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2004/07/20(火) 胡散臭い。
クロムモリブデン、デス電所、ワイアー
の3劇団が組んで
9月3日〜7日に、HEPHALLにて
「東京」というユニット名で公演する。

ちなみに、最初の公演タイトルは
「屠殺場に美人」
という素敵なものだったらしいが、
ホール側からのご指導により
「ドレスを着た家畜が・・・」
というおとなしめなものに変わっている。

ということで、この3劇団は
関西における「胡散臭い系」である。
「胡散臭い系」とは何か?説明しよう。

関西の小劇場には今、
静かな演劇、シチュエーションコメディ、
そしてエンタメ系と、まあだいたい
3つくらいの流れがあるが
「胡散臭い系」はそのどれにも属さない。

東京ではもう
色んなわけわからん劇団もあって
分類不能なバラエティに富んでるらしいが
そんな中にあって、
大人計画とか、ナイロン100℃とか
阿佐ヶ谷スパイダースとか
胡散臭い人が一杯出てくる劇団を
私は勝手に「胡散臭い系」と呼んでいる。

アンチデオドラント
アンチファッショナブル
アンチソフィスティケイテッド

と言い切るのもどうかとは思うが
要は、若者達がだんだんみんなスッとして
ソツなくおしゃれでかっこよくて
一見胡散臭さというものが放逐された現代
ではあるけれど、実際人間の中味は
胡散臭くてドロドロしたままで
誰もがそれを隠していて隠されていて。

そういう部分を敢えてスタイリッシュな
演出とかで見せてしまう、ということを
やっているのが「胡散臭い系」なのだ。

胡散臭いことをスタイリッシュに?
ひねくれたやり方だ。
けど、ひねくれなくてどうする?
まっすぐに謳いあげてどうする?

2004/07/19(月) 女の子映画・ダークサイド篇
「ラブドガン」 宮崎あおい
「リアリズムの宿」 尾野真千子
「恋する幼虫」 新井亜樹

先週、上記の映画を3本
この順番で観た。

●ラブドガン

宮崎あおいは多分
私が最も好きなタイプの女の子である。
ちゅらさんの国仲涼子とか
とにかくあの手の顔に弱い。

しかし、国仲涼子と違って
宮崎あおいは
「ユリイカ」とか「害虫」とか
暗い話の暗い役が多い。

国仲涼子は
いつも元気で、いつも動いていて
向こうから話しかけてきて
気分を前向きにしてくれる。

宮崎あおいは
いつも一人でいて、どこか遠くを見ていて
突然大胆になって悪事を為し
気分を後ろ向きにしてくれる。

この二人の正反対に見える特徴は実は
一人の女の子の中に同居している。

そしてこういう魅力は今
女の子の中にこそ存在する。
男はただ、それに振り回されるのみだ。

●リアリズムの宿

あ!尾野真千子だ!と思った。

塩田明彦監督が「害虫」の前に撮った
低予算作品「ギプス」で
足にギプスをはめた佐伯日菜子の
下僕となる女の子を演じた女優さんだ。

つかこうへいの言うとおり
人間関係は基本的にすべてSMで
無罪モラトリアム=MM
勝訴ストリップ=SS
の椎名林檎をはじめとして
そのことを分かっている女の子は
すべからく暗い色気を隠し持っている。

