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最新の絵日記ダイジェスト
2006/10/22 大沢@旅日記、引越しました!
2006/09/09 大沢@旅日記、引越します。
2006/09/06 アンジェラ症候群。
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2006/09/04 夏休みが終わり、学校が始まる。

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2006/04/30(日) パンを焼く。
材料に水を加えて手でこねていって
柔らかさとかを程よい状態にしてから
手で形を整えて焼いたり冷やしたりする。

そういう作業は結構好きだ。

毎日同じジャンルのものを作るのが仕事の
本職の料理人とは別に、専業主婦が
世界に通じる料理本を出したりしている。

主婦だから、和洋中華なんでもありで
毎日違うものを作り続けられて
土日は外食して休暇をもらえるなら
そういうのも結構楽しいかもしれない。

手を使って作るのは楽しい。
パソコンのキーの単調さに比べたら
料理の素材の手触りの多彩さは素敵だ。

小麦粉は、様々な状態に変化する。
パン一つ取ってみても
フランスパンとクロワッサンとカレーパンと
それぞれかなり違った仕上がりになる。

私の写真の第一の師匠である
WEBデザイナーの向井さんのブログは
NY生活の雑感からいつのまにかレシピ付きの
料理が中心の、人気ブログへと変化していた。

当たり前だが、料理の写真が上手い。
写真だけ見てても味が分からず
記事を読むとどんどん食べたくなるので
欲求不満が高まる〜と思っていたら
いつの間にかレシピが付くようになった。

だけど、すぐにそのレベルまでは行けない作れない。
なにしろ向井さんは、世界中を旅して食べ歩き
渡米してからは働きながら由緒ある調理学校に
入学して修行を積んで、料理の腕も相当なものだ。

こちらは毎日が忙しくて
料理を作ること自体がとても少ない。

で、とりあえずパンを焼くことにする。
こねて、こねて、丸めて、焼く。

それを、とりあえず写真に撮ってみる。
そして、焼きたてのパンを食べる。

NYのことを少し考えて
NYの小麦粉とこちらの小麦粉は
どれくらい同じで違うのかを考えて
また一口、パンを食べる。

自分で焼いたパンを食べる。
子供の頃の記憶が蘇る。

自分で焼いたパンは、何とも比較できない。
自分で焼いたパンの、忘れられない味がする。

2006/04/28(金) 夢のような、夢を見る。
ついに連休が訪れる。
忙しさの暴力から、抜け出す日がやってくる。

待っていてくれてありがとう
夢の世界はもうすぐそこだから

扉を開ける鍵を、君に渡そう。
その鍵を使うかどうかは、君自身が決めてくれ。
 

2006/04/27(木) メルカトル・ガウス・クリューゲル
数日前に
同じタイトルで書いた日記が
いつの間にか消えてしまっている。

多分、寝ぼけたまま
電車の中から携帯で日記にログインして
誤って消去してしまったに違いない。

ほんの数時間しか表示されていなかったので
読んでいた人は少ないはずだと思い
再び同じネタ写真を使うことにする。

遠鉄百貨店。
静岡県浜松市に実在する。
遠州鉄道グループに属する百貨店である。

遠州・・・近くに住んでても遠州・・・。

西武に対して東武があるように
近鉄に対しても遠鉄が存在したのかっ!
と目を丸くして驚いているところへ
阪急が阪神を買収するニュースが飛び込む。

それはつまり・・・梅田総阪急化か?
みんながみんなバーバリーの青やら黒やら
チラリと見せながら歩き回るそれが大都会か?

