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2006/05/03(水)
忙しいだけの日常から、一旦降りてみる。
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そう言えば先日
宝塚線の事故後１年の日
まさにその宝塚線に乗っていると
唐突に棒読みの車内アナウンスが始まった。
ＪＲ西日本は
事件を教訓として大いに反省して
皆様に安心して乗車していただけるよう
様々な努力をしています今後もしていきます。
といった内容を
淡々と原稿棒読みで車掌が語り
何か居心地の悪い空気が車内を流れ始めた直後
列車は事故現場を通過し、線路の両側には
ＴＶカメラと車と群れるマスコミの視線視線視線・・・
地球温暖化で最初に水没する国・ツバルでは
いつも通りの島の人々の生活が洪水によって
静かに、確実に失われつつある。
地球温暖化が何であるかを最近まで知らずに、
上昇する海面の謎に怯えていた、島の人々。
単調な毎日を送ろうとしても
気持ち悪い出来事は起こってしまう。
温暖化も、マスコミも
誰も責任を問われないまま
気持ちの悪い事態が進行していき
私たちはいつの間にか包囲されてしまう。
気持ちの悪いことが多すぎて
思考停止したままの忙しい日々が続く。
そしてある日、
そんな日常から、一旦降りてみる。
・・・美しいものを見たいと思う。
美しい光景に出会いたいと思う。
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