尾野真千子もその一人だ。
監督はそれをよく分かっている。
バス停に暗い顔で立つ尾野真千子。
しかし、登場してすぐにフレームアウト。

しばらくすると、いきなりほぼ全裸で
海岸を走ってくる滅茶苦茶な再登場。

フツーに知り合ったばかりの男達と混浴し
バス停でいきなり別のバスに乗って去ってしまう。

暗い色気、というのは孤独のことだろうか。
それを忘れるためには、SMが必要なのか。

●恋する幼虫

この映画の中心はなんと言っても、
新井亜樹の顔である。

荒川良々とか松尾スズキとか
顔が良い役者も色々出ているけど
彼らの顔は既に少し見飽きた
ような気がする。

この新井亜樹という人は
井口監督の前作「クルシメさん」以外
何も出ていない気がする。

見慣れない、そして忘れられない顔だ。

最初は、なんか演技が下手な人だな、
位にしか感じない。ただただ素人くさい。

ところが、顔を傷つけられて以降
人格が攻撃的に変わってからの新井亜樹は
震えるほど良い。
誰にも真似できない、素晴らしい表情を見せる。

多分、演技力とかではなく
この人自身が持っている何かが
とてつもなく良いのである。
こういう女優さんもいるのだな、と感心する。

ちなみに、これまで述べてきた
3本の映画は、体裁上はすべて男が主人公になっている。

しかし、敢えてこれらを
女の子映画・ダークサイド篇3本立て
と呼ばせていただく。

それから、新井亜樹さんの表情は説明不能なので、
ネットで拾った画像をここに掲載させていただく。

基本的に自分の撮った写真しか載せないつもりなんだけど
そうじゃないものを出す時は、こんな風に説明を付けます。
あと、
こういう画像の日記への転載がネットルール上どうなのか
よくわからないので知ってる人はメールで教えて下さい。

2004/07/18(日) 1週間後。
1週間に1度更新すると宣言したので
1週間ギリギリのところで書いている。

が、ちょっと今は書く余裕が無い。
そういうこともあるだろうやはり。

明日は多分、ちゃんと書けると思う。
女の子映画・ダークサイド篇を
お届けする予定である。

キューティーハニー
下妻物語
スウィングガールズ
の3本がこの夏の
女の子映画・サニーサイド篇3本立。

だったとすると
ダークサイド篇とは?

2004/07/11(日) 愛し愛されて生きるのさ。
深夜のテレビで
ケータイの着メロランキングをやってて
小沢健二の「ラブリー」が2位に入っていた。

もう10年くらい前の曲だ。
それに、オリコンチャートで
1位になるような曲でもなかったはずなのに。

最近、復刊したものを足して
岡崎京子の単行本をすべて揃えた。
時々パラパラとページをめくると
「愛し愛されて生きるのさ」が
そのまま台詞で出てくる。

岡崎京子が事故に遭った時、
小沢健二も見舞いに駆けつけたそうだ。

最近どんどん作品が復刊されたり
新たに単行本化されたりするのは、
本人がかなり回復してきている
証拠なのだろう。

だけど、新作は出ない。
まだ、マンガは描けない状態なのだ。

それにしてもこの
「愛し愛されて生きるのさ」は
非常にシンプルながら
それまで誰も使わなかったフレーズで、
究極の幸福状態を示す言葉として
今も人々の心に残っていることを
着メロランキングの結果が示している。

例えば、今流行の
「世界の中心で、愛をさけぶ」
というタイトルは
ハーラン・エリスンの
「世界の中心で愛を叫んだけもの」
が元ネタで、確かにいいフレーズなので
音楽の世界では歌詞の一部とかに
以前から使われていた。

しかし、それをバーンと
メインタイトルに持ってくるのは
どういうつもりなんだろう?

確かに、インパクトのあるフレーズだし
元ネタの存在を知る人は少ないだろうから
川内倫子による美しい表紙の写真と
柴咲コウのあからさまな宣伝文句で
「売れるだろうな」という感じだったが
実際売れたのは出版社の作戦勝ちだろう。

HEPファイブのエレベーターの中で
女子高生が「世界の中心で・・・」は
柴咲コウが書いたと思い込んで「凄いな!」
とか話してたのも、やはり宣伝の結果だろう。

本当に作品が良いのなら、
できれば違うタイトルで勝負して欲しかった。

で、ちなみに今ネットで検索してみると
アニメのエヴァンゲリオンの最終回も
「世界の中心で愛を叫ぶ」だったらしい。
(この場合は、確信犯的な使用だろう)

てことは、かなり有名なフレーズってことだ。
なのに何故?と思ったら、実はもともと
作者の片山恭一氏の案は「恋するソクラテス」
だったのが、編集者の案のほうがインパクトが
大きいのでそっちが通ったらしい。

