普魯西日記
−ときめき☆プロイセンダディダ−
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2005/01/31(月) ビブリオテーク(図書館)
先週に比べて幾分暖かくなって何よりなのですが、天気が悪いです。全く全く。
しかしながら1月の終わり頃からどこもセールが始まっているので小雨が降る街中へ。
コートやら服やらお菓子やらどれもこれも50〜70%割引でなかなかよろしい感じです。
せっかくなので半額になったチョコレートなぞを買ってみました。
モーツァルトの奥さん・コンスタンツチョコも半額です。

デパートを色々物色した後は市図書館へ。
この図書館は移転したらしく、去年の夏新しい建物に新たにオープンしました。
なので中がすごいオサレでハイテク。
貸し出しも返却もコンピュータ仕様です。
しかし皆さんその新たな機械に慣れていないようで、結局人のいるカウンターに並んでます。…微妙です。
ていうかドイツは無意味なところでハイテクなのが気になります。路面電車の電子販売機とかもほとんど使われずに直接運転手さんから買ってるし、鉄道の自動販売機もあんまり使われてないし…よく分からない国です。

ともかく図書館、綺麗でまったり出来てステキです。
そういえば日本語の本も10冊ほどありました。
しかしジャンルはびっくりするほどめちゃくちゃ…というか多分手に入った本をそのまま並べているだけだと思うのですが…。
鈴木光司、内田康夫、山村美沙、北方謙二…あとはちょっと忘れてしまいましたが何とも絶妙なラインナップです。
鈴木さんのは勿論『リング』です。久々に手にとって読んでみましたが話を大分忘れてしまっていたようで懐かしかったです。
映画を見た当初は怖かったなぁ…。あれ、映画のタダ券ペアが当たったんだよなぁ…あろうことか岩●哲哉のラジオ番組で。
そうそう、映画といえばこちらでも日本版リング、らせん、バース0と大体のリングシリーズが出ています。

漫画も少し置いてありました。何故かクラムプのクローバーが全巻揃っていた…。普段本屋さんで絶対見かけないのに。
あと由貴香織里の「少年残像」もあったな。何だか他では見かけないセレクションでびっくりでした。
「少年残像」、しっかり読んでしまったり。彼女の作品ではアレが一番好きです。天使のアレは長すぎて未トライ。

さて、明日は先週の金曜のリベンジです。ハンブルクです。
一泊してきますー☆

2005/01/29(土) アウシュビッツ60周年
ネトのヤホゥ見ていたら「YKKトリオは終焉している」とのニュースが…。プリンス…!!
ていうかこの記事、首相との関係がどうのよりも、私としては「山崎さんとは毎日のように電話で連絡を取っているが」の箇所に大注目ですよ。
何ですかそれは。らぶらぶじゃないですか。たっくんとプリンス。
やはり落ち武者同士、積もる話はたっぷりあるということでしょうか。

まぁ日本のことはもはや容易にコメント出来ないほど私は遠いのですが、ヨーロッパでは今週アウシュビッツ60周年だとかで、あちこちのテレビ局で特番がやっておりました。
私はニュースをちょろっと見た程度なのですが、プーチンさんがかっこよかった…!…じゃなくてですね、やっぱりドイツは未だ大戦後の責任から逃れられていないんだなぁとしみじみと思ってしまったわけです。

しかし大量虐殺の罪が消えないのはともかくとしても、それが延々と語り継がれるというのは、やはりアメリカの資本がユダヤ系によって支配されているからで、ああいった「ドイツ=悪」という構図は全てこの60年間、アメリカの力によって大々的に宣伝されてきたんだということを知っておかなくてはなりませんね。

ていうかドイツが悪だったとするならば、現在のイスラエルの状況はいったい何なんだと。
イスラエル・アメリカの中東に対する現横暴は一説には石油利益のみならず、紀元前586年の「バビロン捕囚」にまで遡るといわれていますが、なんというかもうコメントしようがないというか…。ていうかもうアホかと。バカかと。何時の話をしてるんだと。
京都の町並みを守った国が今バビロンの遺跡を大量に破壊している…というのは知る人ぞ知る有名な事実ですが、そういったつもりに積もったユダヤの恨み辛みが現代社会の秩序を崩壊させているかと思うと、今回のアウシュビッツ60周年式典もただ単に「可哀想」とか「なんて残虐な」とかそういう言葉は言えない訳です。

