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2005/08/29(月)
スローなブギにしてくれ
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先程のKA・BA・THEの衝撃がまだ私の頭の中をリフレインする。 おにいちゃんが帰ってくるなり嬉しそうにコレ見てコレ見て言ってくるので、なぁに?と思ったらあれでした。 衝撃でした。天才ってすごいと思いました。 全世界の人が今週のジャン●買えばいいし、切り抜いてファイリングすればいいし下敷きに挟めばいい。 二人できゃっきゃきゃっきゃしました。嬉しかったです。
全然関係ないのですが、この頃電車に乗っていないので寂しいです。 電車は時に面倒ですが、好きです。 でもこの頃ご無沙汰です。 ご無沙汰と言えばミハベです。 ミハベ、ミハベ。 最愛のミハベです。 各方面から、ミハベはどうしたと言われ続けていて、私は、ミハベ?ミハベは好きだよ。と思っていました。 ただリオスヤという計り知れない壁にぶち当たり、その次にしまじんというお鼻に行き着いて、たった今ハナオキという新たな一歩を踏み出したら、 あれ、ミハベってあれだね。すごいメジャーだね。すごいね、と思いました。
電車ミハベ。
ある日電車に三橋と阿部が乗ると、とっても混んでいて座れませんでした。 しばらくすると、何やら阿部の後ろに立っている男の人が阿部の臀部をまさぐっていました。 そのころ阿部はというと、三橋が乗り物酔いをしないかどうか心配で心配でハラハラドキドキしていました。恋ではないときめき。 もしも三橋が乗り物酔いになってしまった場合を考えて、阿部は片手に梅干を持っていました。 いつでもどこでもへそでもこめかみでも貼ってやるぜ。なんたってオレたちはバッテリー、一心同体なんだからな。 体は危険に犯されていましたが、心は三橋だけを見つめていたので、阿部は気付きませんでした。今阿部の神経は三橋を見ること、そして握った梅干を何としても手放さないこと、それだけにしか向いていませんでした。
あと余談ですが、阿部は夜に爪を切ったら親の死に目にあえないので夜に爪を切らないし、夜に口笛を吹くとヘビが来るので夜に口笛は吹きません。というか口笛が吹けません。
まるで体と心は別物の阿部を、三橋は見つめていました。 (阿部くん、から…すっぱい匂いがする…) 阿部の体に少しだけ顔を寄せると、やっぱりすっぱいです。三橋はこの匂いが梅干だと気付きました。 (阿部くんは梅干なのかな。梅干の妖精なのかな) そう考えると、とっても可愛いなぁと思いました。 でもすぐに、阿部が梅干を持っていることに気付いて、わぁぁい梅干っだっ!と思いました。 そうなるともう、三橋は梅干に心を奪われてしまいます。 梅干。梅干。阿部くんの梅干、オレの梅干。 その考えはあながち間違いでもないです。 (梅干、梅干。) 梅干を見つめていたら、ふと阿部の臀部を怪しく動く手を見つけました。 (?) 三橋は何だろうと思ってよく見ると、やはり阿部の臀部を手が這い回っています。 (っ?) 阿部くんの、おしりを、おとこの人の、手が。 阿部くんの、おしりを、おとこの人の、梅干が。 三橋はその光景が衝撃的でしたが、梅干のことはやはり頭から離れてはくれませんでした。 どうしよう、どうしよう阿部くんが大変!阿部くんが梅干! (あべくん、でも、梅干が…。あべくん、手、おしり、梅干、おしり、あべくん、梅干、梅干、おしり、でも梅干) 「うっ…うっ、あべくっ…うめぼっっぐじゅっ」 三橋はあべくんのおしりと梅干のことで頭がいっぱいで、どうしたらいいかわからなくて、泣き出してしまいました。 それを見た阿部は驚いて梅干を落としそうになりましたが、寸でのところで耐えました。 「三橋!?どうした、気持ち悪ぃのか!?」 阿部が聞いても三橋は首を横に振って、阿部は三橋のこめかみに梅肉を貼り付けてやろうと意気込みましたが違くて少ししょんぼりしました。 (でも、気持ち悪くねぇのに何で泣いてんだ。どういうことだ、じゃあ何で泣いてんだ。どうしてだ。いじめられたのか。誰だ、三橋泣かしたの誰だ) 「三橋、どいつだ!?」 三橋は阿部くんの後ろにいる男の人を指差しました。 「てめぇかあぁぁぁぁぁ!!!!」 阿部は怒りに任せて梅干を持っている手で男の顔を握りました。ちょうど梅干がこめかみに擦りこまれて良い感じです。 (あ、あ…っ梅干、がっ!) 「うめぼっ…うめっ…うびぇぇえぇっ!」 梅干がおとこのひとのこめかみに擦りこまれてしまって三橋は悲しくなって泣きました。 「死ねぇぇぇぇぇ!!!」 結局、阿部たん痴漢を自ら撃退。罪、三橋を泣かした罪。
後日。 三橋は、疲れていたけれど、電車が中々混んでいて座れませんでした。 でも次の駅でシルバー席が一つ空きました。でも優先席だし…、三橋が我慢していると、阿部くんが 「三橋、座れ」と言いました。 「でもっ、ゆ、せんっ席、だよっ」 「ごちゃごちゃ言うな」 阿部くんが頼もしかったので、三橋は大人しく座りました。 それを見届けた阿部くんはにこやかに笑うと、三橋に軽やかにまたがりました。 「見ろ三橋、これでこのマークと一緒だ。」 そう言って阿部たんは、優先席のマークの一つを指しました。
阿部たんそれは、乳幼児を連れた方のマークだよ。
揺れるよ、電車は揺れるよ。 それはあれだ。座位っていうんだよ。 優先席のマークじゃない、座位っていうんだよ。
実際阿部たんは優先席にはてこでも座らないタイプだと思います。
で、今おとうさんがいつの間にか後ろに立っていて、どうぶわっ!!と思ったら、 「茸(仮)がエッチなの書いてる」 と言って去っていきました。 すごいイヤな誤解をされたような気がする…。 梅干の話書いてただけじゃない。 というかいつ入って来たんだろう…、気配を感じなかった…。 あとそれと、エッチなのじゃない。と言っても、 「おとうさん見たもん」とか言って信じてくれなかった。 何を見たというんだ。オマエは一体何を見たというんだ…!!ていうかオマエタカヤか…! あれ、何だろう。すごくショック。
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