まあ、出版社も商売だし片山氏も無名だったから
そういうこともあり得るだろうし、なにより
ベストセラーになったんだから結果オーライだろう。

ただ知りたいのは、
片山氏が元ネタの存在を知っていて
エヴァンゲリオンのことも知っていて
その上でOKを出したのか?ということだ。

まあ、どうでもいいか。

久し振りに
オザケンの「LIFE」を聴いてみる。
一生に一度しか作れないような、奇跡的なアルバム。

愛し愛されて生きる、というフレーズを聴くと
ジョン・レノンとオノ・ヨーコを思い出す。
ジョンは死んだ。だからそれは永遠になった。

2004/07/10(土) それでも時間は過ぎていきます。
@どうして脚本家は、
 薄幸そうな女優が好きなのか?
Aどうして理想の結婚を演じる人たちほど、
 破綻して「結婚と恋愛は別」とか言い出すのか?

この二つを統合して
B生きることは、破壊と再生の連続である。
ということを書いた原稿が消滅したので、
このシリーズはまたいつか、続きを書く。

芝居とか映画とか
2時間くらいで終ってしまうものの中に
日常と破壊と再生をリアルに持ち込むのは
なかなか難しい。

長い時間の流れの中で
繰り返す小さな破壊と再生。
そして周期的に訪れる大きな破壊と再生。

そんな内面のドラマとは関係なく
時間は過ぎてゆく。

曽我さんが、
タラップから降りてきた旦那さんに
思いっきりキスしたのでびっくりした。

曽我さんのイメージとのギャップと
北朝鮮のような厳しい環境の中でも
公然とキスするのはOKなんだな、という驚き。

大歓声の中で
おどおどする娘達と、
大観衆に慣れた感じで手を振る
曽我さんとのギャップが寂しい。

生瀬勝久氏が
「今は、楽しんで生きるのがテーマ」
と言っていたが、それでは
以前は何がテーマだったのかを訊きたい。

人生を楽しくしたい。
生きてる時間を楽しみたい。
それは誰もが思うことだろう。

毎日が必死で
楽しむ余裕も無い時期
というのも、確かにあるだろう。

そこを過ぎて
余裕が出てきたからこそ
「楽しんで生きるのがテーマ」
ということになるのだろう。

この
「楽しんで生きるのがテーマ」
という発言は
「現場がいい。いつも現場にいたい」
という発言とセットになっている。

現場は、静かな時も騒がしい時も
いつでもその場の空気から
皮膚を通して緊張感を感じることができる。

宮崎あおいも
「現場にいることが一番幸せ」と言っている。
「いつも現場にいる時間を濃く過ごしたい
 って思うんです。
 いついられなくなるかも分からないし。
 そういう不安は多分ずっとあるから」

思えば、私がやってきたことも
「現場」を作ることに他ならない。
そして「現場」とは、終ってみれば
「場所」というより「時間」であったと思う。

暑くて夏バテ気味の毎日。
思考がまとまらないし、集中力が続かない。
けど、時間はどんどん過ぎてゆくので
次の「現場」に向けて、そっと走り出す。

2004/07/05(月) 破壊と再生A
ワイドショー講座は続く。
保坂尚輝と高岡早紀が離婚した。

どうしてテレビで仲良しCMをやってる
夫婦に限って、駄目になってしまうのか。

記者会見の席上で、保坂氏が怒っていた。
「火遊び」という表現はけしからん
という発言に、視聴者の支持率は7割だという。

え?なんで?
高岡早紀の方だって同じだったら?
お互い合意の上の「火遊び」だったとしたら
布袋氏の発言は全く正しい、ということになる。

つまり、いつでもどんな時でも
「視聴者」というのは例えば「火遊び」という
言葉そのものに反応して、事情も知らないのに
支持したりしなかったりするものなのだろう。

その後、保坂氏は
「相手がトム・クルーズならまだしも」みたいな
明らかに布袋氏の美しくない顔をこきおろす的な
発言をしていて、私的には「格好悪い」と思った。

誰の目から見ても
芸能人的に、アーチスト的に
才能があるのは保坂氏ではなく布袋氏である。
布袋氏の楽曲のいくつかは恐らく
10年20年後も残っていくであろうが
保坂氏がどんな素晴らしい仕事をしたのか
映画好きドラマ好きの私にも一切記憶が無い。