いかに編集が効いているか、
そこにこそ、百貨店の力が表れる。

関係者から訊いた話によると
売り場のスタイルを決めていくことを
業界では「編集」と呼ぶらしい。

松岡正剛が「編集」という言葉を
多用するようになる前から
この言葉は百貨店用語として使用されていた。

つまり、

ブランドショップばかりが並ぶ
ほとんど貸ビルと化しているような百貨店は
編集力が低く

ブランドごとではなく、
商品ごとに売り場を構成したり、
企画スペースが多く展開されている百貨店は
編集力が高い、

ということになるらしい。

ちなみに、関西の百貨店では現在のところ
一度倒産して対メーカーに対して弱くなった
そごうの編集力が一番低く
老舗の大丸の編集力が最も高いという。

なるほどなるほど。

そんなことも気にしながら
ショッピングなどすると楽しいのかも
などと思いながら、この春は靴を一足だけ買う。

どらごんべあーど
という和製ブランドのスニーカーを
衝動買いしてしまった。

そうそう、そもそもスニーカーのデザインは
好きなようにラインを描くことが可能なのだ
ということを思い出させてくれた、靴である。

週末は、これを履いて出かけよう。

2006/04/16(日) 半径7メートルの世界を、自分の好きなもので埋めつくしてやる。
2005/04/04(月)

恐ろしいほどの忙しさの中にいる。
書きたいのに書けないこの日記。

2005/04/11(月)

まだまだ暴力的な忙しさの中にいる。
なんだかほとんど寝ていない気がする。

2005/04/27(水)

多忙の末、体調を崩してしまいました。
ので、なかなか更新できていません。

・・・。

去年の今頃の日記は、おおむねこんな感じだ。
そして今年もまた、慌しく4月が過ぎてゆく。
そんなこんなで、久しぶりの更新であります。

クロムの青木さんが先日
ブログでリリーフランキーのことを書いていて
今夜リリー氏がTVの「情熱大陸」に出ていた。

なんというか、「情熱大陸」という番組名と
リリー氏のキャラは全く合わない。

リリー氏と言えばなんとなく
蛭子能収とか忌野清志郎とか
飄々として掴み所が無くて実は作品は結構凄い人
という印象を受けていた。

今夜の番組を見ていて何故か
清原なつののマンガを思い出して読み始めてしまう。
巻末の解説が山本直樹で、少し驚きつつも納得する。

リリー氏の著書のタイトル「女子の生きざま」は
清原なつのの作品に捧げたい言葉である。

そんなこんなで夜が更ける。
忙しい中で日記を書こうとすると、
睡眠時間を削るしかない。

睡眠時間を削ってまで書きたいことがあるのか?
と問われると困るが、今書き留めておかないと
永遠に消えてしまう、と思えるようなことはある。

ところで、最近買ったCDは
「はじめてのやのあきこ」
そうそう、私も実は矢野顕子好きなんです。

槙原とか、YUKIとか、陽水とか、小田和正とか
錚々たる面々とデュエットしているのだけれど
忌野清志郎との掛け合いが、ダントツで良い。

というか、
キヨシローだけが、アッコちゃんと拮抗している。
個性の強い同士がぶつかって、
非常にうまく行った稀なケースだと思う。
正直、この1曲でこのアルバムを買ってしまった。

などと、つらつらと書いているうちに眠くなる。
なんだかもっと大事な書くべきことがあったのだけれど
睡眠欲が押し寄せて、その波にさらわれてしまうのだ。

それではみなさん、今夜はおやすみなさい。
 

2006/04/02(日) 一回限りの人生だから。
ここ数年、私が演出助手として関わってきて
役者として出演したりもした劇団、クロムモリブデンが
4月1日付での東京への事務所移転を、HPで発表した。

もうだいぶ前から分かっていたことなのだけれど
しばらく内緒にして欲しいということだったので
何か書くなら劇団側の発表があってから、と思っていた。

東京への事務所移転、というのは実は
劇団員が全員東京へ引っ越した、ということである。

時々事務所だけ東京に移す関西の劇団もあるが
今回のクロムの移転に関しては、そうではない。

芝居以外にも仕事があったり
関西で生まれて関西から離れたことが無かったり
そういう人たちが身辺整理をして東京に移り
芝居の稽古やその他の活動を
今後は東京を拠点にして行う、ということである。

