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最新の絵日記ダイジェスト
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2005/09/10(土) ボーグを脱げ!はじまる。
初日でした。

青木さんが楽しそうです。
青木さんが笑っています。

初日が無事開幕してほっとしたのか、
初日がいい出来だったので上機嫌なのか、

私も何回も観ていますが
東京公演より確実に面白くなりました。

何故クロムは何度観ても面白いのか?
それは、基本的に台本読んだだけでは
意味不明なシーンで構成されているからでしょう。

お話があって、起承転結があって
謎や課題があって、それが最後には解決して。
そういう作品は、一度観たら分かってしまいます。

分かっていても何度観ても泣けてきてしまう
アニメ「火垂るの墓」のような特例もありますが
大概は一度観て内容が分かってしまったら、
わざわざ繰り返し観ようとは思わないわけで。

青木さんの中には恐らく、色々な物語があるし
それら一つ一つは分かりやすいのかもしれません。
けれど青木さんは、自分の中の意味不明な暗闇から
目をそらさず、そこから作品を立ち上げていきます。

色々な物語が、一人の人間の中で同居しています。
意味がありそうでなかったり、なさそうであったり
矛盾していたり、無関係に見えて関係していたり
関係ないけど似てたり、似てるけど全然別物だったり。

そういう、人間の不思議さが丸出しの状態になってて
意味分からんからこそ何度も味わえるおかしさがあって
笑えて、胸騒ぎがして、全体としては洗練されてて。

関西にクロムがあって良かったな、と改めて思います。
そう思っている人はきっと、少なくないでしょう。

ちなみに、青木さんの横にいるのは○○○です。
○に当てはまる言葉を書いて応募していただければ
クロムの全ステージ通し券をプレゼントしないかも!?
毎回微妙に変わっていくその様を、とくとご覧あれ!

※1ステージだけ観ても、存分に楽しめます。

2005/09/08(木) 浅田百合子は、浅田百合子である。
のほほんブラブラとウメチカを歩いていると
向こうからやってくるタッチーの姿が見えて
ドキドキして通り過ぎるのを見守ってしまった。

タッチーこと田嶋杏子さんは
デス電所という劇団の女優さんで
はっきり言って大好きである。

小劇場の女優さんなんかは
梅田とか普通にそのへんを歩いていることが多い。
こっちは舞台を観てよく知っているつもりでも
向こうから見たら通行人Aに過ぎないので
ジロジロ見て不快感を与えないように気をつけている。

気をつけてはいるけど、やっぱりちょっと見てしまう。
だって私の中では、浜崎あゆみとかどうでもいいけど
タッチーはアイドルなんです、あゆなんかよりずっと!

・・・で、私の中では関西小劇場3大美人の一人で
ぜひ、ニュートラルに出演してもらいたくて、
以前に一度お会いしたこともある浅田百合子さんが、
今回のクロムに出演している。

青木作品に、浅田さんが出る。
これはもう手伝うしかあるまい、とは思ってはいたが、
いざ浅田さんが目の前で動くのを見ていると
もう何をやっても良い!すべてオッケー状態である。

おっと、これではいかん客観性に欠ける演出助手じゃなくて
ただのファンではないか、とは思うのだけれど、
良いものは良いのだから仕方ない、と開き直ってしまうほどに
浅田さんには、小劇場の枠に納まらないスター性がある。

そんな浅田さんの弱点は
以前「浅田百合子問題」三部作で書いたとおりなのであるが
東京公演を経て、かなりクロムに慣れてきた気がする。
不要な緊張が取れて、いい感じにいい気になってきている。

抜群の安定感と身体能力とスター性。
そして、その顔でストロング系の笑いをとりに行くのか?
という意外性。それらが、いい感じでいい気に発揮されつつ
ある。クロムがなんぼのもんじゃい!という感じである。

そんなあたりが、見ていて本当に楽しい。
楽しんでしまってダメ出しを忘れる。いかんいかん!

そもそもいくらスターとはいえ、ずっと稽古場で顔を
合わせていると、次第に慣れてくるものである。
浅田さんがクロムに慣れてきたのと同様に
私も浅田さんを見慣れてきて、バンバンダメを出さなければ。

あれ?ていうか、明日はもうHEPで本番?
うわあ、まだ浅田さんに何にも言ってないのに!!!
でも、何も言う必要が無いくらい、良いんです!
そんな浅田さんが唄って踊って走って暴れまくる
クロムモリブデン「ボーグを脱げ!」が始まります!

詳しくは、http://crome.jp/ まで!
そして、ぜひ劇場においでください!
あと、選挙にも行ってください!
そして、投票用紙に「浅田百合子」と書きましょう!

