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最新の絵日記ダイジェスト
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2005/07/25(月) 私はカメラ小僧ではない。
最初に来た当時は
クロムのカメラ小僧と呼ばれていた。
しかし、「ボーグを脱げ!」の
チラシが完成して以降は、少し違う。

そんな
まわりの予想を超えた
上出来な仕事をしでかしてしまった
シカタコウキ君である。

なんか
クロムが好きでカメラ持ってる人。

情報が無いから
本当に最初はそういう印象だった。
持ってるカメラも
ちょっと古そうなアナログカメラで
「今流行ってるから持ってるのかな?」
とか思われていたはずだ。でも違った。

基本的に、バリバリデジタルに強い人である。
けれど、写真の写りや解像度に関しては
まだまだアナログに分があると、彼は見ている。
結構理論派で、こだわりの人、である。

そんなシカタ君だが、稽古場ではよく笑う。
本番に入っても、客席でよく笑っている。
世の中のクロム以外のものが全てつまらないので
クロムを見ているときだけ笑えるのさ僕は。
そんな笑い方である。
どんな笑い方だ。

とりあえず、クロムの宣伝美術には今
シカタ君がついているから大丈夫。
そんな安心感さえ与えてくれる、カメラ野郎である。

2005/07/24(日) この夏のおススメ。
稽古の帰りにコンビニ寄った際に、
ザネリちゃんに「この夏のおススメ」を教えてあげたら、
後から「これは絶対日記に載せるべきですよ!」
と言われたので、あまり人には教えたくないのだけれど、
今回特別に掲載する。

写真の2点である。
どちらもJR系コンビニ・ハートインで購入。
この二つを口に入れると、
結局食べ物の美味しさというのは、
素材の良さと塩加減/砂糖加減に尽きると感じる。

プリッツは、季節限定で発売された「えんどうまめ」
えんどう豆を19%も含んで昆布塩を使っている。
姉妹品の「えびしお」も、殻ごとすりつぶしたえびを
6%も練りこんで、沖縄石垣の塩を使っている。

2つとも、塩加減がなんとも言えず絶妙である。

飲み物は、フォーションのアップルティー。
これまでは、純水・午後の紅茶のストレートを愛飲
してきたが、このアップルティーにはかなわない。
現在日本国内で発売されている容器入り紅茶の中で、
間違い無く最高レベルの味。絶品。

これも、ヨーロッパ産アップルを使った甘さが絶妙。

いやあ、こんなものがコンビニで買えるなんて。
ただし、これだけおいしくても売り上げが伸びなければ
すぐ店頭から消えてしまうのがコンビニの残酷なところ。
その前にとりあえず一度ご賞味ください。おススメです。

2005/07/21(木) 私はアンドロイドではない。
写真右はザネリこと女優の重実百合。
そして、左が制作のノムミこと野崎恵。
最近のクロムモリブデンの公演に行くと
受付に彼女が立っている場合が多い。

受付の子が可愛いと「本当は女優だけど
今回はお休みなので受付を手伝ってるのかな?」
と思われがちだが、
彼女はクロムの舞台に立ったことは無い。

けれど実は以前、クロムではない別の芝居で
舞台に立ったことはあるらしい。
多分そのときの役は、アンドロイドに違いない。

というのも実は彼女は、
最近始まったウルトラマンシリーズの新作
「ウルトラマンマックス」に登場する
対怪獣防衛チーム「DASH」隊員である
アンドロイドの女の子にそっくりなのだ!

なんのことやらよくわからない人には
なんのことやらよくわからないだろうし
この日記はそういうことが多いのも事実で
「そっくり」というのも完全に私の主観だ。

気になる人は、土曜朝7:30〜放映中の
「ウルトラマンマックス」を観て欲しい。

今回は、「バルタン星人」「レッドキング」
「ゼットン」「エレキング」など、昔の怪獣が
登場するほか、監督も、日本映画界より
金子修介や三池崇史が登板し、なんと、あの
実相寺昭雄が担当する回もあるという!

すごい!
分からん人には何のことやら分からんだろうが
三池崇史なんか使って大丈夫なのか?
子供に不適切な暴力描写とか出てきそうだぞ?!

で、ノムミちゃんは
クリクリっと大きな目がその印象の中心にあって
その目を開いたまま、表情を動かさないまま
まっすぐにこちらを向いて話しかけてくる。
これが、マックスでアンドロイド役をやっている
女の子の演技とそっくりなのである。

機械のように純粋な心で、夏休みの少年のように
まっすぐに対象に向かう。
そんなノムミちゃんは、今日も絶好調だ!

