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2005/08/31(水) 2005年、8月の終わり。
8月は、毎日日記を書いた。
開始以来、初めてかもしれない。

別に、毎日書かなくてもいいのだけれど
なんとなく、夏休みの宿題?みたいな
気持ちになって、書き続けてしまった。

夜には、秋の気配が漂う。

8月も終わるというのに、
スターウォーズも宇宙戦争もまだ観てない。
いや、宇宙戦争に関しては、観に行く気も無い。

六甲山頂から、夜空を見上げる。

星がよく見える。
ふと、今見えている光は、自分が生まれる前に
その星が放った光かもしれないと思ってしまう。

自分が生まれる前の時間、
自分が死んだ後の時間、を想像しはじめると
だんだんブラックホールに吸い込まれてゆく。
足下の地面が無くなるような感覚に襲われる。

見下ろすと神戸の夜景が広がる。
人工的な光の広がりは、美しく瞬いている。
それを見ていると、何故だかほっとする。
誰もいない宇宙から、
人間の世界に帰ってきた気がする。

2005/08/30(火) 列車の中の、黒木瞳。
白い日傘、
白いワンピースの女性が
一人、海辺を歩いている。

点々と続く足跡。
海辺には彼女の姿しかなく、
聞こえるのは海の音だけ。

そんな彼女を発見して
目が離せなくなってしまう。
すると、ふと彼女がこちらを振り向いた。

ベニスに死す、という映画に
少女漫画から抜け出したような
とんでもない美少年が出てくるんだけど
Woooの車内吊り広告の黒木瞳は
それに匹敵するレベルだと思う。

誰かを狂わせ、破滅させるのに十分。

この写真では伝わらないのだけれど
車内で実物を見れば納得できると思う。
こういう表情は、なかなか出せない。

2005/08/29(月) ファンタジー万歳!
幻想万歳!妄想万歳!現実逃避万歳?

ファンタジー・ブームのお陰で
この秋は映画館に通う羽目になりそうだ。

ニコール・キッドマンの「奥様は魔女」は、
そもそも私が夢の中でずっと暖めてきた企画ですよ。
だって、今サマンサをやる女優といったら、
世界中探してもニコール以外考えられないっ!!!

さらにさらに、
なんと、クストリツァとバートンの新作を
同時に観ることができるなんて!!!
いや、クストリツァはファンタジー・ブームと
全く関係ないかもしれないけど
私にとっては最高のファンタジー作家なのだ!!!

ブームはどうでもいいけど
ブームのおかげであんな人やこんな人が
映画を撮りやすくなったってのはいいやな。
ブーム万歳!!!

それにしても「チョコレート工場」をバートンが・・・。
予告編のデップの顔見てるだけでわくわくしてくる!!!
で、シザーハンズ並みの映像世界復活!も嬉しいんだけど、
11月にはなんと、テリー・ギリアムの新作があああ!!!

同じくデップが出演しながらトラブル続きで
おクラ入りとなった「ドン・キホーテ」以来、
作品を作れなくなっているのでは?などと勝手に
想像していたが大間違い!作ってはりました!

その名も「ブラザーズ・グリム」・・・。
グリムだよグリム。ギリアムのグリム・・・。
口から泡が出そうだぁ!!!発狂する!助けて!

今、映画館に行くと
このあたりの予告編の連続パンチでもうクラクラです。
本編以上に予告編で盛り上がってしまう今日この頃。
嬉しすぎる楽しすぎる映画万歳!!!

いやぁ、
本当に心に残るファンタジーというのはねぇ
悪人が主人公でいい人がひどい目に遭って
絶世の美女が残酷で正義は悪を倒さないんですよ。

ていうか、正義とか悪とかもう関係ないんです。
みんな自分のルールで生きてるだけなんです。
社会のルールじゃなくて、あくまでも自分ルール。
その、自分ルール満開の世界が見たいんです。
とっても!!!心から!!!

2005/08/28(日) 電車の怪、ふたたび・・・。
JRの
新快速くらいの車両の
隣の車両へと続くドアの右斜め上に、
小さな「電光掲示板」がある。

情報が
発光ダイオードの文字となって
左から右へとどんどん流れてゆく。
示されるのは次の駅の表示だけでなく
キャンペーンの案内なども行っている。

電車に乗り込んでドアにもたれると
自然と視線の先に電光掲示板があった。
最初は何の表示もしていなかったが
やがて文字が流れ始めた。

雷旦雷旦雷旦雷旦雷旦雷旦雷旦雷旦・・・

雷旦・・・そんな言葉あっただろうか?
元旦に落ちる雷?
それは縁起がいいのか?悪いのか?

あまりのことに頭が混乱し始めた。
すると今度は、新たな文字が流れ始めた。

♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯・・・

♯?・・・さすがにそんな言葉は無い。
故障だ故障。点検ミスだきっと。
画面は再び「雷旦」の連続へと戻っている。
故障と分かっていても、少し不気味だ。

そう言えば、先日環状線で隣に座った
タンクトップ+半ズボン+スキンヘッドの
酔っ払いおじさん?おじいさん?は、
「携帯電話持ってると、幽霊が電波を
送ってくるから怖いぞ」と言っていた。

人間、よく分からないものに出会うと
なんとなく不安になったり
恐怖したりするものである。

ああそれにしても
異常現象が夏に多いのはやはり、
暑さで人も機械もおかしくなるせいだろうか?

