ホームページ最新月全表示|携帯へURLを送る(i-modevodafoneEZweb

2005年10月
前の月 次の月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
最新の絵日記ダイジェスト
2006/10/22 大沢@旅日記、引越しました!
2006/09/09 大沢@旅日記、引越します。
2006/09/06 アンジェラ症候群。
2006/09/05 そう言えば、あの映画で。
2006/09/04 夏休みが終わり、学校が始まる。

直接移動: 200610 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200512 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200412 11 10 9 8 7 6 5 4 3 月 

2005/10/19(水) イ・ウンジュのビデオを観る。
17日の日記に書いた、地上デジタル波放送について
興奮さめやらずのまま周りの人に喋りまくっていると
「でも、電化製品って5年くらいで買い替えるでしょ」
という人がいて、驚いた。

そうなのか、みんなそうなのか。
みんな5年くらいで買い替えてるのか?
だから電器屋は電器業界はあんなに次々と
シーズンごとに新製品を出して売って儲かってるのか?

DV以前にあった8ミリビデオのカメラや再生機は
今はどこにも見当たらない。カセットテープの再生機も
安いラジカセか、高級オーディオにしか残っていない。

テープからディスクへ。
ビデオテープも、やがては消えていくのだろうか。

話は突然変わるが、
イ・ウンジュの出演する映画を
どこかで特集上映でもするかとずっと待っていたのに
何も起こらないので、遂に未見の作品をビデオで観た。

「オーマイDJ!」という作品である。

現在「四月の雪」で
ペ・ヨンジュンと共演しているソン・イェジンが、
イ・ウンジュにとっては良きライバルであったと思う。
彼女たちのキャラクターは、ある意味対照的であった。

どこまでもまっすぐなソン・イェジンに比べて、
イ・ウンジュはいつもどこか屈折した役柄を演じていた。
笑っていても、ふと気がつくと、どこか寂しげな女性。
そういう役柄では、イ・ウンジュの右に出る者はいなかった。

ソン・イェジンのまっすぐさもとても眩しいが
イ・ウンジュがふとしたときに見せる、寂しげな表情には
まさに心臓を撃ち抜かれてしまう。ダメージを受けてしまう。
その寂しさは演技を超えて、イ・ウンジュ自身のものだからだ。

昼のソン・イェジンと、夜のイ・ウンジュ。
太陽のソン・イェジンと、月のイ・ウンジュ。

「オーマイDJ」でもまた、イ・ウンジュはそういう役である。
画面に出てきただけで、泣きそうになる。
彼女は本当は、この世にはもういないのだから。
だけどこらえて、画面を見つめる。

彼女はなかなか笑わない。
笑っても、その奥に寂しい顔を持っている。
寂しい顔の後、笑顔を見せるとほっとする。
雨の後に、晴れ間が射すように、天から世界が明るくなる。

彼女を笑わせるには、どうしたらいいのか?
きっとそればかり考えてしまうだろう。
画面の中の世界で、生きはじめてしまったとしたら。


 Copyright ©2003 FC2 Inc. All Rights Reserved.