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最新の絵日記ダイジェスト
2006/10/22 大沢@旅日記、引越しました!
2006/09/09 大沢@旅日記、引越します。
2006/09/06 アンジェラ症候群。
2006/09/05 そう言えば、あの映画で。
2006/09/04 夏休みが終わり、学校が始まる。

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2006/01/29(日) 時効警察。
このドラマ、脚本・演出に
5人の名前がクレジットされている。

主人公のいる時効管理課に
岩松了とふせえりの「亀は意外と速く泳ぐ」コンビが
配されているところから、トリビアの泉【三木聡】が
一枚噛んでいる事は間違いないと思っていた。

それ以外のメンバーは誰かと言えば、

キャストとしても出演している【岩松了】

【園子温】

【ケラリーノ・サンドロヴィッチ】

そして、ドラマ『アットホーム・ダッド』とか
映画『着信アリ2』を作ってる【塚本連平】

と、なかなか期待させてくれるメンバーだ。

というか、スタッフがこのメンバーだから
オダギリジョーと麻生久美子という
日本映画界のスターが主演するにも関わらず
夜11:15からのオンエアなのだろう。

内容もなかなかに深夜番組チックだ。
ドラマの王道とは言いがたい
マイナー感漂う、嬉しい内容となっている。

金曜の夜、家に帰ってテレビをつけると
何故かこのドラマが始まる。
放送時間を記憶していたわけでもないのに
そんな偶然がもう3回も続いている。

つまり、まだ一回も見逃したことが無い。
1月の2週目から再び超多忙となり
日記も毎日書けなくなって
ドラマのことなど意識もしていなかったのに。

これも何かの縁だろうか。
このまま最後まで、全部見てしまう気がする・・・。

2006/01/25(水) 今日の猫村さん。
今さらですが・・・
買ってしまいました。
読んでしまいました。

クロムの掲示板で
トコダさんが褒めているのを見て
思わず書店で手が伸びました・・・。

このマンガの特徴として

@全てが鉛筆の手描き
Aセリフも手描き
Bコマの枠線も手描き
C全てのコマが同じサイズ

ということが挙げられます。

手作り感満点!とも言えるし
出版社の人は校正が無くて楽チン!
とも言える、素朴かつミニマルな展開です。

しかし、セリフ選びや
各種のネーミングセンス、
そして何よりその画力において
この作品でデビューということになっている
作者・ほしよりこさん(兵庫県在住)は、
相当の実力を持っているものと思われます。

こどものともの「ぐりとぐら」シリーズや
加古里子の「だるまちゃん」シリーズと
大映テレビや2時間ドラマで育った人が
才能を開花させた、という感じがします。

まだ読んでいない人は
こんな解説を読む必要は全く無いので
実際手にとって読んでみてください。

読み始めると止まりません。

追伸:サンプルが下記のページにあります。
  「お試し猫村さん」をクリックしてください。

http://banner1.bcdc.home.ne.jp/common/exteriors/cpromotion/nekomura/about.html
 

2006/01/21(土) 笠井叡、生ける伝説。
アイホールのダンスコレクションは
私が必ず足を運んでいる企画である。

劇団青い鳥で演劇に目覚め
その青い鳥にいた木野花さんが薦める
ピナ・バウシュでダンスに目覚めた私だが
関西でダンス公演を観る機会は少ない。

ピナ・バウシュにしても
なかなか関西には来ない。
それはつまるところ関西には、
ダンスの観客が非常に少ないからだ

そんな状況下で、
果敢に良質のダンス公演を提供し続ける、
関西最高のセンスを持つプロデューサー
志賀玲子サマが携わっておられる企画が
アイホール・ダンスコレクションなのだ!

この企画に今回登場したのが
前衛舞踏家の笠井叡さんである。

大野一雄さん、土方巽さんといった
暗黒舞踏の流れを汲む一人で
大駱駝艦の麿赤児さんや
最近役者づいている田中泯さんと
同世代の人?といった認識しか
無かったのだが、この人が凄かった。

齢60歳になるというのに
同じ舞台に出ている若いダンサーより
明らかにスピードとキレがあって
緩急自在に動き回っている!

