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2006/08/25(金)
今日、入院してきた人は・・・
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朝、詰所に行って 今日の予定確認… 今日の入院患者様の名前を見ると…見たことある名前 でも、同姓同名など幾らでも居るよな と…思いつつ 今日の入院担当ナースに『入院のNさんって…何歳くらいの人なんですか?』と聞いてみた。 ナースのM田さんは、『62歳って言ってたわ』と・・・ 『もしかしたら…うちの主人の会社に居た人かも…』と・・・
午前中に、ばたばたしているうちに そのNさんは入院してきた。顔も見る暇もなかった私だが 仕事の合間を見つけて 訪室してみた。 入り口に居た家族さんに『あの…Nさんて○○○(会社名)にいらしたNさんじゃないですよね?』と聞いてみた。 家族さんは、患者様本人に『そうなの?』と聞いている その家族さんは、奥さんではなく お姉さんで、弟のことは詳しく知らないようだった 患者様は、『そうだよ!』と答えている その顔を見た途端...『あっ…Nさん!ASANOMEですけど…わかりませんよね?』って私は言いました。
担当ナースは…脳梗塞で、あまりよくわかってないようだよ???って言ってたので 覚えてないかもしれないと 思いながら聞いてみたのだ
そうすると 『ASAの奥さんか?』と・・・ うちの旦那は、職場では確かに『ASA』って言われてる…! Nさん本人だったのです。 主人と一緒だった会社を辞めてから5年くらいになるでしょうか? 久しぶりに再会した嬉しさと このような形での再会に…悲しくもありました。
この数年で、年老いてしまい 痩せてしまったNさん 独身だったので、不摂生な日々を送って居たのは当時からでした。よく、うちの旦那が…20歳も年上の人に向って 『そんな生活してたら倒れちゃうよ!』って 辛口たたいていたこと思い出してしまいました。 でも、イッパイいっぱい…お世話になった人なんです。 こんな形になってしまったけど 仕事で、お返ししたいって思います。
今日は、残り番だったので 父ちゃんが、迎えに来てくれました。 私は、着替える前に…外で待ってる父ちゃんのところへ行き Nさんが、入院してきたことを言いました。 父ちゃんは、驚き…すぐさま病棟へ一緒に行きました。
Nさんの病室へ行くと 目を閉じて眠っていたのか??? 私は、『Nさん…』って声をかけました。 目を開けたNさんに向って 父ちゃんを指さして『わかりますか?』と聞きました。 そうすると 照れくさそうな顔をして 『わかんないよ!』と一言・・・・・・・・・ 一瞬、え?やっぱわかんないんだ?って思ったけど 旦那にむかって色々と話かけるNさん見て 冗談だったのが直ぐわかりました。
身内や友人とは、あまり縁のないNさんなので とても嬉しかったようです。
家に帰ってから 旦那も、たまに顔だして刺激与えてあげたほう良いよな…って そして…Nさん、お前の居るところに入院して俺は安心してる って言ってくれたの聞いて なんか…ちょっと嬉しくなりました。 私のこと少しでも認めてくれてたんだな・・・ってね
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