普魯西日記
−ときめき☆プロイセンダディダ−
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2007/01/19(金) 洗脳される日々(ノ∀`)
講義でレニの映画を観たんですが、とにかくすごかったです。
あ、レニといっても我等が崇拝するBL界の神グイド・レーニ様とは違いますよ?え?誰もそんなこと思ってないですかそうですか。
ええと、レニとはレニ・リーフェンシュタールの方です。
なんというか、レニの生涯のすさまじさにある種の感動を覚えてみたりと、さっそく洗脳されかかってる(笑)んですが、とりあえず70歳の時、20歳歳をごまかしてスキューバダイビングの資格を取ったり、90歳にして40歳年下の男を作ったりと、なかなか尊敬すべきところの多い女性でありました。
いやー、人生一度は20も歳誤魔化してみたいよね!
っていうか
歳を20も誤魔化せる、って事自体が純粋にすごい
ですよね!レニ、恐ろしい子!

この人の詳細はぐぐっていただければすぐ分かると思うのですが、ナチ政権下でプロパガンダ映画を作ってた女流映画監督で、戦後は死ぬまでナチ崇拝者の烙印を押され続けた悲運の人物です。
個人的には彼女の思想のどこら辺がナチ崇拝なんだかよくわかりませんが、まぁオイローパやメリケンはナチに関しては鬼の如く追い回すので運命というか、何というか、仕方のないことだったのかもしれません。
なまじ彼女の作ったプロパガンダ映画が秀逸だっただけに起こった悲しい運命ですね。

で、レニのドキュメンタリを観つつ、その噂のプロパガンダ映画の一つ『オリンピア』を鑑賞したわけですが。
うーん、素晴らしい。
肉体美を最大限にまで押し出したオープニング、ギリシャからドイツに繋がっていく観念的な映像、壮大な音楽…思わず圧倒されてしまう演出を締めくくるのは「ハイル!」の歓声と共に表れる鉤十字。
オリンピックの中で黒歴史となったベルリン五輪も、こうしてみると最高のイベントであったように見えるのが不思議です。っていうかまた洗脳されてるよ私(笑)
さすがオリンピック映画最高峰。なんだかんだでレニの偉大さはこの映像に集約されている気がするなぁ。
ホントもう「前畑頑張れ」とか言ってる場合じゃありませんよ。

『オリンピア』で素晴らしいシーンといえば、やっぱりギリシャ彫刻が人間の肉体に変化するあの演出ですよね。
かの有名な円盤投げの彫刻が人間になるシーン、確か『映像の世紀』かなにかで使われていたと思いますが、あれを思いついたレニは偉大というか、萌えどころをよく掴んでいるというか、とにかくアバンギャルドであったことは間違いありません。

しかしこれを観ると余計に、ベルリン五輪がいかに政治的なものだったか、という側面も見えてくるわけなのですが、とりあえず日本の東京五輪が1940年に開催されなくて本当に良かったなぁと思います。
されてたらエライことですよ。ベルリン五輪と同じく、未来永劫にわたって黒歴史として語り継がれていったことでしょう。
ベルリン五輪ではハーケンクロイツが国旗となったんだから、多分日本だったら旭日旗とか掲げられちゃったりしますよええ。あぶないあぶない。

というわけで今日はインテリめいた日記を書いてみましたよ。
レポートの合間に書く日記はなんだか小難しいことを書きたくなるもんです。
参考までにベルリン五輪のウィキ記事を。↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%94%E3%83%83%E3%82%AF

聖火リレーがベルリン五輪発祥ってさりげないトリビアですよね。


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