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2005/05/30(月) イ・ウンジュに、会いに行く。
「バンジージャンプする」と
「スカーレットレター」が
ほぼ同時に公開されている。

まずは、「バンジージャンプする」を観に行く。
これから観に行く人は、ネタバレするので注意。

「バンジージャンプする」は、妙な映画だ。
竹中直人が褒めていたので、妙だろうとは思っていたが
イ・ビョンホンが主演でこういう企画が通るところが
韓国映画の強みというか、面白いところである。

映画館に入ると、まわりのほとんどが
イ・ビョンホンに会いにきたおばさま達だ。
彼の本当に爽やかな笑顔を見ていると
「愛していると言ってくれ」の頃のトヨエツを思い出す。
苦悩する表情といい、「合コンで口数の少なかった奴
が、最終的にもてる」という法則の見本みたいだ。

イ・ウンジュを好きになってしまう
イ・ビョンホンに感情移入してしまう。
ところが、映画は突然、
本当に唐突に17年後へ飛ぶ。
イ・ウンジュは死んでしまっている。
回想シーンも少なく、全然出てこない。

ただ、時折、彼女の声が響く。
死んでしまった後も、彼女は存在し続ける。

これは、生まれ変わりを描いた映画だ。
しかも、ちょっと変わった形で。
予想を超えた事態に苦悩するイ・ビョンホンの表情が
後半を占める。観ているほうもストレスが溜まっていく。

ところが、最後に、
彼女の生まれ変わりとイ・ビョンホンは
手を取り合って崖からジャンプする。
また生まれ変わって出会うために。

この、最後の死のジャンプの後に
イ・ウンジュの声が響く。
死んでなお、あらゆる場所に存在するイ・ウンジュ。
僕は完全に、「本当に」死んでしまった彼女の
天国からの声としてそれを聴いていた。

そんな映画の見方をしたのは、初めてかもしれない。
作品の内容を超えて、イ・ウンジュだけを感じていた。


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