思わず見とれてしまうような、
美しい動きである。
手首や指の動きの柔らかさ滑らかさは
まさに絶品である。

俄然この人に興味が湧いてきて
ネットで調べてみると、著書のタイトルが
『天使論』『聖霊舞踏』『神々の黄昏』
と来る。なんだかかなり怪しいぞ!

こういう怪しい人が・・・私は大好きである!
確かに、天使?みたいなポーズで
踊っていた気がする。

犯罪もお笑いも
なんでも底が見えてつまらない中で
わけの分からない存在感は本当に貴重だ。

笠井さん!こうなったら、
100歳まで現役で怪しく踊ってください!

2006/01/19(木) 光が呼んでいる。
他人にも自分にも期待しない。
喋る時は自分をキャラ化する。
その場が楽しくなるのが一番。
本当のことは誰にも言わない。

まわりの誰もが少しずつ私を誤解している。
人間に興味は無いが人間と喋っていたい。

そんな毎日にちょっと疲れて
しばらく目を閉じて眠る誰かの
写真を撮りなさい、と神様が言う。

目覚めると暖かな部屋の中にいる。
外の空気は冷たく澄み切っている。
シャッターが凍るかじかむ固まる。

それを神様の暖かい息で溶かしてもらう。
その瞬間が来るのを待っている。
あらゆるものが光を帯びて。

夜の写真ばかり撮っていた。
そんな日々ももうすぐ終わる。

美しいものは美しい。

2006/01/15(日) ヴェポラップ。
そうそう、数日間日記を書けなかったのは
青木さんがクロムのHPの掲示板上で
僕を呼び出して、僕はそれに全く気付かず
日々の暮らしを営んでいたところ

クロムの森下君からメールが来て
そこには「B」と記されており
さらにチヒロ君からもメールが来て
そこには「B」と記されており
とどめにノブクニ君からメールが来て
そこには「S」と記されていた。

古畑任三郎のごとく、
これを推理せよ、ということなのだろうか?
BとBとS。三つ並べると、BBS・・・。
どこかで聞いたことのある言葉だ。

早速BBSをグーグルで検索すると
大量の「無料レンタル掲示板」という文字が並ぶ。
BBSとは、無料でレンタルできる掲示板のことなのか?

しかし、「無料レンタル掲示板」を
ネットで英訳すると「FREE NOTICE BOARD」となり
略称はFNBとなるはずだ。BBSとは全然違う!

分からない!どういうことだ?
古畑危うし!古畑もネット犯罪には弱いのか?
とりあえず、クロムの掲示板に行ってみよう!

ということで、
クロムの掲示板に古畑のことをバンバン書き込んで
ものすごい盛り上がりの流れを作ってたので
こちらの日記に書き込むことができなかったと
まあそういうわけなんですね。

・・・ところで、
問題は「ヴェポラップ」だ。

この言葉をグーグルで検索すると、
今日現在11番目に出てくるのが
クロムモリブデンのHPである。

前回公演の「ボーグを脱げ!」から
次回公演の「サルキュー(仮)」まで
1年も空くので間がもたない、ということで
急遽作られることになった映画のタイトルが
「ヴェポラップ(仮)」である。

ヴェポラップと言えば思い出すのは
白人のお母さんがベッドに横たわる
白人の子供のパジャマの胸をはだけて
おもむろにジェル状の薬を塗り始める
あのなんとも印象的なCMである。

ヴィックス社のヴェポラップ。
恐らく日本に初めて導入された
「塗る」風邪薬である。

クロムの初めての映画のタイトルが
「ヴェポラップ」であるということを
偶然、とある知り合いに話したところ

「ヴェポラップ!」と絶句して
「そのタイトルをつけた人は天才やな」
と呟いた。

確かに、子供の頃
あのCMを見た事のある人なら
そういう感想を漏らすに違いないだろう。

風邪をひいたら、胸に薬を塗ってもらえる!

・・・あの神秘的で、甘やかな夜の雰囲気。
そして「ヴェポラップ」という言葉の響き!
何語やねん!ラテン語?サンスクリット?