何故、様々なリスクを越えて東京に移ることになったのか
本当のところは実は、ちゃんと訊けてはいない。

これまでずっと東京・大阪公演を続けてきて
作品の質が東京の観客向きであるとか
早く東京に移ったほうがいいとか
周りからは色々言われてきていたことは確かだ。

でも、そう言われながらもずっと
メンバーの一部が東京在住となってもなお
大阪を拠点にして活動していたわけで
今回の移転のきっかけは探せばいくらでもあるけど
何が決定的なのかはよく分からない気がする。

かく言う私も、実は
クロムは早く東京に行けばいい
と思っていた一人である。

青木さんは、
間違いなく関西の演劇界において
最高の才能を天から授けられた人物である。

作・演出家を名乗り
自分の観たい作品を誰も作ってくれないから
演劇をやっているのです、とのたまっている私が
忙しい日々の中で必死になって時間を作って
自分の作品ではないものに参加するというのは
本来そんなことはありえない話である。

だが、青木作品だけは別だ。
最初に遭遇した時からずっと、
クロムだけは欠かさずに劇場に駆けつけてきた。
青木さんから「手伝ってください」と言われた時は
本当に嬉しかった。

そして、クロムのメンバーと同様
何故青木さんはもっともっともっと認められないのか?
有名だけど青木さんより才能の無い人々に代わって
何故もっと世に出て行かないのか?と思ってもいた。

演劇の世界は、とても狭い。
関西に関しては今のところ、基本的に戯曲至上主義で
その選考に関わる特定に人々に気に入られることが無ければ
アナウンスしてもらうことはなかなか難しい状況だ。

クロムは、関西にいてはいけないような気がしていた。
だけど、東京に行ってしまうのは確かに寂しい。
そんなアンビバレンツな気持ちで、この数ヶ月が過ぎた。

その間、東京移転が原因かどうかは分からないが
信国君がクロムを辞めたり、おとむさんが会社を辞めて
東京に行ったり、そして、実はこっそり読んでいた
元キリンバズウカの登米君のブログでも、彼が大阪を
離れる(恐らく東京へ行く?)という記事が出ていた。

人々が大きく揺れ動き、旅立っていく春、である。

ちなみに、この登米君というのは
うまく行けば青木さんに匹敵する才能へと育つ気がする
関西若手bPとしてこの日記でも取り上げた人物である。
私は彼を、心の中でずっと応援していくだろう。

私が夢見ているのは
大人計画の次はクロムモリブデン、という扱いで
クロムが東京で成功を収める、という図式である。

青木さんがポスト松尾スズキに、
登米君がポスト宮藤官九郎に、というのは
才能の話で言えば夢でもなんでもない現実的な話で
あとは運。どうやって運を掴むか、ということだけである。

そして、青木さんだけでなく
クロムの役者陣にも世に出てもらいたい。
華と、技術と、無意味に耐える精神力を備えた彼らもまた
いつ売れてもおかしくない、あとは運のみ、の人たちだ。

それにしても、人材が東京に流出していく。
一緒にやりたい連中がどんどん少なくなる。
関西の現状では、彼らを引き止めることはとてもできない。
残念ではあるが、才能が集まることは面白いことなので
皆が東京に集まるのも仕方ないといえば仕方ないだろう。

私も、東京に行かないんですか?とか
東京に行ったほうがいい、とか何人かから言われた。
東京に行こうと、真剣に思っていた時期も確かにあった。

だけど、今回のクロムの移転で
自分は関西に残るのだという決心が、逆についた気がする。
クロムの演出助手をすることは当分無いと思うけど
再び、自分なりの活動を始めていく勇気が湧いてきた。

作品が次々映画化されて
全国的に注目を集めている京都のヨーロッパ企画は
逆に京都ローカルとマイペースにこだわることで
東京行き、とは違った道を探ろうとしているように見える。

それとはまた違うけれど
私は私なりの道を、歩き始めようと思う。

一回限りの人生なのだ。
選択肢は無限にあるが、たった一つしか選べない。

クロムモリブデンが
東京で活躍することを心から祈ろう。

というか、
ますます面白い作品を作ってもらわないと
「俺が演出助手辞めた途端に、あのザマさ!」と
関西で言いふらしてやるぜっ!


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