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最新の絵日記ダイジェスト
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2006/09/09 大沢@旅日記、引越します。
2006/09/06 アンジェラ症候群。
2006/09/05 そう言えば、あの映画で。
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2006/06/29(木) ハートブルー、を観る。
映画館にもなかなか行けないなぁ
ビデオを借りるのも面倒だし・・・
と思っていたら、深夜映画があった!

観てしまいました「ハートブルー」。
観終わって朝の4時半にこれを書いてます!

原題は「Point Break」
サーフィンと男たち、みたいな話。
なんと!もう15年も前の映画である。

主演はキアヌ・リーヴスと
「ゴースト」のパトリック・スウェイジ。
基本的に、この二人の男の物語である。

実はこの映画
劇場公開時に映画館で観ている。
ものすごく良く出来た映画というわけでも
斬新で刺激的、というわけでもなかった。

なのに、テレビをつけた途端、
「あの映画だ!」と分かった。
たぶん、この物語が好きなのだ。
だから、ずっと心に残っていた。

主演の二人が、とにかく良い。
キアヌは若くて、まだ本当にまっすぐな感じだ。
映画を引っ張っているのはパトリック・スウェイジだ。
「ゴースト」の時は「誰?」という感じだったが
カリスマ的なサーファーを演じる彼は
本当に全身からとてつもないオーラが出ていて
流石のキアヌも太刀打ちできない。

途中から、ラストシーンが予測できてしまう。
かなり早い段階で、こう終わるだろうな、と分かる。
にもかかわらず、ラストシーンの二人のやり取りに
激しく心を動かされてしまうのは何故だろう。

そういう映画も、ある。
一度観ているので、どう終わるかも完全に知っている。
なのに、展開に引き込まれてしまうような映画が。

この映画を観ると
世界の果てまで連れて行かれてしまう。
また偶然、10年以上先に、観てしまう事になるだろう。

そういう運命すら感じさせる映画だ。
他の誰かにとっては???な事かも知れないが
私にとっては「運命的」な映画の一つである。

そんなわけで、見終わった後もなかなか眠れない。
どうして今、観ることになってしまったのか。
そんな考えばかりが、頭の中をぐるぐる回るのだ。

2006/06/27(火) しょこたん&はばタン。
しょこたんしょこたんしょこたん!
はばタンはばタンはばタン!
・・・どちらも三回繰り返すと気持ちがいい。

クロムのチヒロ君が
しょこたんとはばタンを知らないというので
これはいけないと思い、今日は解説を加える。

なにしろ、
蝦ちゃんとしょこたんとはばタンが入れば
クロムは完成するのだからこれは重要だ。

見た目は、下の写真の通りである。
上の女の子がしょこたんで、
下の黄色いのがはばタン。間違えないように。

まずは、しょこたん。

最近、井上和香に代わってプロミスのCMに出ているので
露出度は非常に高くなっているが、彼女の真骨頂は
なんと言っても異常な更新頻度を誇るブログである。

左上の写真のごとく、
仕事中のあらゆるすき間時間を用いて
携帯片手に怒涛の更新を続けるブログ中毒者であり
矢追純一に会いに行く日には、ピンクレディーの
「UFO」の衣装を着ていくコスプレマニアであり
他人の漫画に自分を登場させる漫画を描いたり
楳図かずおの漫画を愛読しアニメソングを熱唱する
骨の髄まで「おたく」なアイドルなのである!

そのブログは・・・
おたくネタと飼い猫の話と仕事の話が三分の一ずつ。
おたくネタはディープ過ぎてかなり意味不明ながら
その他のネタもあって誰もが入っていきやすく
またディープなネタもあるからこそ、相当に面白い。

一方のはばタンは・・・

のじぎく兵庫国体の大会マスコットであり
兵庫県内ではキャラクターとして人気爆発していて
肝心の国体よりはばタンのほうが有名になっている。

じつはこれ、兵庫の復興の象徴である
不死鳥・フェニックスがモチーフになっているらしいが
だとしたらこのデザインは、相当に革新的である。

フェニックスといえばこれまでは手塚治虫の「火の鳥」とか
勇者ライディーンが変形した「ゴッドバード」あたりが
万人が思い浮かべるイメージだったはずが
これからははばタン・・・。フェニックス=はばタン・・・。

それにしても・・・
左下のイラストバージョンではまだ「鳥」に見えるが
右下の着ぐるみバージョンでは・・・何の生物だ!?