夜風は、もうかなり心地いい。
もうすぐ、今年の夏も終わる。

2005/08/27(土) そして列車はゆく。
昨日の「髪の毛おばさん」の怪について、
昼食を食べながら「憑物落とし会議」が
始まった。

ちなみに、「姑獲鳥の夏」はまだ観に行けてない。

何の匂いを嗅いでいるのか?という話から
一挙に話はジャンプして、眠っているおばさんの
頭の中では、あれは髪の毛ではないのでは?
と言い出す者が出てきた。

「・・・彼女は、電話応対の仕事をしている。
仕事中は常に、ヘッドセットマイクをつけている。
きっと夢の中でも仕事をしていて、だから自分の
髪を鼻に近づけるのではなく、マイクとして
口の前に持っていっているのではあるまいか?」

・・・3分おきにかかってくる電話。
おばさんは夢の中で、営業用の声を出して
応対している。口は動いてはいないが、
心の中では明朗快活に喋っている・・・。

なんとなく、それが近いのではないか?
それだとまあなんとか納得できるかな?
いやいやもうそれにしておこう!ということで
「髪の毛おばさん」の謎は、解決へと向かった。

答えを出した者曰く
「世の中に、不思議な事など何も無いのだよ」
いやいや、結構不思議な事だらけですって・・・。

2005/08/26(金) 髪の毛は何の香り?
電車の端の席に座っていた。
目の前には眠り続ける黒髪のおばさん。
姿勢がよく、背筋がぴんと伸びて
両手はひざの上に揃えて置いてある。

と、突然おばさんの手が動いたかと思うと
自分の髪の毛をつまんで鼻に近づけた!
・・・そのまましばらく静止。
やがて約3秒後に、全ては元に戻った。

一見、何事も無かったような列車内。
だが、何かが少し違う。空間が歪んでいる。

と、再び眠るおばさんの手が動いた!
またもや髪の毛をつまんで自分の鼻へ!
・・・約3秒後、音も無く原状復帰。
まわりの誰もそれに気に留めている様子は無い。

寝ぼけているのか?夢の中では髪の毛はいい匂い?
あるいは焼肉を食べてきた帰りで、
髪の毛を洗う必要があるかを確認している?
だがどうしてそう何度も何度も何度も?

・・・分からない。
ただ、おばさんは僕が電車を降りるまで
規則的に同じ動きを繰り返していた。
多分僕が降りてからもずっと、続けていたに違いない。

眠るおばさん。
手だけが動いて髪の毛をつまんで鼻へ。
・・・その動きだけを見ていると
何故か不条理な世界に入り込んだような気分になった。

2005/08/25(木) フリッパーズ・テレビジョン(下)
画面には
山口達也&ともさかりえが映っていて
今さらこの二人が主演?と思っていたら
坂本九ちゃんの伝記?ドラマみたいで
山口達也が九ちゃんに見えない見えない。

山口達也といえばその昔
将来売れなくなりそうな順に
連ドラ主演をさせていくジャニーズの方針により、
TOKIOの中では比較的早く主演をやった
「部屋においでよ(うちにおいでよ)」を思い出す。

相手役は清水美砂。
この頃の清水美砂は本当に美しい。そして、
その後を継ぐポジションにいるのが麻生久美子だと
勝手に思っている今日この頃である。

チャンネルを変えると
資生堂の「一瞬も一生も美しく」というコピーが
目に飛び込んでくる。銀河鉄道の夜よろしく
「ほんとうのうつくしさ」を求めて色々な人に会う、
というコンセプトの番組が始まる。

いろんな人が出てきたが
印象に残ったのは後藤久美子とオノ・ヨーコ。

後藤久美子は、フランスで暮らし始めて既に10年!
「女優業に未練は無い」と言い切る彼女がカッコイイ。
もちろん、ジャッキー映画でヒロインまでやった
彼女が言うからこそ、かっこよく響くのであるが。

美しさとは?と聞かれて
笑顔とかゆとりのあることだとか
まあよくある意見が出てくるばかりだったのだけれど
オノ・ヨーコだけは違った。

「じゃあ醜いものって何?と考えたら
 それはやっぱり、世界を破壊する戦争だと思うのね。
 だから、それ以外のものはみんな美しいんじゃないかしら。」

・・・カッコイイ!
一人だけ発言のレベルが他の人と全然違う!
ジョンが惚れる訳だ。
そしてこの発言も、オノ・ヨーコだからこそ言える内容だった。

それにしても、ほんの2時間
チャンネルを切り替えてゆくだけでこんなに楽しめるなんて
テレビってやっぱりすごいなぁ、とちょっと感心。
まあ、たまに観るから面白いんだろうけど。

2005/08/24(水) フリッパーズ・テレビジョン(上)
しばらくの間、テレビといえば
マジレンジャーと仮面ライダー響鬼と
大河ドラマ「義経」しか観ていなかったので
たまにスイッチを入れるとちょっと新鮮である。

