DIARY
ホームページ最新月全表示|携帯へURLを送る(i-modevodafoneEZweb

2004年10月
前の月 次の月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
最新の絵日記ダイジェスト
2004/12/01 いつぶり? 曜日練
2004/11/30 ちょっと落ちつかないと…
2004/11/29 すでにせかせか…
2004/11/28 ちょいとぐうたら
2004/11/27 2つの道

直接移動: 200412 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 月 

2004/10/19(火) この日は一生忘れないと思う
 ちょっとすっきりした。でも今は放心状態…。上司の悲しそうな顔を見ることができなかった。
 朝から言おう言おうと思っていても、なかなか声をかけられず、やっと決心がついたのは夕方だった。
 大事なことはほとんど手紙で伝えてきた。受験、就職。親とぶつかるたびにいつも手紙を書いていた気がする。文章の方が時間をかけられる。ごまかしがきかない。そしてあとに残る。だから、きっといつも文章を選んできたのだと思う。
 先輩に渡した手紙。今の自分の気持ちを素直に書いた。「続けてほしい」先輩はそう言った。俺の性格からすればそうとう決断は固いはず、そう察したのか「妥協点は見いだせないの? 例えばなにかが変われば…とか」
 妥協点…。予定がたった生活をしたい。もちろん仕事をしていくうえで、自分の時間を犠牲にしなくてはならないときはある。それは重々承知しているつもりだ。でも、先の予定が不安定な生活を続けるうちに、気がつくと未来の楽しみを思い描くことができなくなっていた。
 白紙の手帳。今までびっしり書き込んでいたのからすれば、持っている意味すら疑いたくなる。
 極端。不器用。おそらくそうなんだろう。よい意味で一直線。ほかのなにを捨てても…。そこがあわないのだと思う。どこまでが仕事でどこまてが自分の時間? 両方が相互に作用しあうのが、この仕事のおもしろさ。でも、そのおもしろさに苦しめられてる。
 賽は投げられた。いや、自分で投げたのだ。仕事だから、引継ぎなどもあってすぐにやめることはできない。でも、俺としては今月でやめたい。「少し時間が経てばなにかキッカケがつかめるかもしれない」先輩はそう言う。そうだろうか。自分のしっかりした部分を崩したくない。その無意識の思いは変わらないと思う。
 性格がしっかりしすぎているんだ。きっと。昔に比べれば、いくぶんましになった。でも、それは表面上だけ。心ではそうじゃないって思ってる。
 さみしい。わずか半年とはいえ、生活のほとんどの時間を過ごした場所。ここを去る日がくるなんて思いもしなかった。まだ、なにもしらない回りの人の声が身にしみる。
 書いていて、ためらっていた理由がわかった気がする。悲しませたくなかったのだ。いつも場を盛り上げてくれて、熱心に妥協なく指導してくれる先輩を。仕事でこたえたかった。その思いがもうないと言えばうそになる。でも、答えは変わらない気がする…。


 Copyright ©2003 FC2 Inc. All Rights Reserved.