そもそもドイツを批判しているヨーロッパ諸国にしたって、どこの地域においてもユダヤ迫害は中世からずっと続いていた“悪習”だったわけで、それを今更ドイツだけ責めるというのも不条理ではないかなぁと。
まぁ「間が悪かった」と言ってしまえばそれまでなんですがね。
間の悪さでいけば日本と良い勝負です。

そういうわけで何だか今回はえらいまともというか真剣な日記(これが日記と呼べるのか?)になってしまいました。いや、でもドイツにおけるユダヤ問題はあまりに一方的で…ねぇ?
なごませるためにマウス写真でも。下の続きです。

2005/01/28(金) ハンブルクが憎い
今日は友達を空港まで見送りに行ってきました。…ハンブルクまで…。
いや、ハンブルク、近いですよ?1時間半以内で着きますよ?でも朝6時起きはちょっと辛すぎじゃありませんか。
何でハンブルク空港のチケットなんて取ったんだー!しかも出発は12時半なのに何故にそんなに早く行こうとするのか友達よ。
まったくもう、これが最後の別れだったのでしぶしぶ行きましたが、正直辛かったです。
しかも友達ときたら家族へのお土産などを大量に購入していたため、荷物が尋常でない重さに。アエロも何で荷物制限30キロとかにするんだ。もっと軽く設定してくれれば私が困らずに済んだのに…手伝う身にもなってください…。
さらに着いたら着いたでまだアエロのチェックインゲートが開いてないし、開いたら開いたで受付の人グミ食べながら荷物チェックしてるし。しかもすごいのろい。ええ、別にHaribo食べても良いですよ?仕事中以外なら。いや、仕事早くやってくれるんなら。ねえ??

全く大変な一日でした。
一日中雪降ってるしね!ドイツは基本的にパウダースノーだから許せますが、それでも雪の中大荷物抱えて歩くのはなかなかイヤなものでした。
午後はハンブルクの友達と会う約束をしていたのですが、眠さに負けてギブアップ。早々に帰宅したダメな私でした。

来週リベンジにまたハンブルク行こうかな…。

2005/01/27(木) 中世キリスト教世界
毎週木曜日はザ☆マニヤック中世史の講義があるのですが、今回のテーマは久々に大ヒットでした。
『中世のBussbuecher(贖罪書)』。講義が始まっていきなり「Busse」とかいう見知らぬ単語が出てドッキリでした。
一瞬「Busbuecher」(バス書)かと思ってしまいましたよ。てか「贖罪」なんて単語知りませんって。

出だしからこんな感じでしたので、内容ももうマニヤック単語ラッシュ。
「蛮行」やら「(聖職者ではない一般の)平信徒」やら「性的不道徳」やら、和独で引いたら間違いなく見つけられない単語の嵐でございました。
あ、「Inzest(近親相姦)」は分かったかな!分かってしまった自分がイヤですが。でもこれって英語と一緒じゃなかったかな。(現在英語に激しく自信がないので何とも言えませんが)
ちなみに近親相姦は7年以内の贖罪が必要だそうです。
他にも「同性愛」やら「獣姦」やら危ない単語が一杯☆
講義に来ていた皆さんも苦笑いながらの進行でした。

とにかく中世はキリスト教が絶対的な力を持つ中で、性的な事柄が全て厳しく禁止されていた模様です。
酷いと、男の人が女の人の体に触ったり話しかけたりするのも「軽罪」として贖罪を受けなければならなかったりで、何だか大変そうな感じです。
まぁ贖罪もパンと水だけの断食贖罪とか色々あったそうなので、どれだけ辛いのかはちょっと分からないのですが。

