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2004/08/25(水) 楽しいことしかやらない。
この先どれくらい生きるか分からないので
もう楽しいことしか基本的にやりたくない。

だけど1日は24時間で睡眠も必要なので
体が疲れてしまっては楽しめなくなるので

何を選択すべきか何がやりたいのか一体?
が問題である。色々やりたいことの中から
今を、時間をどう使うかを選択する毎日だ。

舞台作品は、復活してから2本やって
やっと見えてきた。

なんというか、気持ちが自由になった。
そして、次に何をやるべきかは
ものすごくクリアになってきている。

映像作品については、スキルを上げるべく
色々と試行錯誤している最中だけど
これもなんとなく見えてきた。

さらには、眠っていた機材を復活させ
部屋を昔のようにスタジオ化して
DTM体勢を整えた。

おお、これから数年間はきっと
かなり凄く楽しいぞ、と思ってたら
突然「役者やりませんか?」という話が来た。

役者?何年ぶりだろうか?
体を動かす?発声法?

齊藤孝の本は読んでるけど
実践はまったくしていない怠け者の私が
果たして舞台に立つことなどできるのだろうか?

しかし私は決意した。
楽しそうなのだから仕方が無い。
ちなみに本番は年末年始。東京公演のみである。

公演の詳細は、ボチボチ書いていくことにする。
とりあえず、1週間日記も書かずに悩んで
出演を決めたのでありました。

2004/08/18(水) マリンちゃん。
マリンちゃん。

それは、
昨日書いたユニット・ババロワのお芝居
『かさぶた』で、向田ミッチーさんが
演じていたキャラクターである。

これが、凄く良かった。

いつもはコント集的な作品をやっている
ババロワが、いつになくしっとりムードで
物語を展開しているにもかかわらず、
マリンちゃんだけはただ一人暴走して
わけの分からない笑いへまっしぐら!である。

マリンちゃんは自称ネットアイドルで
自分のファンである変てこな人たちを
自宅のガレージに集めてコンサートを
開いたりしている変な女の子である。

明るいブルーと白で統一された
何のコスプレ?と突っ込みたくなるような
確かにネットアイドルらしい衣装で
マリンちゃんが唄う!唄う!唄いまくる!

この歌の内容が最高で、久し振りに
笑いをこらえてお腹が痛くなった。

マリンちゃんは唄う。とにかく唄う。
なんでも歌にする。基本は海=マリン!

一番分かりやすい例えは
『うたう!大竜宮城』なんだけど
マイナーなTV番組だから
誰も知らないかも!

※ちなみに、
この『うたう!大竜宮城』は
最高な番組だった。
どこかで再放送してはくれまいか・・・

で、とにかく
いい加減な歌詞で
唄って踊るマリンちゃん!

いい加減な歌詞、というのは
えてして大して面白くないものだが
マリンちゃんの歌詞は、いい加減な
ようで実はきちんと作りこまれているので
ちゃんと笑えるし、ツボにはまると
止まらなくなります。

向田ミッチーさんがこれまで演じた
中でも、ベストと言える強度を持った
キャラクターであるような気がする。

今でも思い出して、笑えます。
またマリンちゃんの唄が聴きたい!

2004/08/17(火) 同窓会。
ニュートラルにも
出てもらったことのある
向田ミッチー倫子さん所属の
ユニット『ババロワ』の公演が
梅田HEP・FIVE8Fの
HEPホールであった。

同窓会で久し振りに
集まった人たちの話だった。

この、同窓会という設定は
誰もが一度は
書きたくなるものなのかも知れない。

ドラマが起こりやすい、
現在と過去を重ねることで
構成が作りやすいなど、
様々な利点があるからではなく、
この『同窓会』を通過しなければ
次に行けない、という時期が
誰にも訪れるような気がする。

