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2006/02/15(水)
関西には、Lがある。
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東京にしばしば赴くようになると 関西にあるものは大概、東京にもある ということが分かってくる。
というか、関西の様々な意匠が すべて東京のミニチュアに思えてくる。
そんな、なんだか寂しくなるような感じを 吹き飛ばしてくれるのが、この雑誌たちだ。
発行しているのは、京阪神エルマガジン社。 この会社は、最近かなりキテると思う。
ぴあやらウォーカーやら一週間などの 東京発のライバル誌とは一味も二味も違うスタンスで わが道を行く!な感じがとてもカッコイイ。
この会社には、3つの力が溢れていると思う。
まずは、図案力。 写真一番上の「SAVVY」の表紙を見れば 明らかだろう。これは非常に美しい表紙だ。
モデルの服の色&足の傾き具合と、 ロゴの色や傾きとのシンクロ。 後ろに写っている店といい、 全てを計算して撮影された写真である。
次に、企画力。 写真中央の特集タイトルに注目して欲しい。 この切り口で特集!そして「おひとりさま」 というコピーの力。素晴らしい。
さらには、取材力。 多くの雑誌が、店からの売り込みや情報提供に よって記事を作っている中で、エルマガジン社は 社員が直接足を運んで写真を撮って記事を書く。 そんな地道な努力が、例えば「定食日和」という 言葉に、リアリティを与えていると言えるだろう。
東京には、エルマガジン社は無い。 同じようなタイプの雑誌があるかもしれないが とりあえずは知らないし見たことが無い。
Lマガジンやmeetsの最新号が出るたび 「関西に住んでて良かったなぁ」と思ってしまう。 ここのスタッフはきっと、仕事が楽しくて仕方ないに 違いない。その楽しさが、紙面にも溢れている。
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