というわけで、
しょこたんとはばタンには共通点がいっぱいある。
この二人に同時に人気が出てきたというのも
時代の要請〜、必然〜だったのかもしれませんお!

2006/06/26(月) SE・TSU・NAを、観る。
77年企画に続いて
SE・TSU・NAを観るためにアイホールへと向かう。
前から一度見たいとは思っていた劇団だ。
そして、今日が初見である。

大塚さんのランニングシアターダッシュが解散し
浅田百合子さんがいたエビス堂も無くなってしまい
なんだかこの世からエンタメ系が全て消え去った気がして
一抹の寂しさを覚えていた今日この頃ではあった。

SE・TSU・NA!
どういう劇団名なんだSE・TSU・NA!
今回、舞台監督の塚本さんがブログで「物凄い仕込み量だ!」と
驚嘆しているのを見て、思わず駆けつけることとなった。

・・・これは、ど真ん中のエンタメ系である。
全てが終わった場所から何かを作り出そうとする
77年企画の人たちのような先端を行く仕事から比べると
これはもう、ど演劇、どエンタメと言っていいだろう。

決してけなしているのではない。
そもそも、けなす位ならここには書かずに無視するのみだ。
むしろ、今時エンタメをやろうという強靭な意思は
敬服に値するとさえ思える舞台だった。

凄いセットだ。
巨大なセットが回転し、開閉し、スライドする。
衣装と小道具はさらに凄い。
作り込みの細かさは、新感線レヴェルだ。

明らかに、尋常ではない金と労力が注ぎ込まれている。
どういうつもりだ?SE・TSU・NA!
そして、結構見ごたえのあるアクションが展開する。
練習量もハンパじゃないだろ?SE・TSU・NA!

提示される数々のイメージは
アニメや漫画から抜け出たようなものばかりだが
大塚英志氏のキャラクター小説論の影響を感じさせる
作品世界は、決して手垢の付いたものではない。

童話作家役が森下君なら、さらに良くなっただろう。
ちょっと今後が期待できる気がする。
・・・がんばれエンタメ!次も観に行くぞ!

2006/06/25(日) 77年企画を、観る。
目が覚めたらやっぱり日本は負けていて
けれど中田が崩折れて泣いている映像は
ワールド・ベースボール・クラシックで
イチローが見せた豹変ぶりと同じくらい
ショッキングで、言葉を失ってしまった。

世界で活躍する日本のトッププレイヤー。
いつもクールに試合に向かうという点等
いろんな点で共通するものを感じさせる
中田とイチローが二人とも、やはり感情を
コントロールしてきたのだという事実。

ものすごい意志の力と
プロ根性のなせる技だ。

関西で活躍する
1977年生まれの演劇人が集まって
一つの作品を作るという77年企画。
これはある意味「奥田ワレタ企画」であった。

今回の原作・脚本・演出を担当する三人の
全員の作品に出演経験があるのが彼女だ。
77年企画の中心にいる三人をつなぐ糸こそ
女優・奥田ワレタその人である。

だから、この作品の中心には彼女がいる。

実は、彼女の出演作品は結構観ている。
出ていると知らずに行ったら出ていた
という場合も含めて、かなり観ていると言っていい。

奥田ワレタ最高傑作と言われているらしい
ニットキャップシアターの「愛のテール」は
残念ながら見逃しているけれど、私が観た中で
彼女が素晴らしいのは間違いなくクロムだった。

Y企画とかD電所とか
その他本当に色々出ているのではあるが
それらの作品中の奥田ワレタに関しては
恐らくここでコメントした覚えが無い。

しかし、今回は違う。
今回の彼女は、ひとことで言えば実に「美しい」のだ。
彼女を見続けている人なら、それが分かったと思う。

彼女はとても上手な女優さんで
そのうえ美形だから各劇団から引っ張りだこで
どこでもきっちり役をこなして
舞台からチャーミングさを振りまいてきた。

一見安定感のある女優さんなのではあるが
彼女は劇団衛星を脱退して以降
女優としての試行錯誤と暗中模索を
繰り返す過程の中にいたように思う。

もちろん今もそれは変わっていないが
77年企画の中心にいて舞台に立つ彼女の中には
ある種の覚悟、のようなものがはっきりとあって
それが「美しさ」として伝わってくるのだ。

