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2006/08/08(火)
お口としんごさんの話。
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今日は今年になって初めて甲子園を本腰入れて見たり聴いたりしました。 第二試合は茨城出身の方とラジオを聴いていたので茨城応援したりしたのですが…残念でした。 あと帰ってから見た八重●山の試合の時に口笛っぽい音がこだましていましたが、アレは沖縄っぽさの演出でしょうか。
こう…なんというか……私の中ではその音がいただけなかったので消音で見てたりしてましたが……消音だとやっぱり味気ないので音出すとまた口笛みたいな音がしてまた消音にしてまたやっぱり音出して…とか繰り返していました。 もうその口笛みたいな音が気になりだすと気になって仕方が無くてしょうがなかったです。気にしなければよかった…! 終わりのほうはこの人たちはいつまで口笛吹き続けるのだろうか…とか思って見ていました。結局最後のほうは少し音に元気が無くなってた気がするのがおもしろかったんですが、何時間も口笛を吹いていられるその口筋には敬意を評します。口筋すごいね。 (もしかして普通に笛かなんかですか?)
ちなみに私は口笛吹けません。 まえちんがあんな口ぶりなのに口笛がふけなかったりしたらかわいいかもしれない。 まえちんのお口はあんなのですが口筋はすごくなさそうですよね。何か柔らかそうです。(…) なので、まえちんは口笛を吹こうとしてもスースーしか鳴らなくて、お前そんな口してんのになんだよ。その口は飾りかよ。的なことを言われているんじゃないかと気にするまえちんには涙を誘われると思います。 口笛がふけなくとも、まえちんのそのお口がお口であれば私は好きだよ。 きっと桐青の子もそのまえちんのお口が大好きなんだと思います。 (むしろ皆はあんまり口とか気にしてないと思います)
それでもある日、鍵当番のまえちんは皆が帰ったあとの部室でこっそり口笛の練習をしていると、そこに偶然、うっかり寝たままどこかにはまった利央に気付かずにまえちんは鍵をかけてしまっているかもしれないと心配になって見に来たしんごさんが来て、秘密の特訓を見られてしまいました。 (ちなみに利央はもう帰りました)(普通に)
まえちんは気まずくなって目をそらすと、 「オレもやってみようかな」 しんごさんはおもむろにそう言いました。 しんごさんは口をすぼめて息をふき出しますが、しんごさんの口からはスースーと息の抜ける音しか聞こえません。
「オレも吹けないや」 しんごさんはバツが悪そうに笑うと、まえちんの隣に座りました。 「オレも練習していっていいか?」 まえちんの返事も聞かずに、しんごさんはまたスースーと口から息を出し始めました。
それからしばらく、二人無言で口笛の練習をしていると、まえちんの口から「ピー」、と少しだけ音が出ました。 「まえちん、いま!」 いま、できてたじゃないか! しんごさんはまえちんの肩をバンバンと叩きました。 「慎吾痛いよ」 「まえちんはすごいな。すぐ出来た」 バンバンと叩くのはやめずに、しんごさんは本当に嬉しそうに笑ってくれました。
その笑顔を見て、まえちんは口笛が出来たことに対する喜びを感じると共に、少しだけ悔しい気持ちも味わいました。
オレ知ってるんだ。 慎吾が本当は口笛が吹けること。 オレに気を使ってくれただけなんだろう。 善意でやってくれてることは分かってる。 でも慎吾の優しさはときに人を傷つけるよ…。
(?) 唇が薄い人と唇が厚い人だとどちらが口笛って吹きやすいんでしょうか。
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