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2005/07/19(火)
いしだあゆみの驚異。
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映画「姑獲鳥の夏」の予告編が テレビなどで流れているが このCMの終わり際に出てくる、 いしだあゆみが話題になっている。
それは「驚き」の演技である。 いしださんの驚きようが あまりにもリアルでインパクトが強いため、 予告編の編集者も思わず わざわざ最後に入れてしまったと思われる。
そもそも、驚きの演技というのは難易度が高い。 泣いたり笑ったり怒ったりというのは、 自分の気持ちの持って行き方や 相手役とのやり取りの中で それなりに組み立てていくことができるが 驚き、というのはそうはいかない。
台本に書いてあって 既に分かっている事態に対して さも初めてそれに出会ったかのように驚く というのは、実は相当に難しい。
驚いた演技、というのは可能だが 本当に驚いて見せることは 原理的にほとんど不可能と言える。
ところが、姑獲鳥の夏のいしだあゆみは それをやって見せている。 そして、その瞬間が映像に納められている。
じつはこれは、かなり貴重な事態である。 それを見るだけでも、価値がある気がする。 そして監督はなんと、あの実相寺昭雄!!! ・・・観に行くしかない。
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