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2005/11/27(日)
物質文明の終焉。
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モノより思い出、というコピーがある。 プライスレス、という言葉は大嘘だが 欲しいモノが、本当に無くなってきた。
思い出が欲しい、とか 思い出作り、とかいう発想はよく分からない。
思い出というのは、 ある体験が体内で自動的に思い出となるのであって、 欲したり作ったりするものではないという気がする。
例えば、旅に出たい、ということなら分かる。 旅の時間というのは、ほぼ間違いなく思い出化する。
そして、この旅こそが一番の贅沢である。 まとまった時間と金が必要になってくる。
たとえ全てが脳の中で起こっているとしても 音楽や映画や小説で、旅をする事ができたとしても 現実に体が移動する旅の持つ危険と未知数への期待が 私を魅了してやまない、今日この頃である。
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