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2006/02/11(土)
スクリーンクオータ。
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NEWS
韓国では、国内の映画産業保護を目的に 国産映画の年間の義務上映日数を定めた 「スクリーンクオータ」制が続けられてきたが、 米韓自由貿易協定(FTA)妥結を目指す 韓国政府は、義務日数を現行の146日から 半減させる方針を決めた。
この決定に、韓国の俳優や映画監督らは 「ハリウッド映画に支配され文化植民地になる」 と猛反発し、ソウル市中心街では人気俳優の アン・ソンギ、イ・ビョンホン、チャン・ドンゴン らが、次々に抗議デモに参加した。
・・・というニュースが流れた時 「ああ、そうだったんだ」と思った。
これまで私は、「スクリーンクオータ」制 なるものの存在を、全く知らなかった。 韓国では、撮影に街ぐるみ国ぐるみで協力する という話はよく聞いていたが、それ以上に 韓国映画は上映でも保護されていたのであった。
「ハリウッド映画に支配され文化植民地になる」 という言い方が、なんだか懐かしい。
既に相当なところまで文化植民地となった日本で ようやく「日本的」なるものの見直しというか マクドナルドが減収を続け、街にうどん屋が増えて。
「アメリカよりやっぱり日本のほうがいいじゃん!」 という感じになってきた現状と、日本映画の復活は なんとなくだけど、リンクしてるような気がしていた。
で、 韓国映画隆盛の背景にはそういう政策もあったのか、 と思うと「大丈夫だよ、アメリカになんて負けないよ」 と言ってあげたい気がする、今日この頃なのであった。
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