私もそうだった。
何年か前に、書いた。
ノスタルジアに浸ることで
次に行こうとしていたのだと思う。

ただし現実には、
同窓会に出席したことは無い。
というよりむしろ、その知らせを
もらったことが無い。

これは、そもそも
誰も呼びかけないのか
あるいは私だけが無視されているのか。

わからないが、
印象的な同級生との再会、というのはある。

@大して仲良くなかった奴が
 いきなり訪ねて来たと思ったら
 アムウェイの洗剤の実演だった。

A昔はいつも目がうつろで
 タバコばかり吸ってた奴が
 プロ・サーファーになって
 すごくさわやかになって
 健康管理してプロテイン飲んでいた。

B友人が思いを寄せていた口数少ない美少女が
 子ども三人連れて完全におばちゃんになって
 「いやぁ!久し振りやねえ!」と近寄ってきた。

・・・まあ、こんなもんか。
誰にでもあるようなパターンだ。

別に同窓会があっても出たくは無いが
もしも昔好きだった女の子が
吉永小百合とか黒木瞳みたいに
歳をとっていっているのなら
それだけはこっそり見てみたい。

そういうサービスは無いやろうか。

2004/08/14(土) トンネルのむこう。
劇団青い鳥が
「シンデレラ・ファイナル」
をやるらしい。

観に行こうかどうか、迷っている。

風の旅団の人たちが
今も東京でテント芝居を
やってるらしい。

客席の頭上から
洋式便器に座って
「楽しいな、楽しいな」
と言いながら降りてくる男。

舞台中央の階段が左右に割れると
その下は水槽になっていて
向こうのほうまで続いていて
そこを泳いでやってくる男たち。

レストランのウエイトレスが
「ポテト付けますか?
 アフリカの飢えた子供達に
 ポテト付けますか?」
と、よろよろしながら客に尋ねる。

さらによろよろして
コーラ瓶を振り回して
「黒い雨降らしたろか?
 アフリカの飢えた子供達の上に
 黒い雨降らしたろか?」

女優は興奮すると
すぐに上半身脱いで叫びだし
男優は興奮すると
車に火をつけたり
舞台上に豚を連れてきたりする。

灯油の匂いと
水と火と花火と
肉体労働で鍛えた肉体。

みんな高学歴なのに
大学中退して日雇い労働者になって
それで金ためてテント芝居で全国を回る。

とにかく面白すぎる。
誰にも真似できない。
これはもう生き方の問題だ。

メジャーになろうとかいう意識は
たぶん1ミリも無い。
やりたいことが反権力だから
メジャーになりえない
ということを最初から悟っている。

ゴキブリコンビナートという
汚いモノ出しすぎて次々に
劇場から締め出されているらしい
あまり観たくない劇団があって
そこの主宰者が面白いことを言ってる。

青年団とかの「静かな演劇」は
あれはホワイトカラーの日常であって
そういう意味では我々は
ブルーカラーの日常を正しく描いている。
ブルーカラーはボソボソ喋らない。
現場では怒鳴っているように聞こえる。
それが当たり前の日常なのだ。

とまあ、だいたいこんな感じの話
だったと思う。

それからもう一つ。
演劇よりも先に袋小路に入り込んだ
現代美術のヒーロー・村上隆氏の発言。

(自分の作品が
 高値で取引されることについて)
もうね、最近どうでもいいんですよ。
なんかね、自分の作品は所詮
インテリの慰みものでしかないなと。
それはもういいから。
本当はアニメ作りたいんですよ。
宮崎駿さんの作品みたいに、本当にいいもの。
沢山の人に喜んでもらえるようなね。

「インテリの慰みもの」
という言葉が、何故か胸に突き刺さった。

そして、
「ボーリングフォーコロンバイン」で
巧みな作戦で、実際に全米のKマートでの
銃弾の販売を止めさせたマイケル・ムーア。

ドキュメンタリーのほうに
惹かれるようになったのは
何年前からか・・・

自分が今見たいものは何か?
目を凝らしてじっと闇を見つめる。

2004/08/13(金) フィッシュマンズ。
夏になると
TUBEとかサザンとか
山下達郎とか
どうしても聞こえてくる。

洋楽だと
レゲエとかダブとか。

で、自然と聴きたくなるのは
やっぱりフィッシュマンズだ。

ボーカルの佐藤伸治が死んだ後
フィッシュマンズの詩集が出て
速攻でレジに走った覚えがある。

大昔に忌野清志郎詩集
「エリーゼのために」
を買って以来のことだ。

最初は音が心地よくて
あんまり歌詞の意味とか
どうでもいい感じだった。

それが、
何度か聴いているうちに
少しずつ引っかかってきて
気になってきて
もしかしてこれは・・・
と思い始めた。

芝居でも
実はそういう作品がある。
後からじわじわと来る作品。
でも芝居はもう一度観られないから
記憶を何度も反芻する。

そういう芝居は少なくなった。
もう一度観たいと思うような作品が
少なくなった。

フィッシュマンズを聴きながら
これまで観た
忘れられない作品を思い出す。

断片が次々と飛来する。

今は何が失われているのか。
それは分かっている。
だからどうするべきかを
ずっと考えている。

2004/08/11(水) 花火。
みんなで金を出しあって
大量の花火を買い込んで
夜の浜辺へ車を走らせて

大きな奴に
火をつけて
盛り上がる

打ち上げ花火
ロケット花火
音と光が空へ

それから次に
吹き出し花火
ドラゴンとか

手で持つ奴は
お互い火花で
点火しあって

最後の最後は
線香花火、で
ひっそり終る

みんなが手に手に
小さな花火を持って
その光を見つめている

消えていく消えていく
儚い光

そのとき集まった人たちが
来年もまた
再び集まるかどうかは分からない

大量の花火も一夜で灰になる
美しい記憶だけを残して

2004/08/10(火) キューピー半島
知る人ぞ知る、
キューピーそっくりの半島。
観光地図にはちゃんと
この名前で載っている。

これは東側から見た姿だけど
西側から見るともっとすごい。
もうキューピーにしか見えない。

海の中で横たわる、巨大なキューピー。
キューピーは確かキューピッドだから
天使=聖なるものということになる。
ありがたさより、可愛さが勝るけど。

そんなほっこりとした島ともお別れ。
さよならキューピー。
行燈クラゲの海。

2004/08/09(月) 夏が過ぎてゆく。
原田宗典氏が言っていたが
時間の体感速度=1/自分の年齢
なんだそうである。

だから、歳を経るごとに
どんどんスピードが速くなっていく。

まあ、そうは言っても
子どもの頃は40日ほどあった夏休みも
大人になれば長くても10日程度で
その間にやるべきことが多すぎて
時間が足りないのは当たり前か。

砂浜に寝転んで、空を見ていた。
雲が流れていく。
少しずつ形を変えて。
何も考えずに、それを見ていた。

2004/08/08(日) 旅は短い。
人生も、また。

2004/08/07(土) 海の中。
天国を体験したことがある。

と言っても、臨死体験じゃない。
体験スキューバで10mほど潜った。

南国の海で
知ってる魚がまったくいなくて
すべての生き物が原色で見たことなくて
遠い水面の天井から
太陽の光が束になって差し込んできて
ここは天国に違いない、と思った。

臨死体験じゃないけど
水面下10mの海中で
体はいまだかつて無い状態
たぶんかなり危険な状態にあることを
察知してエンドルフィンを出していて
だから天国を感じたのかもしれない。

危険だからこそ得られる快楽。
でも、そんな危ない感じはまったく無く
ただただ美しく広がる原色の世界の中で
生きてて良かったと単純にそう思った。

8月絵日記の続き


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