普魯西日記
−ときめき☆プロイセンダディダ−
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2006/04/19(水) 地獄の冠飾句
※ドイツ語ヲタクぶり全開です。興味のない方は読んでも面白くないかと思われます。あらかじめご了承ください。

今日はドイツ語論文講読の講義とかありまして、ひさかたぶりに「ドイツ語の迷宮へようこそ☆」の雰囲気を味わって撃沈いたしました。
多分日本語で読んでもイマイチ分からない話を外国語で読むとホントに異世界に飛ばされたよーな錯覚に陥りますよね…。
以前ドイツ語に関して「悪魔の分離動詞」の話をした(9/1の日記参照)と思うんですが、今回は独語論文講読の際誰もがぶち当たる「地獄の冠飾句」の壁の話でもしたいと思います。
ちなみに私、学部時代独語の授業で冠飾句の範囲のテスト最悪でした…。

冠飾句というのは、まぁ日常会話ではめったに使うことはないのですが、ちょっと堅い文章になると目を疑うくらい出てくる修飾語をふんだんに使った文形態のことです。
今日読んだ文章から抜粋しますと、例えば
die als buergerlich-liberal zu charakterisierenden Gemeinsamkeiten
(庶民階級的自由主義として性格付けられる共通点)
とかいうのがそれにあたります。
つまり、名詞に修飾句が付いてるのが冠飾句の文というわけです。
で、まぁこれが単語としてポンッと出てくれば別に問題は無いのですが、こういう長い冠飾句がですね、一文の中にいくつも入ってくるともうわけわかめになってくるわけですよ。
ちなみにコレが出て来た文章、参考ついでに全文書きだしてしまいますけどホントに一文かい?ってくらい長い。何コレ。あり得ない。
ドイツ語がお出来になる方は是非翻訳にトライしてみてくださいネ☆
So sehr mit Recht Unterschiede und Konflikte zwischen dem Ringstrassen-Wien der zweiten Haelfte des 19.Jahrhunderts und dem Wien um 1900 in der Fachliteratur hervorgehoben werden, so wenig darf man uebersehen, dass im allgemeinen Bewusstsein unserer Gegenwart die als buergerlich-liberal zu charakterisierenden Gemeinsamkeiten der letzten Jahrzehnte vor dem Ersten Weltkrieg ueberwiegen.

もうね、こんな文を書く人間もこれを課題にした担当教員もまとめて闇に葬り去ってしまいた…ゲフンゲフン!
そもそも私はウィーンは専門外なんですよ!前も言ったけどオーストリアはプロイセンの敵ですからね!
そんな感じで今度の土日も、終始上に挙げたよーな調子が続くこの話をさらに予習していかなくてはならないかと思うと非常に鬱なのでした。

早くGW来ないかな……。(既に後ろ向き)
後ろ向きついでに今日の挿絵は『J.boy』のキングです。
『J.boy』、やっぱり打ち切りなんでしょうかね?(笑)


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