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2005/12/18(日)
浅田真央と安藤美姫。
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毎日新聞「世界の真央、異次元」 朝日新聞「浅田真央、別世界の魅力」
「別世界」とか「異次元」とかいう表現が踊る。 なんと大袈裟な、と思う人もいるだろうが 決勝での彼女の演技を、TVでリアルタイムで 見た人々にとっては、納得の見出しであろう。
彼女が登場すると、 そこはもう「異次元」の「別世界」になってしまう。 新聞記者は、正直にその印象を言葉にしただけだ。
彼女を他の選手と 決定的に隔てているものは何か? 一つは「手足の細さ」、そしてあの「顔」だろう。
これまで、フィギュアスケートの選手といえば 手足ががっちりしてむっちりした体型というのが 特に日本の選手の場合の一般的なイメージだった。
ところが、浅田真央の手足は、棒切れのように細い。 どこに筋肉がついているのか?分からないくらい細い。 なのに、滑りも回転も安定している。筋肉が無いのに何故?
バレリーナのように細長い手足の彼女が 氷上であのような動きができるというのは どう見ても物理法則に反しているような気がしてくる。
さらには、筋肉が無い=トレーニングをしていない =努力をしていない感じがするにもかかわらず 次々と高等テクニックを繰り出す不思議さ。
そして、あの顔。 大きく驚いたように見開かれた瞳は 緊張しているのかいないのか、何を考えているのか。
2位のスルツカヤがノーミスで演技を終えた時も 他の選手が真剣な眼差しで見守る中、 何故か彼女が一人だけ、ニコニコ笑って見ていた。
明暗が分かれてしまったのは、安藤美姫だ。 これからは浅田真央時代になっていってしまうのか。 だとしたら、安藤美姫時代はとても短い。
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