普魯西日記
−ときめき☆プロイセンダディダ−
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2005/03/13(日) PALMの最新刊
※初めにお断りしておきますが、今日の日記は作品を知らないとさっぱり分からないです。ご了承ください。

PALMシリーズ(知っている人はどれだけいるんだろうか…)の新刊『パーム・午後の光』を買いました。
今回は割と軽いタッチで書かれていて安心しました。
何しろ前回のシリーズ『パーム・愛でなく』はあまりにも長すぎた上、環境保護一点張りでかなり辛かったんですよね。
いや、別に環境問題をテーマにしてもいいんですけど何かあまりにもヨイショしすぎていた感が…そもそも中核にされていたジェームズ君とシド先生の恋愛にウンザリ食傷気味でした。
むしろシド先生すごい嫌いでした。今まで読んだ漫画の中でも1,2を争うほど大嫌いでした。人間味があると言えばそうなのかもしれませんが、私には何だかすごい典型的なWASPに感じられました。この人のお陰でジェームズ君も嫌いになった。
(WASP:白人・アングロサクソン系・プロテスタント信者のこと。この条件がないと事実上米国大統領にはなれないと言われている。)

しかしながら今回からのシリーズは多少ですが何となく前のような展開で嬉しいです。
まぁでもやっぱりこのシリーズで一番の傑作は初期の『あるはずのない海』かと思いますが。あれを超えるのはなかなか難しいと思います。絵もあの頃の方が良かったなぁ。
あの話は本当に感動した。『ストロベリー・デカダン』以上に感動した。(比べる対象が間違ってます)

そしてカーター先生大好きだ。いつか絵に描いてみたいなぁ。
母親に嫌われて性格歪んじゃった男は最高です。何かオペラ座の怪人と共通する所があったりですね!怪人も好きだ。

そんな訳でPALMシリーズ、オススメですので興味がありましたら一読してみてください。確実にマニヤな本ですが、はまる人ははまると思います。

…ちなみに作者の公式HPもありますが、作品を読む前に作者の自伝などを読みますと確実に何らかの拒否感が生まれますのでそれらの閲覧は作品をお読みになった後でチェックすることをお奨めいたします…私は…とても引きました……。ていうか引くどころの騒ぎではありませんでした………。


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