おばこの金魚日記
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2008年8月
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2008/08/24(日) 体長と尾の長さ
天候 雨
冷たい雨が降り注ぐ
雨の割には良く売れたほうです
東錦が人気です

ちょっと天気が悪く水温が低い日が続くので
ガンガンいこうぜからみんながんばれに作戦変更です

当歳魚は出揃う時期になりましたが
ここ数日東が良く売れまして
数が減ってきました
バックアップに取っていた青仔サイズを180プラ水槽に集めて
大きく育てていくことにします
東錦は第1陣 180 第2陣180 そして第3陣180 となっています
一応45に最後の予備があるのだが
こちらはろくにエサも水もしていない
万が一のための予備戦力です

これから大きく育てていくのですが
エサをあげすぎてただでかくすれば言いというわけでもないのが難しいところです

体(体長)はエサやりで大きく出来ますが
尾の長さはエサやりで長くなるのではありません
尾は年月により長くなるのです
エサで身体はでかく出来るが尾はどうにも出来ないということです
エサばかりあげて巨大化させた東錦では
体長ばかり伸びで尾が伸びず「ショートテール」のようになっている個体が出てきます
これは体の成長に尾がついていけない悪い例です
尾の成長を見ながら身体をつけていくように心がけます
体長の伸びる長手の品種には良く見られる傾向です

目標としては当歳魚の秋で 体長(鼻先から尾の付け根)と尾の長さが1対1の均等になるように仕上げることです
尾の成長に合わせた体つくりを心がける
2歳時には体長1に対して尾が1.5倍程度になるのが理想といった感じでしょうか
津軽錦など尾の伸びやすい品種では当歳で1.25倍を目指します

尾の遺伝においては短尾が優勢となるので尾の長い個体を目指すのであれば短尾は混ぜてはいけない
私は小学校の頃 シュブンキンといわゆるコアカで卵をとったのだが
極めて短尾率が多かった コアカの短尾の遺伝が勝ったのである
また3年前 らんちゅうと津軽錦を掛け合わせたところ
やはり短尾が多く出た
昨年の銀秋金と茶らんちゅうの交配では尾の長さは長短半々であったがこれは茶らんちゅうの出所に疑問が残る
らんちゅうと成分の交配で完成したという銀秋金(青秋金)において同品種どうしにて交配してもこれまた短尾の出現率がそこそこあるので
尾の長い同士の交配であるにもかかわらず短尾が出る場合は
その近い先祖に短尾の親が入っていると思っていいだろう
短尾の遺伝は極めて強力である

またシュブンキン×コアカにおいて短尾は出ることはすでに書いたが体色においてはシュブンキンの透明鱗が優先されるようである
以外ではあるが透明鱗は比較的優勢に遺伝していくようである
しかしきれいな浅黄など出ることはない
どちらかというと「桜柄」といった感じになる
このことから最近積極的にらんちゅうと桜錦の戻し交配を行い
良質の桜錦を生産されている方が多くいる
比較的コブの乗る桜錦が出てくるわけである
こう考えると良魚を求めるにおいては 桜錦よりも江戸錦のほうが難しいとも考えられる
江戸錦に必要な体色は多品種と混ぜては簡単に出てくるものではない
そこが江戸錦の良魚が少ない 桜錦のほうが良い個体が出回ることにつながっているように思える

話が逸れてしまったが 尾と体のバランスというのはとても重要である
今日売れた東錦の画像を貼っておくがこの個体においては
もっと体がしっかりしなくてはいけない
尾に比べるといかにも体が貧弱に見える
エサをあげてくれ


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