ホームページ最新月全表示|携帯へURLを送る(i-modevodafoneEZweb

2004年8月
前の月 次の月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
最新の絵日記ダイジェスト
2006/10/22 大沢@旅日記、引越しました!
2006/09/09 大沢@旅日記、引越します。
2006/09/06 アンジェラ症候群。
2006/09/05 そう言えば、あの映画で。
2006/09/04 夏休みが終わり、学校が始まる。

直接移動: 200610 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200512 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200412 11 10 9 8 7 6 5 4 3 月 

2004/08/02(月) 団地ともお
最初に買った小田扉のマンガは
「そっと好かれる」だった。

帯のコピーは「なんか変。」
さらには小田扉のことを
「含み笑いの王様」と紹介していた。

微妙だな、と思った。

こういう場合、
本当に含み笑いできる確率は
かなり低い。

含み笑いさせようとして
わざと登場人物に変な行動をさせたり
ずっこけさせたりしている作品が多い。

しかし、小田扉は「本物」の一人だった。

コメディとはちょっと違うが
ちょっと常軌を外れた人を描かせたら
ちょっと凄かった華倫変を思い出した。
含み笑いの質は、しりあがり寿か。

・・・笑わせようとかいうのではなく
本当に作者の中に、
あるいは作者の体験の中に
ちょっと変な人が住んでいるのである。

これは
真似しようと思っても真似できない。

ピカソの例を持ち出すまでも無く
一番難しいのは大人の技術をもって
子どものように絵を描くことで
普通の大人には、
もう子どものように描くことはできない。

だけど、
小田扉の最新作「団地ともお」の
主人公ともおの思考回路は
どう考えても小学生のものだ。

凄い。凄いんだけど脱力する。
含み笑いして
子どもの頃を思い出したりする。
読んだ後、小さな幸せを感じる。

いい仕事してるな〜、小田扉!


 Copyright ©2003 FC2 Inc. All Rights Reserved.