様々な妄想を呼び起こす、魔法の言葉。
そんな言葉を冠した映画が先日、クランクアップした。

あとは編集だけだ!ノンリニアなら2日でできるさ!
青木さんなら大丈夫!とにかく完成して見せて下さい!

2006/01/14(土) いきなり暖冬。
1週間前には
久しぶりに本当に寒い冬が来たと
喜びを噛みしめていたはずなのに。

あの寒さは一時的な現象で
これからは本来の姿に戻って
例年どおりの暖冬に突入します。

なおかつ
気温は去年より
1〜2度高くなるでしょう。

雪崩に注意してください。

・・・なんてことだ!!!
・・・どうしたんだ天気予報!!!

毎日雪だるまマークを楽しみにしていたのに!
冬に傘マークとはなんたることだ!

そうならそうと、
最初から言っておいて欲しかった。

「久しぶりに冬らしい寒い日が続きます」の後に
「でもこれは今だけで、すぐに暖かくなります」と。

「各地で記録的な積雪となりました」の後に
「でもこれは今だけで、そのうち雪崩になります」と。

写真は、久しぶりに食べたてっちり鍋。

鍋といっても紙で出来ていて、
電磁調理器の上に竹かごを置いて
その上にコーティングした紙を置いただけのものだ。

それでも立派に鍋が出来る。
てっちりも美味かったが
てっさを厚めに切った泳ぎてっさも良かった。

これを食べた1週間前は、とても寒かった。

寒いからこその鍋だ。
ロシアの寒気よ再び!
私に鍋の喜びを!!!

2006/01/08(日) さらば、古畑任三郎。
三谷幸喜の芝居は
サンシャインボーイズと解散後で
3〜4本は観たと思うが、もう記憶が薄れている。

それより、テレビで観た舞台版の「笑いの大学」が
今もまだ鮮明に残っている。あれは面白かった。

三谷幸喜は本当に
シチュエーションコメディが上手いのか?
それが、私のずっと以前からの疑問だ。

芝居の最高傑作は、上記の「笑いの大学」。
そして、シナリオでの最高傑作は「古畑」。

これが、世間一般の定評だと思うのだが
一見して分かる通り、両方とも登場人物が少ない。
基本的に、二人だけの会話を中心に進んでいく作品だ。

初めて出会い、決して相容れないはずの二人が
「検閲」や「捜査」を通じて会話し、接近していく。
その過程を描くことこそが、三谷幸喜の真骨頂ではないか?

そして今回、テレビでの代表作「古畑」が終わる。
ネット上に、「古畑ファイナル」のサイトが公開されている。

http://www.fujitv.co.jp/furuhata/index2.html

ここで、田村正和のインタビューを読むことができる。

「・・・パート 1 は、結構夢中だったし、
 パート 2 は自分なりに円熟した古畑だったな、
 という気持ちもあるし、
 パート3は大分疲れてきているな、と思いますよ」

かなり正直に、色々と語っていて面白い。
知られている通り、古畑は当初、
本当に刑事コロンボのような造形を与えられていた。
それが、あのように変わったのはやはり
役者・田村正和の力があったからだ。

確かに、三谷幸喜は上手い。
しかし、田村正和は、その上手さを越えている。
田村正和だけが、三谷幸喜を凌駕している。

そういう存在を中心に据えて
台本を書くことの楽しさといったらないだろう。
自分を越えていくような仕事ができる相手との出会い。
そんな幸福感に満ちた作品が終わる。

上記の田村正和の言葉からも分かるように
多分ここが潮時なのだろう。

そして、最後の力を全て投入したと思える
素晴らしい出来の3本が、僕らに届けられた。
台本も、演技も、音楽も、細部に至るまで楽しめた。
これがタダで観られるのだから、テレビってすごい。

