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2005/03/25(金) ノブクニ君イチオシ、杏さゆり。
クロムのノブクニ君が
「現在活動するグラビア・アイドルの中で
 僕的に最もストライクなのが、彼女です」と
公言して
公表して
公開してはばからないのが「杏さゆり」である。

現在活動するグラビア・アイドルという職業の女性が
この世の中に一体どれくらい存在するのか知らないが、
ノブクニ君は日夜全てのグラビア・アイドルに眼を配り
あらゆる点を鑑みて出した結論が「杏さゆり」である。

写真を見てみよう。

確かに、可愛い。
可愛いが、可愛いだけなら、
世の中には「赤ちゃん」とか「ワンちゃん」とか
可愛さにおいて引けを取らない存在がある。

そう言えば、電車の吊り広告で見たが
アコムのCM犬、ミニチワワのくぅ〜ちゃんが
急死したそうである。冥福を祈りたい。

最近、ため息の出る訃報が続く。
可愛いものばかりが消えてゆく。

話を戻そう。

グラビア・アイドルを
グラビアというメディア、
つまり雑誌のカラー写真のページにおいて
人気を博している人だと
仮に定義してみよう。

確かに、赤ちゃんは可愛いが
グラビア・アイドルにはならない。
そしてさらに言えば、男性のグラビア・アイドル
というものは恐らく、存在していないように思う。

若い女性だけが、グラビア・アイドルになる。
というか、グラビア・アイドルという言葉の中には
最初から、若い女性しか含まれていないのである。
そして、彼女達を支持するのは、概ね男性である。

確かに、この杏さゆりという人のこの写真は
可愛い、という感想を呼び起こす。
可愛くないよこんな女、などと言う奴は
ただのあまのじゃくである。

しかし、人が赤ちゃんや犬に対して「可愛い」
と言う時、その赤ちゃんや犬の人格(犬格?)
は抜きにして、ただひたすら見た目とか動きに
関して、可愛いというコメントがなされている。

それと同じく、
グラビア・アイドルにも人格は存在しない。
見た目だけの世界。
そこでは常に「可愛い」の言い放題である。

赤ちゃんや犬を見るときには誰もが
「可愛い」と声に出して言うことを許されている。
そして実は、誰もが本当は可愛いものに対して
声を大にして「可愛い」と言いたいのだ。

道を歩いていて向こうからとんでもなく
可愛いひとが歩いてきた時には
「あなたは無茶苦茶可愛いですよ!」と
声を大にして叫びたいものなのだ。

けれど、もしも実際に叫んでしまったら、
白眼視されて自己嫌悪の渦に飲み込まれてしまう。

女性は道を行く赤ちゃんやワンちゃんに向かって
「可愛い」と大っぴらに叫んでも許されるが
男性は道を行く若い女性に向かって「可愛い」と
叫ぶことは、基本的に許されていない。

なぜなら、若い女性には人格が存在するからだ。
けれど男性にとっては、赤ちゃんやワンちゃんより
若い女性に対してこそ「可愛い」という気持ちが
沸き起こってくる場合が多いものなのである。

女性だけが「可愛い」と叫ぶことができる。
男性にとってはこれは、大きな不公平であろう。

そもそも男性は幼少時より、
可愛いものは女の子のものとして遠ざけられ
サンリオグッズにしろ何にしろ
男が買ったり身に付けることは恥とされてきた。

けれど、男性の中にも可愛いものを可愛いと思う
気持ちは存在するし、叫びたい時だってあるのだ。
そして、そんな哀しい人々の「可愛い」のために、
今日もグラビア・アイドルは働き続けるのである。

結論。
杏さゆりは可愛い。
だけど、どんな人かは分からないので
それ以上のことは何も言えないし思わない。

声とか、人格とかが
見た目の「可愛い」をさらに増幅するものなのか
そうではないのか。その点が、グラビア・アイドル
から別のメディアへと移行する際のポイントである。

果たしてこの先、
杏さゆりの声や人格に触れる機会があるのかどうか。
それはまだ分からない。
ただ、写真の中に彼女の「可愛さ」だけが存在する。


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