まず画面に映ったのは
TV版「いま、会いにゆきます」だったが
映画版に比べてキャストが全く気に入らなくて
だいたいミムラはどこがいいのか全然分からないし、
成宮寛貴に至ってはそもそも善人役をやること自体が
納得できないので、すぐさまチャンネルを変える。

するといきなり金髪のアンジェリーナ・ジョリーが!
そうそう!出てきたときは確かに金髪だった!
映画は5年前の「60セカンズ」。
この頃のアンジェリーナは本当に凄い。
「周りにどんな女がいても負ける気がしない」
という感じのオーラを放っている。

が、しばらくすると
目つきの悪い男どもばかりが画面に出てきたので
早々にチャンネルを変える。

行列のできる法律相談所では
出川哲朗がめちゃくちゃ可愛い奥さんの写真を
公開していて、みんなが騒いでいると
「最近キスしようとすると拒否される」と
告白してしまい、弁護士全員から
「奥さんは浮気している」とか言われてしまう。

まあそういうことをネタにされるんだから
芸人の奥さんになるのも大変だなぁ
と思いながらチャンネルを変えた。

(つづく)

2005/08/23(火) 椎名林檎あるいは戸川純。
NHKのポップジャムを
何気なく観ていると
いきなり東京事変の特集が始まった。

ライブ映像の曲と曲との間では
椎名林檎とベースの亀田誠治とギターの
昼海幹音の3人で東京観光ツアーに出かける、
という企画が進行する。

ライブの映像を見ると
やはり椎名林檎は「女優」だなあ、と思う。
一方の観光ツアーでは、普段の、
地味でおとなしい彼女を見ることができる。

浅草、東京タワー、相撲観戦と続いて
椎名林檎が一番心に残ったのは、
国技館で見た九重親方(元・千代の富士)だった。

着物姿の大きな背中に向かって、
「親方!」と呼びかけてみても振り向かない。
誰かが「親方は呼んでも振り向かないんだよ」と
教えたところ、彼女に突然霊感が降りてきて、
「親方は振り向かない・・・次の曲のタイトルは
それで行きましょう!」と嬉しそうに言い放つ。

日本語への特殊なこだわりや
フシギ少女具合、演技過剰なパフォーマンス、
そして狂気と冷静が同居する歌詞の世界など
80年代の戸川純を連想させる部分は多い。

戸川純も、普段は地味でおとなしかった。

椎名林檎の容姿は、戸川純よりはるかに
アイドル寄りだが、今はオタクであれなんであれ
可愛い女の子は街に溢れてしまっている。

自分を可愛く見せることは簡単だが
自分を椎名林檎や戸川純に見せることは難しい。
喋ればすぐにボロが出る。

そして、一緒にいて面白いのは間違いなく
椎名林檎や戸川純である。
次にどこへ行くのか分からない。
彼女たちは自分のベクトルを持っている。

だけど普段は地味でおとなしい。
ステージの上でだけ、爆発する。
そういうスタイルの人が、好きだ。

東京事変はどうやら最近、サウンドの要の
ギターとキーボードが抜けてしまったらしい。
残念ではあるが、椎名林檎を支える人は
今後まだまだ出てくることだろう。

だって、一緒にいると面白いに違いないから。

2005/08/22(月) スガシカオあるいはボニーピンク。
テレビから
フェアグランドアトラクションの曲が流れている。

Vo.のエディ・リーダーが来日しているのか?
と思って画面に目をやると
唄っていたのはボニーピンクだった。

なんという上手さ。
ここまで唄える人がいたのか、と息を呑んだ。
それからすぐさま
春に行ったスガシカオのコンサートを思い出した。

ビートルズの曲を
こんなに上手く唄える日本人がいたのか。
あの時も、同じような感想を抱いた。

画面の中では、
綾戸智絵とボニーピンクの対談が始まっていた。
日本人で歌が上手い人といえば、誰が浮かぶ?
という質問に、綾戸智絵は加藤登紀子、
ボニーピンクは岩崎宏美と答えていた。

それからボニーピンクのオリジナル曲が始まり
ありきたりすぎる楽曲に、途端に興味を失った。
さっきまでそこにいた、あの素晴らしい歌声の
エディ・リーダーはどこへ行ってしまったのか?

スガシカオにも、同じようなことを感じた。
歌の上手さでいえば、日本最高のレベルであることは
間違いない。本当に声がよくて、上手くて、聴かせる。
しかし、楽曲が弱い。3曲以上聴くと、だんだんどれも
同じように聴こえてくる。だからCDは買わない。

シンガーに徹すればいいのに、と思うけれど
ソングライターでもありたい、ということなのだろう。

スガシカオも、ボニーピンクも、
シンガーとしては本当に素晴らしいのだけれど
オリジナル曲を歌っているとむしろ
なかなかそのことが分かりにくくなってしまう。

難しいなあ、と思いながら
オリジナル曲を歌い続けるボニーピンクに
リモコンを向けてチャンネルを変える。

8月絵日記の続き


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