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2006/07/30(日)
真夏の夜に、取り残されて。
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部屋に帰ってから、“初恋の嵐”の ファースト/ラストアルバムを聴く。
今日は一日に4本の芝居を観た。
4月以降の暴力的な忙しさのおかげで 芝居や映画から本当に遠ざけられてしまって ため息をついていたら京都に東京の劇団が いくつもやってくるという噂を聴く。
TOKYO SCAPE という企画で、上手く会場を回れば 一日に4本も芝居が観られてしまう! これはチャンス!
というわけで、夏の京都をうろうろする。
途中でアイホールの山口氏や 遊気舎→Fringeの荻野氏、 世界一団改めsundayの平林氏&NEXTの都木氏 そして劇作家の松田正隆さんなど、 お久しぶりで多彩な面々に出くわす。
おお!この感じ! これが京都の小劇場界?の「狭さ」だよ!
以前にクロムの森下君が客演したbird's-eye view の ちょっとひねったオシャレな連作から始まって 夜になるにつれだんだん作品の内容が重くなっていく という感じで、4作品見たけど眠くならなかった。
最近芝居を観ると眠くなることが多いのに なぜそうならなかったかというと とりあえず初めて見る役者さんばかりで新鮮だった ということがあると思う。
そして、4本通して観て思ったのは 役者のレベルが全体的に高い、ということだ。
まあ、東京は演劇人口が多いから、 ある意味当たり前のことなんだろうけど とにかく安心して観られる。 bird's-eye view なんかだともう 全員今すぐにでも「売れそう」な人ばっか!
そういう役者さんを見ているのは、楽しかった。 こういう企画は、またやって欲しいと思う。
ところで、いい役者と言えば 最近「役者がいいなぁ」と強く思ったのは たまたま観ることになった関西の劇団Mayってところ。
在日の金哲義君が在日の人たちの話をやってて 噂に聴いていた重い重い感じの芝居ではなく むしろ笑いあり涙ありのエンターテイメントで でも底にはちゃんと歴史の重さが流れていて・・・ という感じで、観やすくてなおかつ心に残った。
とにかく役者がとても良かった。 こんなにいい役者さんたちがいたんだ!と嬉しくなるくらいに。
まあ、そんなこんなで “初恋の嵐”のファースト/ラストアルバムから 耳に残ったフレーズ「真夏の夜に、取り残されて」
なんて素晴らしい! 言い当ててます!
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