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2005/10/05(水) 鉛乃文檎と楽市楽座・後編
最近の楽市楽座のキャスティングには
おぉっ?と驚かされることが多い。

キャリアがありながら、今まで
テント芝居に出たことの無いような人を
あえて引っ張り出そうとしているようだ。

中之島・剣先公園に忽然と現れる
舞台に天井の無い円形のテント・ラフレシア。

昨年は遊気舎の西田政彦氏が
そして今年は世界一団の平林之英氏が
テントの中で芝居をするのが新鮮だった。

実は今回、楽市からは私にも出演依頼が来ていて
もしかしたら平林氏と共演していたかもしれない
などと思いながら、ちょっとわくわくして観に行った。

噂に聞いていた「水上回り舞台」は
どういう仕組みになっているのかはよく分からないが
なめらかな回転がとても美しく、気持ちよかった。

その回る舞台の上で一番輝いていたのは、
やはり楽市の看板女優である佐野キリコさんだった。
京劇に登場するような「姫君」の衣装とメイクで
動きもまた京劇的に丁寧に作り込まれたもので、
安定感と華やかさがあって観ていて楽しかった。

平林氏も、舞台上でタップダンスをしたり
サックスを吹いたりと、多芸なところを披露して
西洋も東洋も中華も和食もごった煮の世界の果てで
一夜のお祭りに立ち会ったかのようなお芝居だった。

舞台や客席に風が吹いて、水が思いっきり使えて、
芝居が終わると速攻で宴会場になるところも含めて
テントっていいなあ、と改めて思った。

そもそも、テント芝居をする劇団は
長く続くところが多い。
テントを作る、という時点から気合が入っているし
拠点としていた劇場が無くなる、ということもない。

野外演劇祭は大阪名物として
長く続いていくかもしれない。

2005/10/04(火) 鉛乃文檎と楽市楽座・前編
阪神タイガースが優勝しても
街はほとんど盛り上がっていない。
優勝セールも、なんだかやる気が少なそうだ。
来年も優勝したら一体どうなってしまうのか。

人は毎年狂ったように盛り上がることはできない。
岸和田のだんじりに関わる人たち以外、不可能だ。

優勝するのが当たり前になってもしんどいと思う。
そのうち阪神もファン達も、勝ち続けていた頃の
巨人の気持ちが分かるようになるのかも知れない。
やっと関西人も、大人になる時が来たようである。

知ってる劇団がいつの間にか解散していた
という話を最近次々と耳にする。
関西エンタメ系の代表的劇団であった
ランニングシアターダッシュも解散するらしい。

劇団が誕生する数よりも
劇団が解散する数のほうが多い。
関西の劇団は確実に減ってきている。

そんな中で、ずっと芝居を続けてきている
二つの劇団の芝居を観た。

鉛乃文檎(なまりのぶんご、と読む)は、
武田操美さんの作品を上演する劇団だ。
私は舞台上の武田さんを観るといつも
渡辺えり子さんを思い出す。

今回の作品を観て思ったのは
鉛乃文檎は学園祭だ、ということである。
沖縄戦、をモチーフにしているあたり
なんとなく高校生的生真面目さが感じられる。

けれど一方で、突如、武田さん演じる
登場人物の妄想シーンが暴走して
シンデレラのパロディ?が延々と続く。
名作童話や昔話のパロディは
学園祭芝居の十八番と言ってもいいだろう。

劇団設立15周年だそうである。
その間ずっと、学園祭が続いているわけだ。
それは凄いことだと思う。
歳をとっても落ち着かず、
どんどんハチャメチャになっていって欲しいと思う。

2005/10/03(月) ぴあフィルムフェスティバル
何だかんだ言って
PFFには結構足を運んでる。
あの監督のアマチュア時代の作品とか
なんとなく観てたりする。

今年の目的はただ一つ。
「運命じゃない人」の内田けんじ監督が
PFFに出品して賞を獲った作品。
「WEEKEND BLUES」

見終わった後、トイレに行くと
たぶん芸大あたりの学生であろう数人が
口々に「なんてよくできた脚本だ!」と
感嘆の声をあげて盛り上がっていた。

演劇の世界で
ヨーロッパ企画の上田誠君が出てきたのと
映画の世界で内田けんじ氏が出てきたのは
なんとなくつながっている気がする。

パズルの達人。
観客の予想を常に超えてゆく思考のスピード。
複雑なパズルが完成した瞬間の快感を、
観客も味わうことができる。

二人とも、新しい風が吹いてきたことを
感じさせてくれる才能だ。

対して今年のスカラシップ作品である
「水の花」は、演劇で言えば静かな芝居。
台詞はノート1ページにも満たないほど少なく、
登場人物たちの感情を行動のみで表現していく。

