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2009/01/26(月)
かかわり
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わが病棟にも認知症の患者様が沢山居ます。
症状は様々… 仕事をしていく上で色々なかかわり方を覚えました。
毎日忙しい病棟…職員はゆっくり話しも聞いてあげる暇もない
でも…自分の一言で いかに相手を安心させてあげられるのか 最近、そんなことを凄く考えるようになりました。
Aさんと言う男性患者様 Aさんが元気なころに奥様が認知症になり…世話をしていたそうです。
最近、ほかの女性患者様を自分の妻と勘違いをします。 それも自分の奥様と似たタイプの痩せ型で小さい女性を… 他の職員は『ちょっとまた始まったよ!』とか『違うから』とか しまいには『Aさんもとんだエロおやじだったんだね』とか『セクハラ行為』とまで表現する人まで
でも…Aさんは奥さんが心配で(現実は奥さんと勘違いしている患者様)車椅子を押したり部屋を覗いたり…遠くから見ていたりなんです。
最初は、私も…『この方は○○さんって方なんですよ』とハッキリ言わないまでも『奥さんじゃないよ』的表現をしました。 でも!ある日『私が(奥様のお世話を)ちゃんとしてあげるから心配しないで』と言うと 『そうかい!頼むね』と言ってくれました。 その夜、Aさんの部屋にいくと 私のことを手招きしてニッコリ笑って『頼むね!』と 調子に乗った私は(笑)『はい!まかせてっ!大丈夫だよぉ!だから安心してユックリ寝てくださいね』と・・・
それまでは 終始しかめっ面しかしてなかったAさんが笑顔を見せてくれるようになりました。
自分の一言でAさんは、こんなにも安心してくれるんだ って思ったら嬉しかった。 その後も、勘違いは続いていますけど 私には笑顔を見せてくれるようになりました。
午後から…面会の娘さんが来ていたので 娘さんに『今日、Aさんお風呂入ってくださったんですよ!』と言いながら(入浴拒否が多いかたなので) Aさんに『Aさんと私仲良しですもんねぇ〜』と言うと 普段口数が少ないAさんなのに 娘さんにむかって『この人に…いつも世話になってるんだ』とボソッと言ってくれたのです。
どの患者様とも どんなことでも良いから かかわりを持って 心が通じ合えることって大事だよなぁ〜って思いました。
日々の忙しさで余裕のない介護だけはしたくないし しちゃイケナイって思いました。
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