そんな背景があってこそ、性に対してフランクすぎる現代ヨーロッパがあるわけなんですね。
…そんなこんなでヨーロッパはやっぱり異文化だなぁと思った私でした。

2005/01/26(水) Studiengebuehen(学費)
7日の日記にも書いたと思いますが、いよいよドイツでも大学の学費制が施行されようとしています。
そんなわけで今日はドイツのあちこちで学生のデモ。
私の街でも大学や町中でデモをしている学生たちが見受けられました。
おかげで路面電車やらバスやらの時刻が狂いまくりで大変なことになってました。
この寒い中、たかだか半期6万円ごときのためにデモをするのもむなし…ご苦労様という感じですが、まぁおそらくデモくらいでは政府は動いてくれないでしょうなぁ。

でも確か一年以上ドイツの街に滞在している人(ドイツ人も含む)は街から100ユーロあまりのお金が出るはずなので、それを貰った人は文句は言えないかと思うのですが…デモの人たちは貰ってないんでしょうか。(ちなみに私は貰ってない)

昨日は久々にハンブルクの友達に会ったりで、一日中外に出ずっぱりで疲れました。

2005/01/24(月) 米(アメリカではない)
ちょっぴり寒波が押し寄せているドイツです。
各地で大雪被害が出ているらしくテレビのニュースを見る限りなんだか大変そうです。
しかし幸いなことに北ドイツはちらほらと雪が降り積もった程度で後は晴れ間の覗く良いお天気となりました。
まぁ気温の方は日中最高気温0度とかでアレでしたけどね!

あんまり毎回呼ばれる側なのもイカンので昨日は友達を招いて料理を作りました。
ま、私の腕では大したものが作れないのは明白なのですが、せっかくなのでお手軽☆鮭チャーハンしてみました。
「これは日本の代表的な家庭料理だよ!」とうそぶく私の笑顔はとても輝いていたと思います。
しかしお手軽とはいえ、6人分のお米を炊いたのは初めてなので上手く炊けるか大変不安でした。なんと言っても炊飯器がありませんので鍋勝負です。
途中何度も蓋を開けて確認したい衝動に駆られましたが、昔の人の言い伝え通り赤子が泣いても取りませんでしたぞ。
それが幸いしてかちゃんと炊けて良かったです。何かもう気分は飯盒炊飯ですよ。一人キャンプですよ。

まぁ、しかしながらこの言い伝えはどうやら日本だけのようで、他の国の人はご飯を炊く途中思いっきり蓋開けてぐるぐるかきまわしたりしてますのでケースバイケースな感じもしますが。

とにかく言いたいことは世界にはお米を炊くときサラダ油を入れたりするんだよ、ということでしょうか。

2005/01/22(土) 晴れた。
今日は久々に晴れ目が。う…嬉しい…!
何か最近一段と天気に一喜一憂するようになってしまいました。

せっかくの晴れの日なので友達とお買い物に。
一週間後に一時帰国する友達は大ハリキリで家族やら親戚やら大学の教授やらのお土産を選んでいました…って大学の教授までにお土産あげるってどうよ。
しかもお土産といってもチョコレートとかそんなお菓子類じゃなくて革のジャケットとかですよ。あり得ません。
ウズベキスタンではそれが普通なのでしょうか。

しかも家族への分も半端じゃありません。
コートやら服やら靴やら…さらにこっちの友達の分まで持って行くらしいので相当な量になっていました。
アエロフロート(飛行機)の荷物重量制限は30キロらしいのですが、私の見る限り間違いなく重量オーバーな量を買い込んでいます。
大丈夫でしょうか、この人。

しかしアエロとはなかなかです。モスクワ経由なんだとか。
私はまだアエロ未トライなのでちょっと乗ってみたいです。でも噂ではアエロのパイロットは空軍出身だとか…うわぁ、デンジャラス。

そういえば今日はひょっとして能條純一さんの誕生日じゃございませんか。おめでとうございます。

2005/01/21(金) ドイツのスラム面
昨日に引き続き再び今日も嵐。ヤフードイチュで週末・来週の天気予報を見たら何やらどの日も雨マーク…がくり。
テレビの天気予報も波浪注意報な感じでイマイチのドイツです。