この作品によって、
彼女は新たな第一歩を刻んだような気がする。

付け加えると、
この作品は企画モノとしては稀に見る
本当に面白くて楽しめる作品に仕上がっていた。

三人の合作ではあるが
正直言って演出の竹内君のカラーが
最も強烈に出ていた気もするが
もう面白ければ誰が作ったとかどうでもいいや。

見終わった後に思い出したのは
あの第三舞台の最高傑作である
「朝日のような夕日をつれて」である。

単純な構造と重なり合う世界。
その中で、ひたすら遊びまくる人々。
爽快とも言える遊びっぷりに
思わず拍手したくなる場面さえあった。

意味なんて無くても
ただ遊びまくるだけで舞台は成立する。
私が小劇場演劇を好きになったのは
そんな自由を教えてくれたからに他ならない。

本気で遊ぶ人々。ダンスと群唱。
唯一のセット「壁」を使った遊びの数々。
そして、世界の中心にいる奥田ワレタの
恐らく非常にパーソナルな覚悟と美しさ。

今日(25日)までやっている。
77年企画、で検索すれば
上演時間も場所も分かる。

作品の出来に比べて動員が少なすぎる。
もっと沢山の人が見るべきだろう。
こんな面白い作品は、なかなか作れない。

2006/06/19(月) アァララララァ!
引き分けでしたね、サッカー。

ところで、先日久しぶりに見た映画は
「隠された記憶」と「ヨコハマメリー」

@「ピアニスト」のハネケ監督の新作である「隠された・・・」は
この監督の持ち味とも言うべき、嫌〜な感じが強力に持続して
どこへ連れて行かれてしまうのか不安が増したまま終わってしまう。

この面白さは一体なんだろう?
今、必ず新作を見るべき監督としてこのハネケ監督と、
「サマリア」や「悪い男」の、キム・ギドク監督を挙げておく。

二人の映画は、嫌な感じに包まれながら
いつの間にかこの世の果てまで連れて行かれてしまうような
なんとも言えない不安定さと、独特の強度に満ちている。

Aもう一本の「ヨコハマメリー」は、ドキュメンタリー。
もう一人の主役である、シャンソン歌手の元次郎さんが良い。

メリーさんは、もうほとんど舞踏家の大野一雄氏そのものである。
と思っていたら、息子の大野慶人氏が画面に現れたので
なるほど、と思いながら見ていた。

大上段に構えず、敢えてあまり解説を加えず
いろんな人にメリーさんについて語らせる手法が良かった。

内容は・・・
この二つの作品については、
DVDになったらレンタルしてみてください。

2006/06/17(土) 気がつけば、もう6月半ば。
まだ開いてない
引越しのダンボールが
押入れの中に残っている今日この頃ですが、
皆様いかがお過ごしでしょうか?

クロムが東京行って、もう2ヵ月半ですね。
いやあ、早い早い。

この間、私はあまりの忙しさで
手足がしびれるほどの頭痛を体験し
脳内に広がる宇宙(コスモス)を垣間見ました。
つかの間の宇宙遊泳でした。星が綺麗でした。

そして、ここ10年で初めて
映画にも芝居にも行かない一月を体験しました。
もちろんテレビも見ません。
これはもう離島体験です。

というわけで、
宇宙旅行と離島への旅を無料で経験し
すごく充実したなぁ、と夜道でつぶやくような
そんな脳内旅づくしの危険な日々でした。

この間、沢山の人に会いました。
4月からだと、1000人以上の人々と
対面してきたことになります。
そして思ったのは、
人間には2種類の顔がある、ということです。

それは、端的に言うと
「幸福そうな顔」と「不幸そうな顔」です。
1000人以上の人を見てくると
もうこの2種類のどちらかに、
即座に分類する癖がついてしまいました。

中間はありません。
幸か不幸か、かならずどちらかになります。
そして、さらに思うことは
世の中の「幸福そうな人」と「不幸そうな人」の数は
だいたい同じである、ということです。

