|
2006/03/31(金)
葬儀の後で。
|
|
|
また一人、知人がこの世を去った。
焼香をする直前、手を合わせると 元気だった頃の写真が使われた遺影が目に入り 初めて「本当に死んだのだ」という気がしてくる。
ずっと草野球をやって筋肉質だった肉体が 入院して急激に痩せ細り、三ヶ月で命が消えてしまった。
葬儀の度に思うのは やはり人はいつ死ぬか分からない、ということと では、自分の死をいつに設定するか?ということである。
もうすぐ死ぬかもしれない、と思うか まだまだずっと先だ、と思うか。
基本的には、しばらく死ぬことは無いと思いつつ 日々を過ごしこれから先のことなど考えてみたりして。
そして時々、すぐそばの死、を肌で感じて やりたいことは今すぐ始めなければ!と思ったりする。
けれど今の私は、やりたいことは一日二日で どうにかなるものではない、ということを知っている。
では、今何をすればいいのか? 優先順位は何なのか? 今、何をすることが本当の幸せか? どうすれば幸福な時間や瞬間が持続するのか?
そういうことを真剣に考えたり 何も考えず衝動的に動いたり。
もうすぐ、と まだまだ、の間で 揺れ動きながら時は過ぎてゆく。
さて、明日は何をして過ごそうか。
|
|
|
|