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2004/07/19(月) 女の子映画・ダークサイド篇
「ラブドガン」 宮崎あおい
「リアリズムの宿」 尾野真千子
「恋する幼虫」 新井亜樹

先週、上記の映画を3本
この順番で観た。

●ラブドガン

宮崎あおいは多分
私が最も好きなタイプの女の子である。
ちゅらさんの国仲涼子とか
とにかくあの手の顔に弱い。

しかし、国仲涼子と違って
宮崎あおいは
「ユリイカ」とか「害虫」とか
暗い話の暗い役が多い。

国仲涼子は
いつも元気で、いつも動いていて
向こうから話しかけてきて
気分を前向きにしてくれる。

宮崎あおいは
いつも一人でいて、どこか遠くを見ていて
突然大胆になって悪事を為し
気分を後ろ向きにしてくれる。

この二人の正反対に見える特徴は実は
一人の女の子の中に同居している。

そしてこういう魅力は今
女の子の中にこそ存在する。
男はただ、それに振り回されるのみだ。

●リアリズムの宿

あ!尾野真千子だ!と思った。

塩田明彦監督が「害虫」の前に撮った
低予算作品「ギプス」で
足にギプスをはめた佐伯日菜子の
下僕となる女の子を演じた女優さんだ。

つかこうへいの言うとおり
人間関係は基本的にすべてSMで
無罪モラトリアム=MM
勝訴ストリップ=SS
の椎名林檎をはじめとして
そのことを分かっている女の子は
すべからく暗い色気を隠し持っている。

尾野真千子もその一人だ。
監督はそれをよく分かっている。
バス停に暗い顔で立つ尾野真千子。
しかし、登場してすぐにフレームアウト。

しばらくすると、いきなりほぼ全裸で
海岸を走ってくる滅茶苦茶な再登場。

フツーに知り合ったばかりの男達と混浴し
バス停でいきなり別のバスに乗って去ってしまう。

暗い色気、というのは孤独のことだろうか。
それを忘れるためには、SMが必要なのか。

●恋する幼虫

この映画の中心はなんと言っても、
新井亜樹の顔である。

荒川良々とか松尾スズキとか
顔が良い役者も色々出ているけど
彼らの顔は既に少し見飽きた
ような気がする。

この新井亜樹という人は
井口監督の前作「クルシメさん」以外
何も出ていない気がする。

見慣れない、そして忘れられない顔だ。

最初は、なんか演技が下手な人だな、
位にしか感じない。ただただ素人くさい。

ところが、顔を傷つけられて以降
人格が攻撃的に変わってからの新井亜樹は
震えるほど良い。
誰にも真似できない、素晴らしい表情を見せる。

多分、演技力とかではなく
この人自身が持っている何かが
とてつもなく良いのである。
こういう女優さんもいるのだな、と感心する。

ちなみに、これまで述べてきた
3本の映画は、体裁上はすべて男が主人公になっている。

しかし、敢えてこれらを
女の子映画・ダークサイド篇3本立て
と呼ばせていただく。

それから、新井亜樹さんの表情は説明不能なので、
ネットで拾った画像をここに掲載させていただく。

基本的に自分の撮った写真しか載せないつもりなんだけど
そうじゃないものを出す時は、こんな風に説明を付けます。
あと、
こういう画像の日記への転載がネットルール上どうなのか
よくわからないので知ってる人はメールで教えて下さい。


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