だからなんなんだ?みたいな話ですが。

2006/06/14(水) 夢を具現化する方法。
昨日はW杯を見終わった後
どんよりとした気分で眠れず
わけのわからない文章を書いてしまった。

それを反省するわけでもなく
今日もまたわけの分からない文章を
書こうとしている私がいる。

まあこの日記は
文章半分、写真半分で
写真を見てもらいたい気持ちもあって
今日も昨日に続いて写真を加工して
油絵タッチにしたものをアップしている。

文章がわけ分からない時は
写真でも見てお過ごしください。

あまりの忙しさに
土曜日曜もあったものではなく
戒田君の芝居と森下君の芝居については
行きたかったのに行けなかった。
申し訳ない、とここで謝っておく。

ちなみに
私が川本真琴情報を得るためだけに
毎日読んでいる森下君のブログによると
ついに!川本真琴が活動を再開するらしい。
バンド(多分一時的な)で、曲も書いてるらしい。
情報ありがとう!森下君!、とここで礼を言っておく。

そんなこんなで忙しい中、死ぬ思いで
アイホールまで「PlatForm」を観に行く。

やはり、志賀サマのプロデュースは良い。
面白い、というか、毎回新たな感覚が拓かれていく。

約1時間ぶっとおしでハウスを流し続け
男女7人が自転車に乗ったまま踊りまくってみたり
日常の所作を繰り返し続けることでダンス化し
聖なる時間を作り出そうとしてみたり。

いやあ、まだまだ
だれもやってないことをやってやろう。
まだまだ面白いことは残っているはずだ。
という熱を持った若人がいるのだなあ、
と勇気付けられる舞台だった。

そして、夢を「夢」のまま具現化するには
芝居よりダンス的なもののほうが向いている
ということを、改めて感じた。

2006/06/13(火) 風景が溶けてゆく。
暗い夜道を歩いていると
建物の輪郭がぼやけてくる。
闇と建築物の境界が分からない。

時折行過ぎる車のライトが一瞬辺りを照らし
そこにある壁や窓を浮かび上がらせて去ってゆく。

新聞か何かで読んだのだけれど
サッカーの技術に関する研究において
日本は世界のトップレヴェルにあるらしい。

中村俊輔のキックを研究して
学生に同じキックができるようにしようと
している研究者もいるらしい。

一方、アフリカあたりでは
そのような研究は全く進んでいないが
素晴らしい技術を持った選手は
”自然と”現れてくるという。
だから研究など必要ないのだと。
自然を失って科学が発達する、ということか。

そういえば、エスペラント語はどうなったのだろう?
世界公用語という理想を掲げて作られた
人工言語だが、現在全世界で100万人ほど
使える人がいるらしい。

全世界で100万人?
公用語とは程遠い感じだ。
民族に根ざしていない言語であるため
これを喋る人は脱民族主義の象徴として
ヒトラーやスターリンに粛清されたりしたらしい。

日本の教育基本法は
民族主義的な変更が加えられるようなので
エスペラント語の出る幕は、ますます無くなってしまう。

今や、英語が世界の公用語である。
世界最大の勝ち組は、米国とアメリカ英語なので
お隣の韓国でも中国でも、ものすごい英語教育ブームで
その熱気は、ちょっとどうなの?と思うほどだ。

ところで、検索ページのグーグルには面白い機能がある。
表示設定をいじると、世界の他言語のグーグルが
使えるようになるのだ。

ちなみに、ヘブライ語を選択すると、面白いことが起こる。
日本語に戻すためのリンクも常に表示されるので
試しに様々な言語に設定してみると面白い。

なんだか小さな世界旅行の気分である。

ちなみに、観光写真というやつは、
名所を昼間に写したものが多いが
僕は旅先で夜にうろうろするのが大好きである。

夜道はどこも大して変わらないが、空気が違う。
風景や視覚に左右されない分、余計に
いつもと違う空気のコロンを感じることができる。

ワールドカップの初戦は敗れてしまったので
今夜の夜道には、ため息が溢れている。
某有名占い師によると、本日6月13日に
大地震が起こるそうで海外脱出した人もいると聞く。

このため息が、地盤を揺るがせてしまうのだろうか?
夜の空気のコロンの中には、地震の予感など無い。
たぶん、大丈夫だろう、と思いながら眠りに入る。


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