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2005/10/03(月) ぴあフィルムフェスティバル
何だかんだ言って
PFFには結構足を運んでる。
あの監督のアマチュア時代の作品とか
なんとなく観てたりする。

今年の目的はただ一つ。
「運命じゃない人」の内田けんじ監督が
PFFに出品して賞を獲った作品。
「WEEKEND BLUES」

見終わった後、トイレに行くと
たぶん芸大あたりの学生であろう数人が
口々に「なんてよくできた脚本だ!」と
感嘆の声をあげて盛り上がっていた。

演劇の世界で
ヨーロッパ企画の上田誠君が出てきたのと
映画の世界で内田けんじ氏が出てきたのは
なんとなくつながっている気がする。

パズルの達人。
観客の予想を常に超えてゆく思考のスピード。
複雑なパズルが完成した瞬間の快感を、
観客も味わうことができる。

二人とも、新しい風が吹いてきたことを
感じさせてくれる才能だ。

対して今年のスカラシップ作品である
「水の花」は、演劇で言えば静かな芝居。
台詞はノート1ページにも満たないほど少なく、
登場人物たちの感情を行動のみで表現していく。

基本的に長回しが多く、
スパスパ編集していく内田けんじ作品とは対照的だが
巧妙さにおいては対等と思える部分も多く、
こちらも才能を感じさせてくれる作品だった。

再び、日本映画に才能が集まってきている。
二つの作品を観て、そんな印象を受けた。


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