普魯西日記
−ときめき☆プロイセンダディダ−
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2007/11/02(金) 蟻地獄の中で砂を掻きつつ
修論テーマで担当教官と熱論を交わしてみたり、かつての母校の学祭行ってみたり、なんとなく安部公房読んで衝撃を受けてみたりとさりげなくリア充(笑)してるヒロムです、こんばんは。
ていうかリアル生活が忙しくてサイト更新する気力が…す、すみません…!!

大学祭は楽しかったですよ。
在校生の時ですら行ったこと一度しかなかった学祭ですが、なんだかんだで楽しかったです。
いやー、一番面白かったのはお化け屋敷とかどんだけだよ、って話ですけど、お化け屋敷面白かった。
ヒロムさんはあんまり怖いのが好きでないので普段遊園地に行っても(いや殆ど行くこともないですけど)そういう類のものは入らないんですが、学祭とかそういうちょっとした、驚かす仕掛けのものって面白いですねぇ。
勉強になりました。ま、ちょっとはしゃぎすぎでしたかね?はは。

そういや恐怖といえば、読んだんですよ、安部公房の『砂の女』を。
これはそこはかとない恐怖がありましたね。『世にも奇妙な物語』かなんかでドラマ化されてそうな…てか実際映画化もされているようですね。
映画の方も冒頭部をちらっと見たのですが、岸田今日子さんがなんとも「砂の女」に相応しい。
いやー、すごい女優さんだ…。「ムーミンの声の人?」とか言ってる場合じゃなかった。
話の内容に関してはぐぐっていただけると分かるのですが、これは読めば読むほど深い話ですねぇ。
人生なんてムダの積み重ね、それこそ蟻地獄の中でひたすら続ける砂掘りなのかもしれません。

この本はかつての共産圏、旧ソ連辺りで沢山翻訳されたそうですが、それも頷けますね。
作者がこの話の中で「労働は意味の無いところにこそ、意味がある」みたいなことを語るのですが、人間なんて所詮傍目からみれば狭い世界でこせこせと意味のないことに従事する小さな存在なのかもしれません。

…ウムゥ、今日は結構まともなこと書いてますね。
いや、それにしても安部公房の小説がこんなに面白いとは思いませんでした。
普段小説というモノをさっぱり読まないヒロムさんですら感動したので、未読の方は是非読まれるとよいかと思われます。さすがノーベル賞候補と言われただけある作品でございました。
てか大江とかよりよっぽど面白…ゲフンゲフン。
大江さんの文章は「試験問題として出る」というイメージしかない…


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