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2004/07/25(日)
六甲アイランド、沈没。
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先日、わけあって 夜の9時頃に六甲アイランドの 海岸沿いの公園に行った。
あたりはちょっと薄暗く 海に向かって歩いていくと いきなり、足下でビチャンと音がした。
見下ろして、驚いた。 そこに波打ち際があったからだ。
右の写真を見て欲しい。
点々と続いていくランプは 海側の手すりに取り付けられていて いつもどおりその手すりにもたれて 海を眺めるつもりだった。
ところが、手すりの下25%ほどは 既に水没して海の中である。
ランプの明かりが 公園に侵入する波を照らして キラキラと光が揺れて美しい。
波は数メートル、公園の内側まで来ていて それが、ずっと向こうまで続いていた。 大丈夫か?六甲アイランド。
だけど、予想外に 美しいものを見ることができた。 光の揺れは波と一緒に崩れ、形を変え 絶えず変化して目を楽しませてくれる。
海の中に立つ手すりと 点々と続くランプの光と その光を反射する夜の海が 静かに、静かに、波の音の中にある。
ガイドブックに載らない、秘密の光景。
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