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2004/07/01(木)
女の子。
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小劇場の芝居とか、ライブとか 客席にはいつも 基本的に若い女の子の姿ばかりが目立つ。
10年経っても、それは変わらないだろう。 ってことは、 10年前の女の子達は、一体どこへ行ったんだ?
彼女達もいつか、 こんな場所には来なくなり 一人で夜中にロックを聴くことなど 無くなっていくのかもしれないなぁ、 と思うと、 人間はみな、ほんのひとにぎりの、 小さな箱に入れた記憶だけを携えて 時間の中を移動していくわけで。
誰もがいろんなことを忘れていくし、 忘れないと生きていけない人々に向けて、 ただ時々、 無意識の底に埋められた棺の中に眠る、 あの時大切だった何かを思い出すための 作品を作ってみたい。
女の子は、いくら歳をとっても 心が女の子である限り女の子なのだと、 そういう意味で、たとえ老人になっても 女の子であり続けることは可能なのだと そう思いたい私がいる。
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