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2005/05/05(木)
一日に2本、芝居を観る。
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これも4月の話、最後の週末だったと思う。
まずは、JRで京都に向かう。 京都駅で地下鉄烏丸線に乗り換えて御池駅下車。 10分ほど歩いてARTCOMPLEX1928へ。
ユリイカ百貨店。最高である。 青い鳥や遊◎機械全自動シアターから芝居に接近した 人間としては、待ち望んでいた劇団の登場である。
と言っても、作・演出の「たみお」さんは相当若い 女性らしく、上記の2劇団を見たこと無いかもしれない。 見たことあるとしたら、少年王者館とベターポーヅ位か。
美術に対するこだわり、音に対するセンス。 そして、役者の動きの組み立て方さえもが美しい。 こういう人がもっと芝居の世界に来てくれたら、と思う。
この人は、このまま行けば芝居で食べていくことが できるのではないか?「うわぁ、京都の劇団だ!」と 心の中で呟いてしまうようなこだわりもちりばめつつ メジャーに持って行けるような強度も兼ね備えている。
・・・ああ、もう我ながら大絶賛である。 だが正直、京都の劇団で「2回観たい!」と思ったのは 今は亡き時空劇場以来だ。いくらでも褒め称えたい。
夕方から、予約をしていたテント芝居へと向かう。 労働者の街、神戸新開地・湊川公園の「唐組」だ。
ここの芝居は、全然変わらない。 が、やはり、野田秀樹や青い鳥が登場してきたのは 唐十郎の存在があったからだといつも実感する。
言葉遊びやイメージの連鎖で、会話やシーンが展開する。 登場人物全員が、「自分はこう思った感じた。だから こう行動するのだ!」と互いに自己主張しまくる。 それぞれの思い込みが野放し状態言いたい放題の世界だ。
この自由度はすごい。どうしてそんな展開になるのか? 多分その答はシンプルに、「面白いから」に決まっている。 その自由な世界を、役者たちも楽しんで演じている。 そして唐さんは、歳老いてもなおテントの舞台に立つ。
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