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2004/05/17(月)
仕立おろしのセビロ
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昨夜(正確には今日の夜中)、『吉行淳之介エッセイ・コレクション3』(ちくま文庫)を読了。 この本のなかの「文学を志す」と云うエッセイに、こう書いてあった。 《人生が仕立おろしのセビロのように、しっかり身に合う人間にとっては、 文学は必要ではないし、必要でないことは、むしろ自慢してよいことだ》 この言葉に、深く共感してしまう自分が、少し悲しい。 でもまあ、これも現実であるわけで…
そういえば、この本の編者である荻原魚雷さんと話した時に ボクと同じタイプの人かな…と感じたな。 あと、『吉行淳之介エッセイ・コレクション4』(ちくま文庫)は傑作対談集で、 「スクラップ」でも書いている、川崎長太郎との強烈に面白い対談も収録されています。 一読の価値あり、オススメです!!(^o^)
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