今日は講義もなくぐだぐだしてました…ってこれ先週の金曜日も同じ事書いたよね!
しかしあまりだらけるのもイカンと思い街へ買い物へ。
今回は中心部からちょっと離れた微妙にスラムな地域へ足を運んでみましたよ。
いや、スラム街といっても別にそこまで危険な所ではないのですが、飲み屋さんが多く、その気になればドラッグもあっさり買えてしまうアレな場所です。
そうそう、ドラッグといえば、こっちはマリファナ合法のオランダが近いせいか、とても安価で買えるそうです。
聞くところによると日本の10分の1。うーん、さすが2時間足らずでオランダに着く街だけあります。
そういうわけでドイツの若者は結構ドラッグをやっていたりします…まぁ当然の結果ではありますが。

住むと色んなところが見えてくるのは良いことなのですが、ドイツに住んで丸1年…なんかドイツが先進国に思えなくなってきたのは何故でしょうか……こ、これはうちの街が田舎だからなの…?!
いや、ドイツ、嫌いではないんですけどね。

というわけで脈絡もなくDDRの資料とエッグチョコの画像でも。

2005/01/20(木) 天気が悪い。鬱。
気が付けば外が嵐になっていてビクビクしてみたり。

持っていた腕時計が電池切れで動かなくなりました。切ない。
電池交換に時計屋さんに行こうとしたら、某友人が
「ボクにまかせろ。ボクはUhrmacher(時計製造者)だ!」
などと意味不明なことを口走るので交換に行けずにいます。
確かに彼は時計が大好きでよく文字盤を改造したりして遊んでいます。聞くところによると以前バイトで時計を作っていたとかどうとか。
前は大工のバイトしてたらしいし、つくづく多趣味です。
この間などは彼のお手製☆某要人の肖像入りROLEXとか発見しちゃってびっくりでした。

というわけで、現在時計代わりにしているのはもっぱら携帯画面。
携帯といえば、ドイツ人はマナーモードにしてる人がほとんどいません。電車でもバスでも皆さん平気でしゃべります。
私は他人の着信音があまり好きではなく、日本では常にマナーモードにしていたような気がするのですが、こちらに来てさっぱりマナーモードにすることがなくなりました…。
(授業中はさすがにマナーモードですが)
ドイツは騒音にうるさい国だと聞いたのですが、携帯の音にはあまり関心がないんでしょうかなぁ。謎です。

2005/01/18(火) ジャガイモ大国
買い物に行ったんですよ。デパートに。
そしたら『冬の破格セール!』みたいなのがやってて、服やら雑貨やら色んなフロアの品々…まぁぶっちゃけ売れ残りが半額以下で売られてたんですよ。
それでぶらぶらと安売りされてる服を見ていたんですが、ふと見た目派手なブラウスがあって、手に取ったんです。
何の模様なのかとよく目を凝らすと、何やら文字が書かれてるじゃないですか。

………。
「……辺利医……?」
瞬間的に私は、ああ、これはきっと中国流行のヨーロッパでよくある漢字をデザインにしたブラウスなんだな、と思いました。
そういう服の模様とされている漢字は大抵意味を成さないものばかりなので、それもこういった類のものだと推測したわけです。
…が。

「……絵里花?」
よく見ると少し離れた所には「都夢」…。

…こ…これはもしや…っ…人名………?!

てか日本語読みですか!
しかもエリカはともかく、トムとかヘンリーとか英語なんですが何ですか、このブラウス、ドイツだけじゃなくグローバルで売られてたりするんですか。
何かもう、どう突っ込んでいいのかわかりませんよ、私。

しかもそれだけにはとどまらず。
その隣の鞄スペースにはピンクの花柄模様を押しのけるように描かれたお経のような日本語散文柄鞄が。
さらにその鞄、もっとすごいことに「慇懃な〜が失礼でなければ〜」とか何かイヤな日本語がひしめいている上、それに覆い被さるようにでかでかとアラビア文字のプリントが。
原色ピンクの激しい鞄に日本とイスラムの文化が融合した瞬間を見てしまいました……。
制作の時点で何故誰も止めなかったのか疑問に残る逸品です。
まぁ売れ残っていたので幾ばくかの余地はあるとは思われますが…。

あまりにもシュールすぎる国ドイツ。
イモ文化から脱する日はまだまだ遠い…。

1月絵日記の続き


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