もちろん、才能があれば何をしても良い
というわけではない。
が、トム・クルーズと比べるというのは
なんとも哀しすぎる。

顔がよければいいのか男は?
顔がよければ勝ちなのか男は?
まだそんなことを信じているのか保坂。

その点、高岡早紀は素晴らしい。
女優として、
いくつかの素晴らしい仕事をしている。
料理が下手でも洗濯しなくても
役者としては保坂より段違いの器である。

むしろ哀しいのは今井美樹ではないか?
子どもを産んだ途端に「火遊び」されて。

いやいやいやいや。
こんな下世話なことを
書きたかったのではなくて
実は一番気になったのは保坂氏が
「やはり、結婚と恋愛は違う」と
なんだか大人な顔をして語ったことである。

どうも世の中
この「結婚と恋愛は別物」をつぶやくと
恋の裏表を知る大人、みたいな風潮があって
どうにも安易すぎる、と常々思っていた。

だいたいが、
結婚がゴールだとか
結婚したら安定するとか
そういう幻想が未だにまかり通っている。

結婚とは、「破壊と再生」である。
それは何度でも破壊される。
そして再び、恋愛を通過して再生する。

この「破壊と再生」に耐えるだけの
強い結びつきを感じた相手とこそ
結婚するべきであると、私は思う。

2004/07/04(日) 破壊と再生@
テレビをつけると山瀬まみが出てきて、
ワイドショー講座とかいうのが始まった。

野沢尚が自殺、でまず驚いた。
野沢尚は、豊川悦司のTVドラマ「青い鳥」や、
キムタクの「眠れる森」とかの脚本家である。
つまり、かなりの売れっ子である。

その上、小説を書き始めたらすぐに
「江戸川乱歩賞」とかも取ってしまって
いやあ順風満帆ですねぇ、とまわりは言うに
違いない経歴の持ち主である。

でも自殺した。
理由はまだ分かっていない。

伊丹十三とか、レスリーチャンとか
キャリア的にもまだまだこれからでしょ?
という人が、時々突然自殺してしまう。
それが本人にとっても「突然」だったのか
そうではなかったのかは分からないけれど。

私は、野沢尚のシナリオを
一冊だけ買って持っている。

それは「結婚前夜」という
NHKの地味なドラマで
NHKの5回連続ものというだけでも
地味なのに、さらに地味を加速したのは
主演が夏川結衣だったことだ。

この夏川結衣は前述の「青い鳥」で
トヨエツの相手役に大抜擢された人で
「青い鳥」というドラマは基本的に
トヨエツ&夏川結衣&鈴木杏の3人を
嫉妬に狂った佐野史郎が追いかける、
という話だったのだが
人気絶頂のトヨエツと、
ここから人気爆発していく鈴木杏の間で
夏川結衣は、確かに色気はあるけど地味
という印象だった気がする。

そんな彼女をしかし
野沢尚氏はかなり気に入っていたようで
「青い鳥」への大抜擢も然り。
そして主演ドラマ「結婚前夜」である。

で、ここまでけなしてきたようだが
では私はなぜ、この「結婚前夜」の
シナリオを買ったのか?

それは当然、凄く面白かったからである。
細やかさにあふれたいい台本で
しかも夏川結衣は今までになく
非常にナチュラルで繊細な演技を見せた。

脚本家が
気に入った女優のために
心を込めて書いた・・・
要するにこれは
非常に幸福な作品であった。

この夏川結衣はしかし
一見凄く幸薄そうである。

そして、幸薄そうというとすぐに思い出すのが、
脚本家・野島伸司の自分でも超えられない金字塔、
「高校教師」「人間・失格」「未成年」三部作の
ミューズ、桜井幸子である。

彼女もまた、大抜擢された女優であった。
ほぼ無名に近かったにもかかわらず、
「高校教師」の台本を読んでドタキャンした
観月ありさに代わってヒロインを務めた。

しかし、実際ふたを開けてみると
どう考えてもあのドラマのヒロインは
彼女以外にはありえないという出来栄えだった。
それはもう、ちゅらさんが国仲涼子以外
ありえないのと同じくらい絶対的なハマり方だった。

野島伸司自身、心の底からそう感じたのだろう。
だから、三部作のミューズに彼女を選んだ。

それにしてもその桜井幸子も、
幸子という名前にふさわしく、
本当に幸薄そうに笑う人なのである。

どうして脚本家の気に入る女優は
みんな幸薄そうなのか?やっぱり
放ってはおけない気持ちになるのだろうか?