2005/07/20(水) 林由美香、死す。
もともとアダルトビデオだった作品が
好評のため劇場公開されていて
それが無茶苦茶面白い、という話を
塚本さんから聞いて観に行った。

それが「由美香」だ。

その後も、本になったり
マンガになったり、高橋源一郎が
絶賛したりと色々あって
結局三部作となって全てが劇場公開された。

けれど、最初の、
監督・平野勝之と、女優・林由美香の
北海道自転車旅行ドキュメンタリーである
「由美香」のインパクトが絶大だった。
私の中では、革命的とさえ言える一作である。

その、林由美香が、死んだ。
部屋で死んでいるのが見つかったという。
死因はよく分かっていないが
自殺では?という憶測も流れている。

「由美香」では、絶頂期を過ぎた
元・アイドルAV女優、という扱いだったのが
作品の成功によって女優としての評価が高まり
主演作が次々に作られNHKのドラマにも出て
順風満帆だったはずが、突然の訃報である。

特に彼女のファンというわけではなかったが
「由美香」の突き抜けた存在感は忘れられない。
どうして死ななければならなかったのか。
また、女優が一人、この世から去ってしまった。

2005/07/19(火) いしだあゆみの驚異。
映画「姑獲鳥の夏」の予告編が
テレビなどで流れているが
このCMの終わり際に出てくる、
いしだあゆみが話題になっている。

それは「驚き」の演技である。
いしださんの驚きようが
あまりにもリアルでインパクトが強いため、
予告編の編集者も思わず
わざわざ最後に入れてしまったと思われる。

そもそも、驚きの演技というのは難易度が高い。
泣いたり笑ったり怒ったりというのは、
自分の気持ちの持って行き方や
相手役とのやり取りの中で
それなりに組み立てていくことができるが
驚き、というのはそうはいかない。

台本に書いてあって
既に分かっている事態に対して
さも初めてそれに出会ったかのように驚く
というのは、実は相当に難しい。

驚いた演技、というのは可能だが
本当に驚いて見せることは
原理的にほとんど不可能と言える。

ところが、姑獲鳥の夏のいしだあゆみは
それをやって見せている。
そして、その瞬間が映像に納められている。

じつはこれは、かなり貴重な事態である。
それを見るだけでも、価値がある気がする。
そして監督はなんと、あの実相寺昭雄!!!
・・・観に行くしかない。

2005/07/18(月) 真心と書いてシンシン。
昨日書いた結婚パーティーの
司会兼会計兼会場係をしていたのが
ジャイアント・グラミーの真心君である。

写真を見て分かるとおり、彼はいい奴である。
満月動物園の戒田君は、実は大変な悪人であるが
真心君は、見た目そのままの善人である。

会場となったバーの片隅で
ひっそり目立たず会計事務をしながら
時間が来ればマイクを持って司会進行し
客がグラスを割れば、すぐさま掃除してしまう。

熊みたいな人は、いい人が多い。
という定説を裏付けるような人物である。

そんな彼が出演する
ジャイアントグラミーの芝居が
先月HEPホールで上演されていたわけだが
彼は、なかなか仕事をしない殺し屋
という役どころで、見ていてイライラした。

早く撃てよ!スパッと!
と心の中で突っ込みながら、観ていた。
そもそも、彼に殺しなどできるわけがない!

結婚パーティーの片隅で、
2人の幸せをそっと見守る。
そんなさわやかないい人ぶりこそがよく似合う、
真心君なのである。

2005/07/17(日) 作・演出家と看板女優の結婚。
写真左は、
満月動物園の作・演出家
戒田竜治君である。

そして写真右は、
満月動物園の看板女優
河上由佳さんである。

2人は私の後輩で
この2月に結婚してすぐ
世界一周の旅に出発してしまい
先ごろようやく帰国して
今日、披露パーティーが開催された。

いつもアジアンテイストの
カラフルな服や小物を身に纏った河上さんと
いつでもどこでも照明の仕込ができるよう
グレーかカーキの服しか着ない戒田君が並ぶと、
モノクロとカラー?と目の錯覚を起こすような、
2人はそんなカップルである。

2人が新婚旅行の費用を貯めるため
1年間芝居を休んでいた満月動物園だが
結婚して勢いづいた今年からは
怒涛の上演ラッシュが続く。

8月、来年1月、5月、11月・・・

まるで芝居をどんどんやるために
結婚したかと思われるような2人であるが
結婚式はしなかったという。

けれどよく考えてみれば常日頃から
この夫は、妻に素敵な衣装を着せて
キレイな照明当てて人々に披露するという
芝居という奴を続けてきたわけで
それはもう何回も何回も何回も何回も
年がら年中結婚式だったようなものである。

1年中結婚式!1年中芝居三昧!
なんという幸せなカップルなのだろうか。
そんな彼らの作る芝居はしかし
いつも不幸が一杯!不幸な人が次々登場する。

人間、幸せすぎると、怖くなることがある。
突然襲い来る不幸の影に、怯えたりする。
そこで、先手を取って芝居の中で
不幸をどんどんやってしまおう!

不幸は芝居の中だけで。
福は内、鬼は外である。

実はそういう仕組みではないかと思うと
彼らの芝居を観に来るお客たちも
あんな不幸のオンパレードを眺めながら
我が身の幸せを思ってほっとしているのでは?
と思う今日この頃である。

それではこれからもっと幸せになって、
ますます不幸な作品を作るようになるのか?
今後が楽しみな2人なのである。

2005/07/16(土) 私は演出家ではない。
数日前のこの日記の
信国君の写真を真似している
青木さんである。

ところで最近青木さんは演出家を廃業し
作・お願い、と名乗っている。
お願い?・・・そんな仕事あったっけ?

