ホームページ最新月全表示|携帯へURLを送る(i-modevodafoneEZweb

2005年3月
前の月 次の月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
最新の絵日記ダイジェスト
2006/10/22 大沢@旅日記、引越しました!
2006/09/09 大沢@旅日記、引越します。
2006/09/06 アンジェラ症候群。
2006/09/05 そう言えば、あの映画で。
2006/09/04 夏休みが終わり、学校が始まる。

直接移動: 200610 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200512 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200412 11 10 9 8 7 6 5 4 3 月 

2005/03/30(水) 鳴門メエルシュトレエム
渦潮を見るなら、小型船に乗るのが一番だ。
天気が良かったので、久し振りに淡路島を抜けて四国へ。

四国は大好きだ。
去年初めて行って、食べ物が全て美味いので嬉しくなった。

海を見るのが好きで、海の音を聴くのが好きで
時々車を飛ばして浜辺を歩く習慣があるのだけれど、
去年、子供の頃以来、本当に久し振りに鳴門の渦を見て
ああ、これは時々見に来たいなぁ、と思うようになった。

渦には規則性がある。
ただ眺めていても分からないが、
真上から撮影すると、その規則性が分かるらしい。

風呂の栓を抜いた時にできる渦を、じっと眺める。
渦は、吸い込まれて行く、という感覚を呼び起こす。
日常では忘れてしまっている、めくるめく感覚。

ブラックホールに対する畏怖は、死への畏怖に似ている。
渦巻きの向こうには何があるのか?
その分からなさが、怖いような、懐かしいような。

ちなみに、メエルシュトレエムというのは
小説好きなら誰でも知っている
ポーの小説に出てくる「渦」のことである。

このエドガー・アラン・ポーという人の小説は
今読み返してみると、細かい描写などがなかなかに面白い。

ちなみに、これも有名な話だが
日本の小説家・江戸川乱歩の名前は
このポーから取った、というか漢字を当てたものである。

エドガー・アラン・ポー
江戸川乱歩

確かに、そのまんまである。

乱歩自身は、非常にオリジナリティのある作家だし
そんな名前をつける必要など無いとは思うのだけれど
有名になっても本名に戻したりしないところが良い。

それにしても、「渦」を眺めていると言葉を失う。
ただくるくるまわるだけなのに、神秘性を帯びてくる。
そんな「渦」の不思議さを味わうには、直接見るのが一番だ。


 Copyright ©2003 FC2 Inc. All Rights Reserved.