おばこの金魚日記
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2008/05/18(日) 江戸 長手 ミ ツ 午後出目水
本日も朝から金魚は盛っています
一通り人工授精をしてみました
卵大量です

たくさんとってよくないのは諦めるという戦法で毎年言っています
今日選別したものはフナ尾率が約4割弱
無作為に100匹掬ってそれを選別します
これを3回繰り返します
100匹中のフナ尾は42匹 39匹 35匹 となりました
300匹のうちフナ尾は116匹です
これは水温21度約90時間で孵化させたものです
去年と同じ親魚ですのでデータが残っています
比較すると毎年同じぐらいのフナ尾率であります
先日の東錦95%近く尾が開いたことを考えるとこの品種の難しさが痛感できます
なお東錦においては 普通鱗(黒色)が1 通常が2 全透明鱗(シルク)が1 の割合で出るのが通常である
色においての選別だけで約2分の1になるわけです
当然だがその中から東錦の規定の柄が出る割合はごくわずかで
1腹に1匹残せるのが出ればいいという感じである

出目水泡眼の背なりにおける一部ヒレの出現率は
100匹において約40匹になっています
その残った60匹のうち背なりが気になる程度にゆがんでいるのが
約半数30匹
残った30匹のうち尾がきれいに開いているのが約10匹
1回目の選別において100匹が10匹になるのであります
今年は親魚代えてるのでどうなるかまだわかりませんが
おそらく背なりは厳しいでしょう

津軽錦の背びれの出現率が改良が加えられたおかげが5%も出ない
親にもよるが背びれの除去と言う面においてはかなり成功している
今年においては5%を切っている
また4年前には短尾のものが3割ほど出たが現在は短尾のものは1匹も出現しない

サシは去年とれなかったので最新のデーターはないが
4年前の最初の年度においてさがみ水産のものを両親に使用した結果背びれの出現は約3割程度
また短尾のものはほぼ皆無であった
その後深見養魚場のサシを親に使ったところ
背びれの出現率は5割を超え
青らんちゅうと呼ばれる短尾ものが約半分出現した
セイブン×らんちゅうのため背びれも出れば短尾も出るわけである
しかし特筆すべきは色の固定率である つまりすべてセイブン色モノのが出現したのだ
これはさがみ水産のものでも同じ結果である
セイブン色は優勢に遺伝するのではないだろうかと想像している
ちなみに青文魚は極めて丈夫な品種だと感じている
優勢に遺伝する金魚は丈夫であると仮説がある
劣性遺伝の出目金などが弱いのは納得がいけるかもしれない

アルビノ種の遺伝いついては先任であるアルビノの会の方が専門なので当方では特に正確なデータは取っていない
しかしながら一言言えることはアルビノ×アルビノは非常に高い確率つまり稚魚のうちほぼ100%アルビノになるのである
しかし当然だが1代〜3代前の親がアルビノでない場合は
どうしても普通のものもでる
うちのアルビノ固定されたものをいただいているので一部品種に以外は100%アルビノとして生まれてくる

色柄の遺伝については今年から正確なデーターを取っていこうかと思う
今までの経験上 素赤×赤勝ち更紗が一番良い色柄が出ると思う
商業ベースで考え白の極力避けるのであれば
素赤×素赤が効率的かもしれない
白勝ち更紗を親に使うのはあまりお勧めはできない
白いものが極めて多くなる
また親魚は色の濃いものを選ぶくとが大事である
オレンジではなく赤の濃いものを選ぶ
見ればわかるが子供がオレンジ色の薄い金魚ばかりであるばあい
その親もオレンジの薄い色である
色の濃さは飼育環境 とりわけ底が泥の野良池で飼育することによりよい赤が出るが 室内もしくは屋外プラ舟で飼育する場合は後付の色揚げは不可能に近い
親は色の濃いものを選ぶこと
当歳2歳では薄いものだが 3歳になれば本物は色が濃くなる
これを使うのである
本年度は長手を500匹ほど無選別飼育して色の配色 濃さなどをデータをとることにする

丹頂という品種 頭だけに赤が乗る訳だが
以外と固定率はいい
しかし頭だけに赤が乗るわけでもない3割ほどは
尾びれ、そして背中にに赤が入ってします
腹部や腹部の底に赤が入ることはないが
背中や背ビレ尾びれに出現する赤が厄介なのだ
このようなものは「更紗オランダ」として安値で流通することがある
一水槽背中やヒレだけに赤の乗った更紗オランダがいたらもしかして丹頂のハネモノかもしれませんよ

気がついたら長文になっていた
私はテニプリで言うところの乾タイプであることは言うまでもない


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