詳しくはよく分からないが
想像するに多分それはこういうことである。

青木さんはまず、作家として台本を書く。
当て書きなので、誰がどの役をするかは決まってて、
頭の中で役者達に演技させながら、書き進めていく。

出来上がった台本を役者に渡す。
役者は台本を読み台詞を覚えて動き始める。
その演技が、作家としての青木さんの頭の中にあった
イメージよりも面白ければ、もはや演出はいらない。

ところが、なかなかそうはいかない。
青木さんは役者としても天才なので、
その青木さんの頭の中で動く役者達に
現実の役者はなかなか勝つことができない。

となると、演出家としての青木さんの作業は
作家としての自分がつくった役者達の演技に
現実の役者達を近づけていくことになってしまう。

正直、それではぜんぜん面白くない。
全てが自分の頭の中で完結してしまっていて
それなら青木さんが一人で台本朗読したほうが
面白いのでは?ということにさえなってしまう。

役者達は、青木さんの頭の中にあるイメージを
超えなければならない。超えるというか
全く違うベクトルのものを持ってくる必要がある。

新しいイメージは、台本の中には無い。
それは、役者の体内にある。
役について考え続ける集中力と
稽古場における瞬発力の中にある。

青木さんは、待っている。
役者の中から、新しいイメージが生まれるのを。
だから、「お願い」する。
「なんか面白いことやってくれよ〜」と、頼む。
役者はそれに応えなければならない。

お願い、と軽く言われたとしても、
役者にとってそれは、ナイフのような言葉である。
君には何ができるの?と言われているに等しい。

あるシーンをやる。
青木さんが止める。
「お願い!」と頼む。
それは、今やったことが面白くなかった、
ということでもある。

陽気な声で、
「じゃあもう一度やるから、お願い!」と
お茶目に頼む青木さんの目の奥には、
この写真のように怖い顔の青木さんがいる。

けれど、この怖い青木さんに萎縮していては
役者の負けである。
この怖い顔を笑わせてしまうほどの
猛烈な「ふざけ」や「遊び」を
今日も青木さんは待っているのである。

2005/07/15(金) 私には帰る家が無い。
歩く性欲というイメージが災いして
住む所が無くなったチヒロ君は
公園・神社・仏閣・友人の家・友人の実家・
友人の親戚の家・友人のおばあちゃんの家と
住む場所を選ばない。

今夜、広い寝室と大きなベッドで
風呂夕食テレビマッサージ付の夜を過ごし、
明日、風吹きすさぶ公園で
「失踪日記」の吾妻ひでおばりの生活を送る。

そんな流浪の民的日々を
芸の肥やしにしているかというと
全くそうではなくて、彼はマンガばかり読んでいる。

私が最初に稽古に行った日も
話題は岩明均の「ヒストリエ」のことだった。
彼の頭脳には膨大なマンガのストックがある。

そもそも彼は、いろんなことを面白がれる人である。
電車の中で変な行動を取る人がいると
多くの一般ピープルは顔をしかめるが
チヒロ君の目は輝きだす。
変な人の出現を、単純に面白がっているのだ。

どんなに困った状況でも、どんなにつまらない現実でも
少しでも面白いところを見つけて、笑いに変えてしまう。
それはやはり、才能である。

そんなチヒロ君の底力が発揮されるはずの
マンガストックが演技へと昇華されるはずの
クロム公演「ボーグを脱げ!」は、8月東京、9月大阪。
チヒロ君は今、秘策を練っているところである。

2005/07/14(木) 私はどれだけポテチを食べても太らない。
ポテチマスター、主食がポテチ、
差し入れには高級ポテチを!の
森下君である。

東京の人気劇団バーズアイビュウに
客演したところ、蓋を開けてみたら
主役扱いだった、森下君である。

今、HEPファイブの観覧車乗り場横の
HEPホールへと向かう階段の途中には
森下君のデカデカ顔写真つきのチラシが
貼り出しているところの、森下君である。

そんな森下君を
北朝鮮との交渉役に大抜擢!

食糧難で皆が飢えているという北朝鮮。
そもそも交渉の場にやってきた相手が
いいもの食べてそうな奴らだったら
そりゃあキレるよな。腹も減ってるし。

そこで、森下大使の出番だ。
どんな劇団とも仲良くなれる
交渉手腕を発揮して、大活躍!
秘書はもちろん、シカタコウキだ!

「日本人も、こんなに痩せ細っているのか」

なんだか親近感など湧いてしまったりして
一挙に核爆弾放棄!拉致被害者全員帰国!

そんな痩せ細った森下君が
資本主義の代表選手のごとき
ポテトチップスを主食としていることを
北朝鮮はまだ知らない。

7月絵日記の続き


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