なんだか野沢尚の自殺から
若干ずれてきてる気もするけど、
なんでこんなことを書いてるかというと、
その地味な作品「結婚前夜」のシナリオの帯には
台詞の一つが抜き出して載せてあったから。

それは、こんな台詞。

「大切なものを手に入れなきゃいけない時に
 手に入れなかったら・・・・・・それは、その時
 死んだってことです。それから先は、後悔
 ばかりの死んだ人生ってことです。」

2004/07/03(土) これからはアンナと言えば、荻野でも梅宮でもなく「土屋アンナ」だ。
今日は、映画を2本観た。
「ロストイントランスレーション」と「下妻物語」。

「ロスト・・・」のスカーレットヨハンソンは
何日か前に書いた「真珠の首飾りの少女」でも
主演していて、2本観て思ったのは
いろんな役ができる器用なヒトではないが、
ああいう味を出せる人が、実はなかなかいなくて
だから引っ張りだこなんだろうな、ということだ。

ああいう味、というのはひと言で言うと、
「どうしても、声をかけたくなってしまう女の子」
ということである。

別に誘っているとか、物欲しげとかではなく
むしろすましてて、何考えてるかわからない感じで。
この映画は、物凄く良かったとは言えないが、
忘れられないシーンがあった。

足を握る。
そんなのは、今まで見た事が無かった。
そして、今まで見た事の無い光景が映っている、
というだけでも、映画としては十分価値があると思う。

あと思ったのは、
女の子は、しっかりしてる部分と
しっかりしてない部分のバランスがとても大切
ということだ。これは、映画の中でも、現実の中でも。

続いて観たのが
最終日に間に合った!
観たくてたまらなかった「下妻」!

で、実は「ロスト・・・」を観る前に
「茶の味」という映画の予告編があって
そこに出ていた土屋アンナは
下妻のヤンキーアンナとは180度違う
普通の美少女の役をやっていた。

それが、下妻が始まると
おお!相原七瀬?みたいな見た目で
演技もなかなかイケてる。
さっきの「茶の味」の美少女はどこへ?
と目を丸くしてしまう変わりよう。

勿論主演は深キョンだが
深キョンより断然良い!
気に入った!土屋アンナ!
なんでもやってくれそうで、なおかつ美しい!
頭突きの思い切りのよさが最高!

もうこの土屋アンナを見てるだけで楽しい。
ギャグもだいたい田舎とヤンキーがらみで
土屋アンナがかなりおいしいところを持って行ってる。
これからどんどん役者として売り出していくのだろう。
そりゃあ売り出すわな、これだけの器だし。

とりあえず、「茶の味」も必ず観に行く。
それにしても、本当に日本映画が面白くなってきている。
若手の良い監督が増え、多くの作品が撮られている。
なんか不況だし、ひところは全然駄目だったのに、
いつの間にこんないい感じになってきたんだ?

2004/07/01(木) 女の子。
小劇場の芝居とか、ライブとか
客席にはいつも
基本的に若い女の子の姿ばかりが目立つ。

10年経っても、それは変わらないだろう。
ってことは、
10年前の女の子達は、一体どこへ行ったんだ?

彼女達もいつか、
こんな場所には来なくなり
一人で夜中にロックを聴くことなど
無くなっていくのかもしれないなぁ、
と思うと、
人間はみな、ほんのひとにぎりの、
小さな箱に入れた記憶だけを携えて
時間の中を移動していくわけで。

誰もがいろんなことを忘れていくし、
忘れないと生きていけない人々に向けて、
ただ時々、
無意識の底に埋められた棺の中に眠る、
あの時大切だった何かを思い出すための
作品を作ってみたい。

女の子は、いくら歳をとっても
心が女の子である限り女の子なのだと、
そういう意味で、たとえ老人になっても
女の子であり続けることは可能なのだと
そう思いたい私がいる。


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