ホームページ最新月全表示|携帯へURLを送る(i-modevodafoneEZweb

2005年12月
前の月 次の月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
最新の絵日記ダイジェスト
2006/10/22 大沢@旅日記、引越しました!
2006/09/09 大沢@旅日記、引越します。
2006/09/06 アンジェラ症候群。
2006/09/05 そう言えば、あの映画で。
2006/09/04 夏休みが終わり、学校が始まる。

直接移動: 200610 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200512 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200412 11 10 9 8 7 6 5 4 3 月 

2005/12/28(水) 女優、石原さとみ。
つかこうへい活動再開後の最高傑作は
冨田靖子&筧利夫版の「飛龍伝」であるが
その後、女優が牧瀬里穂、石田ひかり
と交代して、どんどん駄目になっていったという。

この「飛龍伝」を今上演するとして
主演にふさわしい女優は誰かと聞かれたら
石原さとみは、その最有力候補となるだろう。

大河ドラマ「義経」では静御前役に抜擢され
大人しく品があって可愛いからなのだろうと
うっかり簡単に考えていたが、義経と離れ離れに
なった後に見せるハイテンションな演技に驚いた。

侮れない女優である。
グリコのCMでへんてこな表情を披露している。

http://www.glico.co.jp/pocky/cm/index_p.htm

を見れば分かるが、このシリーズの主演は
柴咲コウ、妻夫木聡、そして石原さとみである。
彼女がどのように評価されてきているのか
今頃になって気付いた・・・。

テレビをつけると、石原さとみが出ていた。
番組名は「おじいちゃん・本当のことを聞かせて
〜石原さとみと小野田寛郎の戦争と平和を巡る旅」

あの、戦後30年近く、終戦を知らないまま
フィリピンの密林で暮らしていた小野田さんと、
戦争を知らない撮影当時18歳の石原さとみが、
小野田さんが訓練を受けた静岡の陸軍中野学校
二俣分校と、フィリピンに旅立つ直前の数日間を
過ごした沖縄を訪れて戦争を語る、という企画。

マスコミが嫌で、帰国後結局ブラジルに行って
あちらで農業を始めて暮らしていくことにした
小野田さんが、テレビに出て戦争のことを語る。
その相手役として、石原さとみが選ばれた事に
画面を見ながら、なんだかものすごく納得した。

彼女はなかなかに正直で率直な人間だ。
演技について、「涙を流す芝居をする時には
今までで一番悲しかったことを思い浮かべなさい」
と言われて、そんなに悲しかったことってないなぁ
私って幸せに暮らしてきているなぁ、と思いました
と答えるあたり、嘘の無い瞳に好感が持てる。

小野田さんの話は時折、想像を絶する。
けれど、目の前に本人がいて、喋っている。
日本に戻った当時の映像中の、小野田さんの表情と
現在の表情との落差に、とてつもないものを感じる。

それを、石原さとみが聴いている。
聴いてもやっぱり分からない、と漏らしながら
それでも思ったこと尋ね、答えに耳を傾けている。

彼女がそこにいるおかげで、小野田さんの話が何故か
遠いどこかのおとぎ話ではなく、
少しだけ身近な話に思えた。


 Copyright ©2003 FC2 Inc. All Rights Reserved.