラム」ってことで
まあ、まだまだテロとかあって
危ないけど、イスラムは美しいから
危険を冒してでも行きましょうと。

いやむしろ、危険を冒すからこそ
美しさもひとしお、といった按配で。

通信販売もやってますんで
メールにてご注文下さい。
送料込みで一冊10ユーロです。
日本円では販売できません。

ということで、この写真は
森下君と冨永さんが
デート中に発見して
仲良く二人で写メールしてきてくれました。

ありがとう!
そしてこの雑誌の編集長の人!
気が合うかも知れないから、連絡下さい!

2004/07/21(水) 鹿を殺す。
昨日挙げた3劇団のほかに
若手で「鹿殺し」という劇団がある。
若いだけあって「青春胡散臭い系」
と呼びたくなるようなさわやかさだ。

路上でパフォーマンスとかやってるらしく
男全員上半身裸にサスペンダーで
鹿のかぶりもので登場するので
女子高生が大喜びするらしい。
さわやかだ。

それにしても、なぜ「鹿殺し」なんだ。
奈良公園出入り禁止間違いなしだ。
だけど、逆にぜひ奈良公園で
パフォーマンスやって欲しい。

鹿のかぶりもので一列に並んで歩いて
鹿と戯れて鹿せんべいあげたり
子どもから鹿せんべい巻き上げたり。

そういえば、私は羊が嫌いだ。

とある農業公園で弁当を広げたら
無数の羊が集まってきて生命の危険を感じたので
近くにいた数頭の羊を蹴り倒して避難した。

村上春樹の
「羊をめぐる冒険」という小説の中では
羊は邪悪なる意志の権化として描かれている。

あれはきっと、兵庫県在住だった村上氏が
六甲山牧場でやはり私と同じように鹿に囲まれて
あの笑っているようで笑ってない目を見て
戦慄とともに思いついた設定に違いない。

ということで、羊は嫌いだが鹿は好きだ。
鹿のような目をした女の子には、弱い。

7月絵日記の続き


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