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2007/03/28(水)
めざせ魔性の女…?
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毎回漫画の話で恐縮ですが、最近は日常生活の話などむしろ忘れたい感じなので漫画とか漫画とか漫画の話でもしたいと思います。 こう何度も漫画の話してるとまるで私がものすごいオタクみたいですね。 まぁオタクで無い、とは断言できないのでそれでもいいです。
最近読んだ漫画一覧: 『エマ』森薫 全7巻 『Jの総て』中村明日美子 全3巻 『哭きの竜・外伝』能條純一 3巻
…なんていうか…何の統一感もないセレクトですね(笑)
『エマ』は通しでガーッと一気に読んだのですが、うーん、綺麗に終わったようで何よりです。 それにしてもこの時代のイギリスはなんとも華やかですね。 ついこないだまでヴィクトリア時代の小説を読まされていましたが、やっぱこの時代ってとにもかくにも「身分」なんでしょうかね。 ギャスケルでもギッシングでも身分でどうたらこうたらもめた恋愛小説があったなぁ。
『Jの総て』…これはなんでしょうか、面白かったんですが、が…なんだか色んなもののデジャ・ヴが…笑 『風と木の詩』と『トーマの心臓』を足して2で割ったような、しかもそれでいて獣木野生PALMシリーズをも彷彿とさせるような…。 私としては初期のPALMシリーズに雰囲気が似ていると思ったんだな。 人物の心理描写とかマイノリティ視点とかそういうサブカル的部分にどこか共通点があるような気がします。 PALMといえば今『WINGS』に「蜘蛛の紋様」が連載されてますね。 以前ちょろっと立ち読みしたんですが、カーター先生の過去話なんですかね?ちょっとときめいてしまいました。 ひたすら不幸なカーター先生がステキです。 いや、なんだかんだでPALM好きなんですよね…作者はアレですが(すごい失言)
で、話を元に戻しますが、『Jの総て』、なんだろう。エログロ耽美?とかそういう系列かな。 私としてはかなり面白かったと思います。 最終巻はとにかく絵が綺麗ですね。Jもポールも最後はオトメ路線まっしぐら…まぁでもハッピーエンドで良かった良かった。
そして最後の『哭きの竜』ですが… なにこれ。もう薫兄貴可愛すぎ。思わず最大フォントですよ。
萌えだ。これぞまさに能條界の萌えだ…!! 2巻あたりからうすうすそんな感じはしてたけど、薫の兄貴、やんちゃ系年下攻めですね!?そうなんですね!? ナレーションとかもう薫×竜が全面に押し出されてて、もうヒロムさんのハートはドキドキですよ。
「堤薫は竜がなぜかいとおしく思えて仕方がなかった…」
とか
「月は見ていた…堤薫…そして竜 この二人の漢が危うい糸で結ばれていく様を…」
とかホントもうなんですか、私をたぶらかそうったってそうはいきませんよ?!(何を言ってるんですか?) しかし竜の魔性の男ぶりは恐ろしいですね。二人の男を天秤にかけて…全くもう。 今回は音無の兄貴の活躍が少なくて残念でしたが、今後は色々はっちゃけてくれることを期待しています。 のう、サンピン!!(←この台詞がお気に入り)
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