ありがとう。そして、さようなら、「古畑」

2006/01/07(土) 寒い寒い寒い、冬。
電車を待ってホームに佇んでいるだけで
冷たい空気が体の芯を冷やしていきます。

メールを打つ手が凍えてかじかんできて
あやうく携帯を落としそうになりました。

久しぶりの寒い冬、冬らしい冬の到来です。

人間の力ではいかんともしがたい
押し寄せる低温の空気の中を歩き
寒さに耐え緊張しつつ家路を急ぎ
やっと辿りついたドアの向こうに・・・

瓦斯式温風発生器が、私を待っていました。

この素晴らしい暖房機器は
スイッチを入れるとすぐに
最高の温風が噴き出します。

その前に座った途端、
それまでの緊張は解けて
冬ならではの快楽に包まれる
至福の桃源郷が訪れます。

夏だとこうは行きません。
暑さに耐え忍んだ果てに
冷房でキンキンに冷えた部屋に入るよりも
冬の列車の足元暖房のほうが断然素敵です。

それは多分、人間は本来
熱を抱えて生きている存在だからでしょう。

エネルギィを燃やした結果の体温を
寒さで奪われることの果てには、死があります。
もちろん暑さで死ぬこともありますが
寒さのほうがより、死に直結すると思われます。

体温を奪われて死に近づいていく体を
温風が救ってくれる、南の島の夢を見せてくれる。

瓦斯式温風発生器は、
日々私を救ってくれる命の恩人なのです。

部屋に帰るたび、
生きていることに感謝してしまう。
そんな毎日が過ごせる、寒い寒い冬が来ました。

2006/01/05(木) 女優、吉田日出子。
今年最初に唸らされたのは
あの吉田日出子である。
そうだよ!この人がいたよ!
と、膝を叩いて叫んでしまった。

相当に視聴率が良かったらしい
「古畑任三郎ファイナル」
三夜連続の第1回目。

藤原竜也と石坂浩二が
順当な役どころで手堅い仕事をして
推理は着々と進んでいくのだが
やがて、突然吉田日出子が現れる。

お年寄りの役である。
村に昔から伝わるわらべ歌を唄うだけである。
台詞は無い。唄うだけの出演である。

この、吉田日出子が面白い。
文章にすると途端に面白くなくなってしまう
類の面白さなので、ここでは詳細は書かないが
とにかく笑った。新春早々腹を抱えて笑った。

一瞬の出演であるが、
本当に強烈な印象を残した。
流石というほかは無い、素晴らしい女優である。

2006/01/04(水) 嵐のように餅を食べる。
豆知識「しぶんぎ座流星群」 Quadrantids

毎年1月4日ころを極大として活動している流星群。
(流星群が最も活発に活動する時期を「極大」と呼ぶ。)
8月のペルセウス座流星群、12月のふたご座流星群と並ぶ、
「3大流星群」のひとつ。2006年のしぶんぎ座流星群の
極大時刻は、1月4日午前2〜3時ころ(日本時間)。

ということで、
この時間にわざわざビルの屋上に上って
北東の空を眺めること30分・・・。

雲が、山から海へと流れてゆく。
寒空の下、凍えながら見つめる瞳に映るのは
夜の闇に溶けていかんとする灰色の雲、雲、雲。

時折雲の切れ間から、空が見える。
じっと目を凝らすが、そのうちまた雲に覆われる。
そんなこんなで30分が限界でした。
流星が見えていたら、気分も盛り上がって
1時間くらい大丈夫だったろうと思うのだけれど。

ただ、夜の雲の不思議さ、
ということを初めて意識したような気がする。
あの、灰色で、のっぺりとしていながら
どこかに立体感が漂う不定形な空の物体。

夜の雲をずっと見つめるなんて
生まれてこのかた無かった気がする。
星を眺めることはあっても、雲なんてわざわざ見ない。
だけど、見ているとだんだん不思議な気持ちになる。

人間の精神に色や形があるとしたら
あの、流れてゆく夜の雲のような色や形が
どこかに潜んでいるのではないか?という気がする。
初めての気がしない、自分の中の何かとつながる感じ。

寒かったけど、流星は見られなかったけど
願い事もしなかったけど、それでもあの時間には
何かしら意味があった気がする。

プラスでもマイナスでもない、
灰色の、とても不思議な時間でした。

1月絵日記の続き


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