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2005/06/28(火) 鶏2万5000羽殺処分。
あれ?昔のクロムの舞台写真か?
と思ったら、現実の風景だった。

鳥インフルエンザが検出された
鶏を飼育していた養鶏場の
全ての鶏を殺してしまうらしい。

その数、2万5000羽。
全頭検査するわけでもなく
一つ屋根の下に住む鳥は
根こそぎ死あるのみである。

鶏に、鶏権は無いのか?
病気じゃない奴まで殺すな!
と叫ぶ鶏も無く、みんな
ガス室送りになるという。

怖い。
インフルエンザも恐ろしいけど
2万5000羽を処分するのも恐ろしい。
そして、突然その仕事を
やんなきゃならなくなった人達に同情する。

少なくとも彼らは、
しばらく鶏は食べられなくなるだろう。

こういう仕事があることは
「13歳のハローワーク」に
載っているだろうか?

汚れ仕事だけど
誰かがやらなきゃいけない仕事。
世の中にはそういう仕事がたくさんある。
ハローワークや求人誌には
あまり出ないけど。

髪や爪のデザイナーと
鶏を2万5000羽殺す仕事と
世の中には両方ある。
今は、デザイナーになりたい人
ばかりが多すぎる気がする。

デザイナーになるにはまず
1羽でいいから鶏を殺して
首を落として羽をむしって焼いて
感謝して感謝して食べてください。

人間が死なないために
殺されていった鶏たち。
その作業に携わった人たち。

2万5000という数字が大きすぎて
何度見返しても実感が湧かない。
それでは例えば、それら全ての鶏の顔写真を
新聞の見開きで載せれば実感が湧くだろうか。

分からない。
ただ思うのは、別にインフルエンザが無くても
その鳥たちはやがて全て人間のために
殺される運命にあったのだということ。

少し早くなっただけ、なのかも知れない。
そう考えてみても、やはり怖さは消えないが。


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