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2004/09/09(木) ステップイントゥザリキッド
このところ、映画ばかり観ていた。
印象に残ったものについて、書く。

まずは、
「ステップイントゥザリキッド」と
「茶の味」を同じ日に続けて観た。

映画館で観て良かった!
気持ち良かった!

「ステップ・・・」は
サーフィンのドキュメンタリー映画である。

オープニングで画面いっぱいに波の映像が
スローモーションで流れる中、
小さくテロップが出る。

「NO CG ・・・」
「NO STANTS ・・・」

おお!カッコいい!

別にサーフィンはやらないが
サーフィン映画は大好きだ。
そういう人は結構いる。

映画は、世界各地の
色んなサーファーを紹介していく。

親子でサーファーとか
10年以上必ず毎日波に乗るおじさんとか
女性プロサーファーとか
車椅子サーファーとか
地元の子どもにサーフィンを教える兄弟とか
子どもサーファーとか

色んなタイプのサーファーが出てきて
彼らのかっこよさだけじゃなく
抱えてる問題や悩みなんかも
きちんと取り上げていて面白い。

一番印象に残ったのは「無冠の王者」

現在の世界チャンピオンから
「僕の次にはあいつの時代が来る」
と賞賛を贈られている若手の天才。

実際そのサーフィンを見ると
それまで画面に映っていた
どのサーファーとも違う。
一段別の次元に上ってしまったような
超絶技巧とも思える波乗りを
やすやすとこなしてしまう。

僕の隣に並んで座っていた
サーファーらしき4人組が
息を呑んで固まってしまったのが分かるくらい
凄まじいテクニックの連続だった。

なのに「無冠」。何故か?
現在のチャンピオンが言うには
「審査員が彼のサーフィンを理解できない」
のが理由だそうだ。新しすぎて。

そういうことは
どこの世界でもあるものだな、と思った。

自分の理解できるフォーマットから外れたものは
評価できない。評価しない。
まあ、それは当然だから仕方ないとして
問題はそういう人たちの意見が力を持ってしまう
ということだ。

大体が審査員というのは現役を退いた人だ。
現役を退いた人は、審査員とか講師とかになる。
講師として、歴史とか基礎技術とかを語るのは
それはまったく問題ないことだと思う。

だけど、審査員は別だ。
自分が現役として作れなくなった新しいものを
発見して正当に評価していかなければならない。

その能力が自分にあるのか?ということは
常に疑ってかからなければならないと思う。

作り手が自分が作るものに対して
「これでいいのか?」とギリギリまで悩む、
そのヒリヒリした感覚のほんの一部でも
審査する側も抱えていて欲しいものだ。

長くなったので、
大傑作「茶の味」については明日。


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