基本的に長回しが多く、
スパスパ編集していく内田けんじ作品とは対照的だが
巧妙さにおいては対等と思える部分も多く、
こちらも才能を感じさせてくれる作品だった。

再び、日本映画に才能が集まってきている。
二つの作品を観て、そんな印象を受けた。

2005/10/02(日) マジック・コンビニ
クロムのチヒロ君の絵日記に
東京・中野の「マジック銭湯」のことが
詳細に記されている。

銭湯の番台さんが、マジックをする。
売り物の石鹸とかを消したりする。
腕前はプロ級で、テレビ出演も多数。

でも、本業は風呂屋の番台さん。
マジックの途中でも、お客さんが来ると
番台さんに戻って入湯料を受け取る。

では、コンビニの店員がマジシャンだったら
一体どういうことになるのであろうか?

ガム一個買うのに一万円札を出した時、
お釣りの千円札を目の前で
一枚、二枚と数えてくれたにもかかわらず、
客がその札を受け取って財布にしまう時には
一枚少なくなっているマジック!

カルビーのア・ラ・ポテトをレジに持っていくと
バーコードリーダーがピッと反応した途端
中身がポテリッチに変わってしまうマジック!

店に入った瞬間には3つ残っていて
客は自分だけなので安心していた特製肉まんが、
お茶とカップ麺を持ってレジまで来ると
一つも無くなっているマジック!

アイスキャンディーのガリガリ君が
いくら食べてもガリガリしないマジック!

コンビニなのに、
ぴあ関東版が置いてあるマジック!

ローソンなのに、
無印良品が置いてあるマジック!

そして店員は
自分がマジシャンであることを
決して明かさない。

大技のマジックは
深夜、客が一人しかいない時に
ふと気がつくと、店員が消えている。

店内の全ての商品が
前後が裏向けなって
陳列されている。

客は困って、レジの前に立ち
店員が戻って来るのを待つ。
ふと気配がして振り向くと、そこには
自分の顔をした店員が立っている。

気を失って
目覚めるとそこはトイレの中。
恐る恐る外に出てみると、
普通のコンビニの店内の光景が広がっている。

全ての商品は元通りになっている。
と思ったら、自分が買おうとした商品だけが
裏向けになって陳列棚に並んでいる。

2005/10/01(土) ボーグについて書く、これが最終回。
いや〜、かなり大量に写真撮ったんですが
全部載せていくともう1ヶ月以上かかるので
何枚か合体させたりしながらやってきました。

まだまだ載せてないのは色々あるんですが
まあこんなところかな、という感じがしてきたので
そろそろ終わりにしたいと思います。

公演の舞台写真については
恐らく近いうちに、シカタコウキ君の手によって
クロムのホームページ上で公開されるでしょう。

僕もプリントされたものを見せてもらいましたが
かなり面白い写真やいい写真が多いので、
クロム好きの方は楽しみに待っていてください。

で、最後は浅田さんと、クロムの看板女優
金沢スズちゃんとのツーショットです。
あ、下にいるのはたぶん、青木さんです。

青木さんの浅田さんの使い方は上手かったです。
細かい分析はここでは書きませんが、流石でした。

浅田さんは、いつか私の作品に出てもらいたいです。
いや、出てもらえるようにこれから努力します。

ちなみに、この日記で浅田ファンになった人は、
彼女の所属劇団であるエビス堂大交響楽団の公演も、
チェックして行ってみてはいかがでしょうか?

それから、板橋薔薇之介さんの所属する
京都のニットキャップシアターに対しては
「愛のテール」を再演するようみんなで要望しましょう。

倉田・遠山コンビの国民デパリも
東京でなんかやってることと思います。
東京出張の折には、公演予定をチェックしてみましょう。

あと、クロムの次回公演は来年9月ですが
それまでに月曜から本番の森下君をはじめ、
役者たちの客演が続くと思われます。

お気に入りの役者の客演情報は
クロムのHPで随時アップしてる模様です。
そのへんもチェックしてみて下さい。

で、そんなこんなしているうちに来年になって
クロムの新作「サルキュー」が始まりますよ!


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