おばこの金魚日記
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2007/06/16(土) 革命マルクス主義
晴れ 水温日なたでは30度越え! すだれを全水槽分用意しないと・・・
すだれは季節モノなので少し買い溜めておくといいかも

出目水はいよいよ壊滅寸前
ここは一発 加温32度で行くぜ
煮てダメならあきらめる

需要と供給 これが私たちの資本主義経済における重要な要素です
つまり商品の価格とは需要と供給のバランスにより決まります
価格を保つには需要に対して供給数を若干少なくするということが必要です
任天堂DSの価格が下落しないのは大変良くこのバランスが取れているからでしょうか
数年前のたまごっちという何のことはないおもちゃがありました
これは需要と供給でいうところの需要ばかりがあり供給が追いつかないという状態が続きました
そのため定価の10倍の値段が普通についたり 白には3万円もの値段がつくようになりました
たまごっちを体育の授業中同級生から盗んだり
もしくは脅迫して奪い取ったり 窃盗 強盗などなど
また「たまごっち売春」といってたまごっちをもらう代わりに体を売るという今考えるとありえない事件が次から次へと報道され
資本主義の恐ろしさというものを実感しました
たまごっち強盗で捕まった人たちももう出所して普通に暮らしているでしょうかね 出所したときはたまごっちは産廃同然の価値しかなかったことでしょう
たまごっちに苦い経験や強いて言うなら強烈なトラウマを残した人たちがこの日本にはかなりいるはずです
当然ですがこの逆もあります つまり需要よりも供給が多くなってしまった場合です
これは農作物でたまにあります
キャベツが多く出来すぎてしまった場合価格を下落を避けるためにキャベツを廃棄処分にします
これは農協という組織により供給多寡を防止策であり
破棄することで価格を調整します
1個50円のキャベツを1500個出荷しても
1個100円のキャベツを750個出荷しても 農家の儲けは同じ計算になります
そもそも日本の農業は純粋な資本主義経済ではなく
計画経済といってもいいでしょう 生産量の枠組みを決め
生産量や生産品種を調整していくのです
これが農作物の品質水準と農家の生活水準を安定させているのでしょうかね 逆に言うなら江戸時代以降の農民は生かさず殺さずがまだ続いているともいえますね
金魚はどうでしょうかね
組合があってもほぼ100%自由経済です
生産量や生産品種の指定などはなく作りたい放題
好きなだけ好きなものを作っていいのです
これが金魚のいいところであり経済的にはあまりすぎってことでしょうかね
私が小学生のころに買った琉金は300円です 今でもその店に行くと315円です
らんちゅうは600円から735円に
丹頂や東は525円 20年前と同じ値段でございます
20年 缶ジュースは100円から120円 20%値上げです
プロ野球で言うところの落合が1億円プレイヤーになるところ
今では1億円プレイヤーがゴロゴロいます
安定した生産とは経済で言うところ常に供給多寡であり
金魚などは問屋にいけば常に琉金 出目 キャリコ コメット 朱文金
丹頂 東 オランダ らんちゅう ピンポン 水泡など大量にストックされています 価格もよしあしにかかわらずほぼ同じです
セリでは季節により価格が上下しますがその上下を問屋さんはある程度無視して1年中同じ価格で小売店へ提供しています
そのため1年中同じ価格でホームセンターなどで金魚が手に入るようになっています
当然ですが資本主義の原理により貴重なものは価格があがります
生産量 流通量の少ないものは必然的に値段が上がる傾向にあります
輸入初期のブリストル朱文はその色柄の美しさもあり 値段が高騰しましたが
国産の当歳魚が出てきた今日になっては小売で3000円を切る程度に下落してしまいました
つまり生産しすぎてはいけないのです
現在では一般のいわゆる流通でない 愛好家直モノがインターネットの普及によって簡単に手に入るようになりました 私もいわゆるそれなのですが
これにより本来の希少種も価格の下落が続くようになりました
一般店で見られないアルビノ種もオークションなどをのぞけば大量に出回っていますしブリストルもまたしかりです
このように生産量による供給の調整も出来ず
生産者による一般商品でいうところのメーカー小売価格もなく
流通による価格の調整も出来ず
金魚とは現在のところ高騰する要素が見当たりません
幸いのことに輸入金魚の検疫がうるさくなってのでこれらはこれから値段ががって行くかもしれませんね
輸入量だけではなく人民元の値上げと全体的な円安傾向も輸入金魚の価格高騰につながるのです

さてではどんな金魚が値段がつくか
池で放し飼いできないものは関係なく値段があがります
体質虚弱なアルビノ各種
高級らんちゅう 
トサ ナンキン ジキン など血の濃い虚弱たち
長いオランダや東錦 つまり品評会のある品種です
また固定率の悪い 江戸や桜錦
などがやはり値段がつきます
竜眼や出目水などは流通量が少ないですが 需要がありません
いくら供給が少なくても需要がそれより少なければ意味がないということです

なぜ急に経済の話をしているのか 今高校の公民の勉強をしているのです
というか来年の生産品種を今から決めておきます
今年は星野阪神誕生時のような大リストラを行います
使えんやつはクビじゃー


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