2005/09/07(水) 宮沢りえは、宮沢りえである。
そごう心斎橋本店が、新装開店する。
昔の心斎橋筋を再現したレトロ調のフロアを作って
ライカのカメラやギブソンのウクレレを売るという。

キャッチコピーは「なにわ遊覧百貨店」。
新生そごうの象徴となる店だけに
なかなか工夫を凝らしているようで、面白そうだ。

で、その広告に出ているのが、宮沢りえだ。

デビューしてから一気に上り詰めるまでの彼女は、本当に凄かった。
当時のCM画像をネットから拾ってみたが、確かに、
他にどれだけ可愛い子がいても目立ってしまうのが宮沢りえだった。

単に顔が整っているというだけではない、内面的な何かが、
彼女をそれまでのアイドルとは一線を画した存在にしていた。
人気絶頂時のヌード写真集発売など、パイオニア的な部分も多い。

正直、痩せてしまって心の底からガッカリしたのだけれど
幾多の挫折を経て辿り着いた最近の微妙な表情は
デビュー当時とは違った、不思議な魅力を放っている。

そんな彼女が、レトロ調に着物を着こなして
明るい表情でポーズをとっている。

既に若くはないし、昔のように突き抜けた明るさではない。
でも、色々あったけど、今も悪くない。結構いい感じだよ。
そんな彼女の歴史と、そごうの再出発を重ねたのだろうか。

見ていて色々考えてしまう、そんな広告だ。
そして、そんな味わいが感じられるのは、
そこに宮沢りえがいるからなのであった。

2005/09/06(火) 亀は意外と速く泳ぐ、は意外と面白い。
上野樹里という女優を初めて見たのは
昨年の傑作「ジョゼと虎と魚たち」だった。

彼女は、主人公二人の引き立て役ながら
「光り輝くような優等生だった女の子が
ふとしたことでおかしくなってしまう」
というちょっと難しい役をやっていて
かなり印象には残っていた。

その後の快進撃は、
やっぱりなぁという感じで、
「スウィングガールズ」とか
「サマータイムマシンブルース」とか
ほんわかしたコメディならこの人!
みたいな感じで主演作が続く。

そんなほんわかな作品たちの中でも
もっともほんわかワールドなのが
「亀は意外と速く泳ぐ」だろう。
トリビアの泉の構成作家でもある
三木監督の世界には、
ほんとにどうでもいいような
小さなおかしさが溢れている。

それにしても、
最近洋画と邦画の逆転現象が起こっている。
正直、邦画のほうがハズレが少ない。
どうして邦画はこんなに面白くなったのか?

ビデオでも売れるから企画が通りやすくなって
新しい監督がいっぱい出てこれるようになって
ぴあフィルムフェスあたりがそれを支えてるとか
主役級役者の充実とか理由は色々あるだろう。

けど、そんな分析より何より、なんとなくだけど
今映画に関わる人たちの多くが、変えよう、
面白くしよう、と考えて動いている気がする。

関西演劇界の「面白くしよう」の筆頭である
ヨーロッパ企画の舞台を観た「踊る大捜査線」の
監督が、すぐさま映画化を申し入れたことも
映画界のフットワークの軽さの証明だろう。

長い低迷があって、反省があって
状況の変化があって、そして今の面白さがある。
日本映画は当分の間、かなり面白い状態が
続くのではないかという気がする。

恐らく、現時点での
「面白くしよう」の最高レヴェルにある
「運命じゃない人」ももうすぐ公開される。
この作品は、観ないと人生損をすると思う。
活躍中の他の監督を大いに刺激するはずだ。

翻って、演劇の世界では
本気で「面白くしよう」と考えている人が
相当に少ない気がする。
まあ、演劇はDVDが売れるとか
あんまり期待できないから
お金が動かない世界の宿命かも知れないけど。

2005/09/05(月) 困ったこと。
この日記の一番不便なところは
月が変わるとまず
次のような表示が出ることである。

「2005年9月の日記はありません。」

ブログだと多分
月に関係なく過去数回分の記事を
表示する設定が可能なはずだが
ここではそういうことはできない。

月が変わった途端に
前月分はトップページから消えるので
月末の日記は表示期間が非常に短い。

そういうことを考えると
この日記もやはりブログ化するべきかと思い
実は先日ブログに移してテストしてみたんだけど
どうも表示速度が、反応が遅いのが気になる。

機能を採るか、速度を採るか。
難しい問題だ。

とりあえず、月が変わったら
前月末の記事もチェックしてみてください。

今月まだ更新が無いな〜と思っていたら
前月末分が更新されてた、なんてことが
多分これまでもちょこちょこあった気がするし
これからもあるような気がします・・・。


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